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積み上げ思考と逆算思考の取捨選択

目標達成に向けた思考方法の代表格として「積み上げ思考」「逆算思考」が対極的な存在として語られることが多いです。

■積み上げ思考:ゴールを決めず、物事を進めて積み上げたものから成果を形作る思考法。
逆算思考:目的を先に明確にして、目的達成に向けて効率的に作業を進める思考法。

ここはバランスの話に行き着きます。要するに「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということ。どちらが正しいという訳でもない。

何よりも個人の特性に応じて決めること。こちらの方が重要だと思います。今回は両者の思考法と自分の話を中心に書くことにします。


自身に置き換えて書いてみる

早速の個人的な感想ですが、自分は「積み上げ思考」の方が性に合うタイプ。最終的な姿を明確に持ち合わせていないところがあります。

どちらかと言えば、現状を踏まえて将来を見据える方がラクです。将来の姿と言われても「知らんがな!」と思うことも多い。

理系出身でありながら、何かと現在の雰囲気や感情で決めることが多いので、そこも含めて、積み上げ思考の方が強い体質だと捉えています。

何事にも弱点はあるもので、積み上げ思考にもそれはあります。よく語られる内容として、ゴールの設定をしないから、大きな飛躍が期待できないということ。

逆算思考は、ゴールを決めてしまえば必死に努力できますが、積み上げ思考は、適宜対応の形をとるため想定の範囲内で終わることが多い。

こちらの記事は逆算思考のプロセスを主に説明しているので、逆算思考を知るには良い記事だと思います。コツのひとつは、明文化とセットで数字を決めること。そうした方が行動も起こしやすい。

ただ、私の場合で言えば、目標(ゴール)は進めながら柔軟に決めてたいと考えているので、積み上げ思考の方が個人的には良いと考えています。

逆算思考の必要性を感じた話

一方で、逆算思考の必要性を感じる部分も確かにあります。その辺でひとつ記事を紹介します。

私は過去にバイト(塾講師)で子どもに勉強を教えていた時期があります。そのこともあり、不登校という視点で「積み上げ思考」「逆算思考」を考えるのは良い機会ではありました。

学校で習うことの中には、将来的に役に立つとは思えないことも多いです。数学の方程式や物理法則の話は典型例かもしれません。

私も子どもたちから質問されたことがあります。将来の選択肢を広げるためとは言いますが、これも「積み上げ思考」の前提があります。目的ありきの「逆算思考」から見れば、相当にキツいかもしれません。

上記で紹介した記事は学校教育(不登校問題)がテーマです。実は不登校になる学生は「逆算思考」の傾向が強いかもしれないとのこと。この分析は大いに納得できました。

目的が前提にある逆算思考においては、一緒に目標(ゴール)を考える姿勢もまた大切ということ。

この辺はバイトの頃はできておらず、後悔が残る部分でもありました。単に勉強を教えるだけに終始してしまうと、不登校をはじめとした根本解決に寄り添えない。そんな気づきがありました。

おわりに

冒頭に書いた通り「積み上げ思考」「逆算思考」は最終的にはバランスと個人の特性の問題だと思います。私の場合は「積み上げ思考」の方が強いので、そこはある種の前提です。

一方で「逆算思考」が役立つ場面も大いにあります。ブログも結論を決めてから書いた方が早い場合が多いですし、仕事も結論から入る場面が全然あります。

最後に、最近は「逆算思考」が神格化している印象があり、少しばかり疑問を感じています。個人的には絶対普遍な物事は存在しないと考えているので、時流に合わせて変える姿勢も必要だと思うのです。

これは目標を全く決めないこととは違います。ある程度の明確な自分を持ち、常に臨機応変に変わり続けていきたいです。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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