西和人/Archlife

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Archlifeというサイトを開設しました

2013年の6月、息子が生まれたと同時に8帖一間の自宅の一角で建築の設計事務所を立ち上げました。 多くの方々に支えられ、建築を楽しみながら日々を過ごすことができています。感謝感謝です。 何かを建築するという行為はとても大変で、そして、とても楽しい行為です。 その事を多くの方に知っていただきたいなと思っています。 それが伝わるプラットフォームを持ちたいなと考えこのサイトを立ち上げました。 設計事務所のサイトは作品の紹介が主なものが多いと思いますが、ここでは自分の携わっ

    • youtubeの登録者が1,000人を超えました。

      コツコツと続けてきたyoutubeの登録者が1,000人を超えました。 設計事務所の仕事の様子の配信と同時に、一般の方々にも建築をより身近に感じていただきたくて始めたyoutube。 様々な方々に支えていただき続けてこれることができました。 本当にありがとうございます! これからも、ゆっくりとになりますが配信の方続けていきますので、ご視聴いただけると嬉しいです。 今後とも、宜しくお願いいたします!

      • 新建築住宅特集掲載

        新建築住宅特集に「能美の高床」という作品名で自邸が掲載されました。 この号の特集は「内と外の親密な関係」。 この家のピロティー空間がテーマに合うということで連絡いただき、掲載に至りました。 住宅特集は、学生の頃からずっと読み続け、憧れを抱いていた建築紙。 この雑誌に載ることで、多くの建築関係者の目に触れることは、緊張することではあるのですが、掲載は素直に嬉しく思います。 自邸づくりのyoutube配信もこれで終了。 動画の方、ぜひ、ご視聴下さい!

        • 空き家の活用をこれから考えていくためのメモ

          空き家に関して議論する上で、必ずと言っていいほど引用されてきたのが、野村総合研究所が2015年に出した空き家率予測での資料。 そこでは、問題が今後急速に深刻になり、2033年には空き家率が30%に近づくというものでした。 ただ、結果的には2019年に発表された同社の資料によると、2018年には空き家数が1000万件に達するとされていましたが、最終的には846万戸におさまったデータが出てきています。 これは建物の除去率が、大きく上昇したことが資料からは見えてきますが、人々

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          柔らかな北側採光を取り込む

          砺波の家7/ 建物を計画する際、日光をどのように建物内に取り入れるかを常に意識して計画しています。 採光計画の基本は、日当たりの良い南面に開口部を集めることですが、それが叶わない場合も良くあります。 その際有効な考え方の一つに北側採光が挙げられます。 太陽の光は、太陽からの直接の日射量の直達光と、雲やちりなどに反射されて地上に到達する散乱光に分ける事が出来ます。 晴れた日に日陰に入っても十分に明るいのは散乱光のお蔭です。 北側採光ではこの散乱光を積極的に受け入れられるよ

          柔らかな北側採光を取り込む

          人と環境の流れを同時にデザインする

          砺波の家6/ 家に居ながらも柔らかな光と吹き抜ける爽やかな風を感じられること、そうした環境は住まう人の心を豊かにし、より快適な生活環境をもたらします。 そういった意味でも、開口部の位置や形状、大きさ、そのディテールはとても重要になってきます。 単に南面だからといって大きな開口部をとってもプライバシーが保たれずにカーテンで閉ざされてしまっては意味がありませんし、景色が綺麗でも騒音に悩まされる環境だと快適であるとは言えません。 例えば景色と音環境が釣り合わないのであれば、思い

          人と環境の流れを同時にデザインする

          丘に架かる橋のような建築

          マリン群庁舎/1 カリフォルニア州マリン郡のサンラフェル。この小さな田舎町の丘陵地帯には、見たこのもない巨大な建築物が建てられています。 その建物の模型写真です。 上から見ると、この町にある3つの丘に橋を架けているように建っているのがわかると思います。 全長450m。 この建物は丘と丘をつなぎ、二つの谷(道路)をまたぎ、土木的スケールで雄大に立ちながらも、緻密なディテールをはらみ、建築としてのスケールも失っていません。 大地に対し限りなく水平に建つその姿、曲線を多用した外観デ

          丘に架かる橋のような建築

          発想の柔軟さが、広がりを生む

          砺波の家5/ 玄関から土間通路、書斎、勝手口まで続く土間通路。 奥の勝手口の扉を開けるとすぐに裏の道路につながります。 玄関と言いながらもここは靴を脱ぐ場では無く、土間通路と言いながらもそこはリビングの延長、縁側のような場所であり、書斎と言いながらも土間通路の延長であり勝手口である。 玄関や書斎、呼び名だけでイメージしてしまう一般的な空間の印象を一度取り去り柔軟に考えていくことで、空間は大きな広がりと可能性を生みます。

