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読書感想文集

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徒然なるままに書く読書感想文。基本的にネタバレは無しで、ネタバレする時は事前に予告します。
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#読書の秋2021

読書感想文(96)さくらももこ『もものかんづめ』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久しぶりにさくらももこさんのエッセイです。
前に読んだのはいつだったかな……と思って記録を遡ってみると、なんと去年の8月でした。
つい最近読んだつもりだったので驚きました。
時の流れの速さを感じます。

感想今回も楽しく読みました。
さくらももこさんのエッセイはとにかく面白いんですよね。

漫画のネタには毎回悩まされ

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読書感想文(95)星新一『ひとにぎりの未来』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は星新一のショート・ショートです。
金子みすゞの詩と同様、星新一のショート・ショートも毎日少しずつ読み進めていました。
この『ひとにぎりの未来』は全部で40編の作品が収録されています。

感想たくさんある星新一の作品の中で今回これを選んだのは、「番号をどうぞ」という作品を読みたかったからです。
これは小学生の時に読んだ

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読書感想文(94)金子みすゞ『金子みすゞ童謡全集② 美しい町・下』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は金子みすゞの詩集です。
少し前から、毎晩寝る前に金子みすゞの詩を音読しています。
心がやわらかい気持ちになるので、オススメです。
この全集は全6巻あり、これは2巻目です。

感想この巻は金子みすゞの詩の中でもトップクラスで有名な「大漁」から始まります。

朝焼け小焼け大漁だ
大羽鰮の大漁だ
浜は祭りのようだけど
海の

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読書感想文(93)J.K.ローリング、L.フレイザー作、松岡佑子訳『ハリー・ポッター裏話』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はハリー・ポッター関連書籍です。

感想この本はどうやらまだハリー・ポッターが完結していない頃に書かれたもののようで、まずそのことに驚きました。
普通、こういうものって全部完結してから出るものだと思っていたので……笑

ものすごくサラッと読めてしまったので、正直あまり印象に残ったところがありません笑。
そうなのかーと思

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読書感想文(92)司馬遼太郎『燃えよ剣 下』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は、『燃えよ剣』の完結編です。

感想上巻の後半から少しずつ終わりを感じさせるような雰囲気、そして近藤勇との関係が変わっていくような雰囲気がありました。

今作で最も印象に残ったのは、土方歳三の信念を貫く姿でした。
官軍か賊軍かなどは関係ない。勝つか負けるかなど論外。ただ忠義を尽くし戦うのみ。
今の世の中、時代の流れに

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読書感想文(91)司馬遼太郎『燃えよ剣 上』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は珍しく歴史小説です。
とても有名な作品なので説明は不要かもしれませんが、新選組鬼の副長・土方歳三の話です。

この本を読んだきっかけは、映画化していること、読書会で紹介されたこと、司馬遼太郎作品が好きな人に会ったこと、など色々とご縁があったことです笑。

感想普段聞き慣れない言葉が結構あったので若干の読みづらさはあり

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読書感想文(90)J.K.ローリング作、松岡佑子訳『クィディッチ今昔』(ケニルワージー・ウィスプ著)

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はハリーポッター関連書籍です。

感想クィディッチの歴史が書かれた本で、歴史やチームの解説などが書かれていました。
世界観をより深めるのに面白かったですが、正直ピンときていません笑。
クィディッチの熱狂的なファンであれば、とても楽しむことができると思います。

この本は学術書なので、資料がよく引用されます。
その中には

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読書感想文(88)J.K.ローリング作、松岡佑子訳『ハリーポッターと死の秘宝 7-Ⅲ』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は遂にハリーポッターの完結編です。
読み終えた今、達成感のようなもので満ちています。

感想ついに長い旅が終わったなぁという感じです。
本当に色々とあったなぁと思います。
良いことも、悪いことも……。

今回は最終巻なので色々と繋がったわけですが、その展開の論理はまるでミステリー小説のようでした。
今でもわかったような

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読書感想文(87)J.K.ローリング作、松岡佑子訳『ハリーポッターと死の秘宝 7-Ⅱ』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はハリーポッターの続きです。

感想今回も、色々と衝撃的なことが起こりました。
仲間が死んでしまうのは本当に辛いです。
思い返せば、「アズカバンの囚人」までは誰も死んでしまうことはありませんでした。
「炎のゴブレット」から始まり、どんどん死んでしまいます。
もうこれ以上、死んでほしくないのですが、まだあと1巻残っていま

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