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Appleのサービス部門が目指すものとは?70%の利益率を持つ7つのサービスの特徴と将来性

毎度お馴染みのApple投資のアライさんです。

今回は、Appleのサービス部門の細かな事業について話したいと思います。Appleのサービス部門は、同社の収益と成長にとって重要な役割を果たしています。Appleのサービス部門とは、Apple Music、iCloud、Apple Pay、App Store、Apple TV+、Apple Arcadeなどのデジタルコンテンツやサブスクリプションサービスを提供する事業です。

Apple Music

まず、Apple Musicは、音楽ストリーミングサービスです。Apple Musicでは、7,500万曲以上の楽曲やプレイリストを聴くことができます。また、ラジオやビデオクリップ、ライブパフォーマンスなども楽しめます。Apple Musicは月額1080円学生だと580円で利用できます。Apple Musicのメリットは、音楽好きなら誰もが知っているアーティストや曲だけでなく、新しい発見やおすすめを提供してくれることです。Apple Musicは、音楽ジャンルや気分に合わせてカスタマイズされたプレイリストやラジオを提供してくれます。

また、音楽エキスパートや有名人がキュレーションしたコンテンツもあります。Apple Musicは、Apple製デバイスだけでなく、AndroidやWindowsなどの他社製デバイスでも利用できます。Apple Musicは、2019年6月に6000万人を超えたと発表しました。それ以降はコロナ禍というのもあり会員数は大幅に増えた可能性はあります。そして、近頃はAppleがクラシック音楽を中心に取り扱うスウェーデンのレコードレーベルのBISを買収しました。Apple Musicは、Appleにとって近代音楽そして中世のクラシックといっな幅広い音楽分野での競争力を高めるとともに、顧客の音楽体験を豊かにする素晴らしいサービスです。

iCloud

次にiCloudとは、クラウドストレージサービスです。iCloudでは、写真やビデオ、ドキュメントなどのデータをオンライン上に保存し、複数のデバイスで同期することができます。また、バックアップや復元、共有や共同制作などの機能もあります。iCloudは無料で5GBまで利用できますが、容量を増やすには月額料金が必要です。最低料金は、50GBで130円です。iCloudのメリットは、データを安全に保管し、いつでもどこでもシームレスにアクセスできることです。iCloudは暗号化や二要素認証などのセキュリティ対策を行っており、データの紛失や盗難に備えることができます。

また、iCloudは他のAppleサービスと連携しており、例えば写真アプリでは写真やビデオをiCloudに保存してなおかつ自動的に整理し、文章やパワーポイントを編集したり共有したりすることができます。残念ながら、iCloudのユーザー数は公開されてませんがある統計では日本国内における調査だがクラウド使用で2位という結果報告がある。iCloudは、Appleにとってデータ管理やサービス連携の基盤となり、顧客にとっても安心感やエコシステムによって利便性を高めるサービスです。

Apple Pay

続いて、Apple Payは、モバイル決済サービスです。Apple Payでは、iPhoneやApple Watchなどのデバイスを使って、店舗やオンラインでの支払いを行うことができます。また、アメリカ限定だがApple Pay Cashという機能を使えば、メッセージアプリでiMessageを介して友人や家族とお金を送り合うこともできます。Apple Payは無料で利用できますが、カード発行者や決済事業者から手数料がかかる場合があります。

Apple Payのメリットは、簡単で速くて安全に支払いができることです。Apple PayはタッチIDやFace IDなどの生体認証技術を使っており、カード情報はデバイスに保存されずに暗号化されたトークンに置き換えられます。また、Apple Payは世界中の数百万の店舗や交通機関、アプリやウェブサイトで利用できます。非公式だが、Apple Payは2023年9月には全世界で5億人以上、米国で4500万人もののアクティブユーザーを獲得したという推計がされています。Apple Payは、Appleにとって決済するたびに他のカード会社ほどではないが0.5%といったほんのわずかな手数料を徴収できる立場であるとともに決済分野でのリーダーシップを確立させて顧客にとって支払いの便利さや安全性を向上させているサービスです。

今話題の熊本の電車におけるVISAやMasterCardブランドにおける決済も、Apple Payで簡単に支払えるようになるので今後急速に普及してくると思われます。未成年者でも、デビットカードをApple Payに登録して使えば簡単に支払えることも特徴です。

https://www.kumamotodentetsu.co.jp/news/uploads/15398e99b1e9751fb1916753bb5b8a87993da305.pdf

App Store

App Storeでは、iPhoneやiPadなどのデバイスで使えるアプリをダウンロードすることができるアプリ配信サービスです。また、App Storeでは、ゲームやエンターテインメントなどのカテゴリ別にアプリを探したり、エキスパートが厳選したおすすめやを見たり気になったらすぐにダウンロードすることもできます。

App Storeは無料で利用できますが、有料のアプリやアプリ内課金をする場合は料金がかかりますがApple ID内に登録したVISA、MasterCardなどのブランドのカードでApp Store内で気軽にダウンロードできるのがメリットです。App Storeのメリットは、豊富で多様なアプリを見つけて楽しめることです。App Storeは約180万のアプリを提供しており、その中にはApple Arcadeなどの公式のサブスクリプションサービスもあります。また、App Storeは品質やセキュリティにも配慮しており、アプリは審査プロセスを経てから配信されますので怪しいアプリは排除され顧客にとって安心できます。Androidのように他のアプリストアを一切認めていないこともあり有料、無料含む全てのアプリはそこからダウンロードしないといけないという影響が大きいのか、そして、任天堂のように売り上げの30%を徴収できる立場という影響もあってサービス部門では最大の収益源とされています。2020年には、小規模事業の負担を軽減させるため、小中規模の事業のみ15%に軽減されるプログラム始めました。