          発想の柔軟さが、広がりを生む

          回遊性ある動線計画

          ロビー邸/2 ロビー邸の建物計画では、1階にはビリヤードルームと娯楽室を配し、メインのリビングは2階に配され、景観を眺め渡せると同時に、外から覗き込まれないようにもなっています。 リビングとダイニングのスペースはゆったり造られ、それを隔てるように中央に暖炉が設置されています。 本来壁に付けられていた暖炉を中央に配することで、中心性を作り出しながらも、行き止まりのない、回遊性のある導線を実現しています。 アートガラスの窓やドアを配することで、壁面は装飾を施したスクリーンとなり

          回遊性ある動線計画

          敷地を読む。

          砺波の家4/ 住宅計画では、平面から断面、構造や開口まで、その成立に敷地環境が大きく起因してきます。 それは、街とどのように繋がっていくかを考えていく行為であると同時に、繋がろうとしながらも譲り合い、協調していく姿勢でもあります。 砺波の家の北面には大きな桜の木をたづさえた、広い公園が広がっています。 私生活を守りながらもこの公園と繋がる配置計画を重要視しながら計画を考えていきました。 結果的に形成されたのは、プライバシーを守りながら大きな木を前にしてリビングを設置すると

          敷地を読む。

          プレーリースタイルの理念と原型

          ロビー邸/1 フランク・ロイド・ライトらしい水平ラインが強調されたデザインの代表作であるロビー邸。 屋根を低く抑え、建物が地面に水平に伸び広がる設計手法を、ライト自身はプレーリースタイル(草原様式)と名付け、呼び続けました。 モダニズムの台頭に贖うように、プレーリースタイルの目指すところは、建物の形を単なる四角い箱から開放し外部の空間とつなげていくことでした。 ロビー邸はこの理念が純粋に叶えられており、プレーリースタイルの原型とされる住宅です。 ライトの故郷、ウィスコンシ

          プレーリースタイルの理念と原型

          プロポーションを整える

          砺波の家3/ 設計者として重要な役割の中に、「寸法を決める」ということがあります。 この寸法によって、建物の高さ、部屋の大きさ、屋根の勾配、天井の高さなどが決まってきます。 さらに、細かく見ると、屋根の厚みや軒の出、幅木の厚み等建築に関わる全ての物質の寸法を決めることも設計者の重要な役割です。 この寸法にはこれだという正解はなく、個々人の設計者に委ねられている為、例えば同じ間取の建物でも受ける印象や雰囲気がまるで違う建物として現れてくるものです。 平凡な間取りでもキレの

          プロポーションを整える

          ユニバーサルスペースに広がる秩序と自由

          イリノイ工科大学クラウンホール3/ 内部に入ると柱、壁のない均質空間(ユニバーサルスペース)が広がります。 最小限のパーティションのみで仕切られた67m✕37mのワンルームはとても広く、その中でのある種の行動の自由が溢れていた。 基本的には製図室だが、展示やコンサートなど多目的な利用を可能であるとのこと。 音質環境も良く、響かず、この広さが個々の雑音をかき消してくれる。 教育現場としての効率性と経済性、そこに組み込まれた柔軟性への明確な言及、 一つの空間の中で、先生も学生も誰

          ユニバーサルスペースに広がる秩序と自由

          軒下空間を見直す

          砺波の家2/ 建物正面に広がる奥行き5mを超える軒下空間。 この空間は、住人のみでなく、地域の人々にも開放され、公園の東屋のような憩いの場として、また、積雪時などは自家用車を守るカーポートとしてもこの空間は活用されています。 軒下空間を見直す。 実は軒下空間は、日本が急速に失っているスペースの1つです。 建築基準法の建ぺい率の問題で、外壁から1m以上張り出す屋根は面積に加算されてしまうので、屋内の面積を狭くしてまで軒下スペースをつくろうという人はなかなかいません。 もちろん

          軒下空間を見直す

          地域に新たな建築を根付かせる

          富山県砺波市に計画した住宅です。 敷地は住宅街の中でありながらも、東西面を道路、北面を公園に囲まれた良好な環境の中にあります。 関東に住まいを持つ施主は、故郷であるこの地に新たな終の住まいを建てることを決めました。 富山県砺波市は典型的な日本海側気候です。 年によりばらつきはあるものの、冬には積雪も多く1年を通し曇天の空模様が多く広がります。 この環境から朗らかな生活を守る建築、また、この地は施主の故郷ではあるものの、住むことに関しては初めての地であるということも伺っていたた

          地域に新たな建築を根付かせる

          おおらかな大地と建築が支える未来

          「ラコリーナ近江八幡」再訪。 自然と建築の間をどう架橋するのか−藤森照信−。 屋根が芝生に覆われ、山から切り出した皮をむいただけの柱が並び、壁に泥を手で塗った仕上がり、 中心に設置された田んぼ。 大地が隆起してできたのか、丘が整理され作り上げられたものなのか。 全貌は明らかに普通じゃないけど心に染みて、不愉快さを感じない(其れがどれほど難しいことか)。 まだ新しいはずなのに、どこか懐かしさも感じる。 前回来た春先の頃よりも、山々は緑に覆われ、さらに風景に溶け込む。

          おおらかな大地と建築が支える未来