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健康情報を使いこなすためのヘルスリテラシー続編
ヘルスリテラシー記事第1弾の振り返り
ヘルスリテラシーとは、健康情報を獲得し、正しく活用するスキルであり健康を維持・促進する能力のことでした(参考文献・参考資料①)。
本記事では、前回ご紹介した基本的な読み書き能力である機能的ヘルスリテラシーを基盤に、より高いスキルである伝達的・批判的ヘルスリテラシーについて分かりやすくご紹介します。
また、ウィズコロナ時代における信頼できる医療情報の集
健康情報を使いこなすためのヘルスリテラシー入門編
正しい健康情報を見抜く力が長生きに繋がる可能性があります
皆さんは、新聞やテレビ番組、インターネットなどの健康情報を正しく理解できるという自信はありますか?
日本人における健康志向は比較的高く(参考文献・参考資料①)、メディアでは食、運動、睡眠、サプリメントと様々な健康関連情報が飛び交っています。
少子高齢化や財政状況から病気の予防や健康長寿には、自身による健康管理が重要と考えられていま
梅雨の時期でも大丈夫!家の中での効果的な運動法をご紹介!
お家でも効果的な運動できないかなぁ
外で運動するには難しい季節となり、家で過ごす時間が増えた一方、これまでの屋外での運動習慣が無くなってしまった方は少なくないのではないでしょうか?
外に出る機会が減って運動習慣を失ってしまったそこのあなた!
自宅でどんな運動をすればいいか分からないそこのあなた!
この記事では2020年に報告された最新の論文を踏まえて、自宅でも実践できる効果的な運動方法
高齢者のフレイルー婚姻状況が大切?ー
【Point 1.】他人とのつながりは、フレイルの予防に大切であると考えられている
【Point 2.】未婚の方と比較して、既婚の方はフレイルの可能性が低いことが示された!
【Point 3.】未婚だとしても社会的な繋がりを維持することでフレイルから身を守ろう
フレイルに既婚/未婚は関係があるのだろうか?
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に合わせて、フレイルの予防として「人との関わり合い
コロナ禍で体力の衰えを感じた人は活動量が低下している?
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、世代を問わず活動量の減少が懸念されています。
緊急事態宣言中の活動量の低下は明らかですが、宣言解除後はどうなのでしょうか。
【Point 1.】緊急事態宣言中に低下してしまった活動量は、宣言解除後速やかにもとに戻すことが望ましい
【Point 2.】日本人中高年者において宣言中に活動量が約30%減り、体力の衰えを感じている方は宣言解除後も活動量が減って
活動量との関連から「ソーシャル・キャピタル」の概念を紐解く
【Point 1.】ソーシャルキャピタルとは、社会的なつながりを概念化した用語である
【Point 2.】このような「社会的なつながり」は身体活動量と関連することが分かった!
【Point 3.】自身のもつネットワークのつながりを意識していこう!
ソーシャルキャピタルという言葉をご存知ですか?
専門家の間では最近よく耳にするようになったこの言葉。あなたはどのように解釈していますか??
平
サルコペニアの新たな定義と指標!ーヨーロッパからの最新の報告ー
※ 本記事は2020年 9月24日に加筆、修正を行いました。
Point 1.先日、2010年に発表されたサルコペニアの定義や基準が改定された
Point 2.新たな指標として、椅子の立ち上がりテストやTUG、400m歩行などが加えられた
Point 3.サルコペニアの指標は多くあるが、環境や対象者に適したものを使えると良い
2018年に、ヨーロッパのサルコペニアの定義が改訂されました!
近年話題の"フレイル"-高齢者施設での有病率は??-
Point 1.フレイルは日本語で「虚弱」を意味し、様々な問題を抱えやすく、健康障害を招きやすい状態を指す
Point 2.過去に報告された論文を統合した結果、高齢者施設の利用者の約半数がフレイルな状態であった
Point 3.まずは自分や身の回りの人がフレイルな状態かどうか、簡単にチェックしてみよう!
以前ご紹介した「老衰や虚弱を指す言葉「フレイル」-実は身近な人もなっている??-」で、フ
高齢者が定期的に運動すると運動機能は良くなる??ー28の論文からー
Point 1.運動には身体を丈夫にする以外にも、様々な効果があると言われている
Point 2.28の論文をまとめた結果、定期的な運動は高齢者の運動機能を改善させることが明らかとなった
Point 3.買い物や家事なども「運動」の1つと考えて、普段の運動量や運動時間を気にしてみよう
みなさんやみなさんの周りの方は、定期的に運動を行っていますか?
定期的に運動を行うことは、身体を丈夫にする
数日間寝っぱなしだと筋肉の質が下がる!?ー健常成人を対象とした検証ー
Point 1.寝っぱなしの状態が続くと、わずか数日間でも血管や脳などの部位に変化が生じ、機能が低下すると言われている
Point 2.若年男性を対象とした検証から、数日間寝っぱなしでいると筋肉が細くなり、質が低下することが分かった
Point 3.1日に1度でも良いので、散歩やランニングなど、身体を大きく動かす習慣を取り入れてみよう
寝っぱなしの状態が続くと、たとえたった数日間だったとして
筋力トレーニングは高齢の糖尿病患者に有効??ー8つの論文の結果からー
Point 1.糖尿病患者では、生活習慣を改善して血糖値を下げることが望ましい
Point 2.優れた8つの研究をまとめた結果、筋力トレは血糖値を改善させることが明らかとなった
Point 3.血糖値をコントロールするためには、徐々に負荷を上げて筋トレを行うことが効果的かも
糖尿病は、生活習慣病のなかでも特に重要な病気のひとつです。
糖尿病の原因には様々なものがありますが、主な原因として栄
運動不足を改善すると体力だけでなく心臓の機能も改善する?!ー2年間の検証からー
Point 1.日頃から運動不足だと、体力や心臓の機能が低下していくため心不全などになる危険性がある
Point 2.有酸素運動を2年間行った結果、運動前と比べて体力や心臓の機能が改善することが分かった
Point 3.「楽しい」と思えるような運動を継続して行えることがポイントである
みなさんは日頃から運動をしていますか??
運動不足は筋肉が衰えていくだけでなく、体力や心臓の機能が低下して