Apple TV+


Apple TV+は、ビデオストリーミングサービスです。Apple TV+では、オリジナルのドラマやコメディ、ドキュメンタリーなどのビデオコンテンツを視聴することができるビデオストリーミングサービスです。また、Apple TV+では、有名な俳優や監督、プロデューサーなどが制作に関わった作品もあります。Apple TV+は月額900円で利用できます。Apple TV+のメリットは、高品質で独自性の高いビデオコンテンツを楽しめることです。Apple TV+は、アカデミー賞はもちろんエミー賞やゴールデングローブ賞などの多くの賞にノミネートされたり受賞したりしており、批評家や視聴者からも高い評価を得ています。また、Apple TV+はApple製デバイスだけでなく、スマートテレビやストリーミングデバイスなどの他社製デバイスでも利用できます。Apple TV+のユーザー数は公式には公開されていないが、2023年の段階で2,500万人以上の有料会員を獲得し、他の動画配信サービスほどではないがそれなりの人気を集めています。しかしApple TV+は、これからのVision Proのリリースなどにより3Dによる奥行き感そしてVRによる圧倒感を提供しAppleにとって映画会社としての存在感をますます高め、顧客にとってビデオ体験の満足度を高めるサービスです。また、学生はApple Musicと契約すればApple TVをタダで見ることができます。

Apple Arcade

Apple Arcadeは、ゲーム月額遊び放題サービスです。Apple Arcadeでは、200本以上のオリジナルのゲームをダウンロードして遊ぶことができます。また、Apple Arcadeでは、広告や追加課金がなく、オフラインでも遊べるゲームが多数あります。Apple Arcadeは月額600円で利用できます。Apple Arcadeのメリットは、多彩で楽しいゲームを自由に選んで遊べることです。Apple Arcadeは、アクションやパズル、アドベンチャーなどの様々なジャンルのゲームを提供しており、有名なゲームクリエイターやスタジオが制作に関わった作品もあります。また、Apple Arcadeは複数のデバイスで同期して遊べるほか、ファミリーシェアリングを使えば最大6人まで同じアカウントで利用できます。Apple Arcadeは、Appleにとってゲーム分野での差別化を図るとともに世界一のゲーム会社でもあり、顧客にとってiPhoneやiPadそしてMacの美しい画面によるゲーム体験の楽しさや自由さを高めるサービスです。

Apple Fitness+

Apple fitness+は、Apple Watchと連携した新しいフィットネスサービスです。専門のトレーナーが指導する様々なワークアウトを選択でき、Apple Watchからの測定値がiPhone、iPad、Apple TVの画面に表示されます。このサービスは、Appleの収益にどのような影響を与えているのでしょうか。まず、Apple fitness+は、Apple Watchの販売を促進する可能性があります。Apple fitness+を利用するには、Apple Watchはなしでも使用できるが、Apple Watchがないと機能を最大限に活用できないサービスです。Apple Watchはすでに世界で最も売れている腕時計でもありスマートウォッチでもありますが Apple Fitness +はさらにその魅力を高めると考えられます。

次に、Apple fitness+は、サブスクリプションモデルによって安定した収入源となります。Apple fitness+は月額9.99USD(年額79.99USD)で利用できます。だが、日本ではまだApple Fitness+自体使用することができません。サブスクリプションモデルは、一度登録したユーザーが継続的に利用しやすく、また他のサービスとの相乗効果も期待できます。Appleは近年、サービス事業の拡大に力を入れており、Apple fitness+はその一環と言えるでしょう。

最後に、Apple fitness+は、ユーザーの健康と幸福感に貢献します。Apple fitness+は、初心者から上級者まで幅広いレベルのユーザーに適したワークアウトを提供し、またメディテーションガイドも利用できます。これらのサービスは、ユーザーが自分のペースで健康的なライフスタイルを送るのを支援し、またAppleとのエコシステム内で快適な体験を提供します。まだ日本ではリリースされていませんが、日本でリリースすればチョコザップの中で練習と組み合わせることができることが予想できます。

Apple One

Apple Oneは、Appleの人気サービスを一つにまとめたサブスクリプションプランです。Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、iCloudの4つのサービスを、個別に契約するよりもお得な価格で利用できます。個人プランでは月額1,200円から、ファミリープランでは月額1,980円で、最大6人までの家族が利用可能です。初めてのユーザーは1ヶ月無料で試すことができ、いつでもキャンセルが可能です。音楽、映画、ゲーム、クラウドストレージを一括で楽しめるApple Oneは、デジタルライフをより豊かにする選択肢と言えるでしょう。

まとめ

iPhone及びiPadを長く使っていても、それぞれのサービスはあまり知られてないので、今回はサービスがどんな種類のサービスを提供しているか、収益面でどんな影響を与えているか、それらの事業がAppleや顧客にどんなメリットを与えているかについて述べました。Appleのサービス部門は、全体の2023年第三四半期では26%(前年は24%)を占めており、この部門の利益率は70%で今もなお収益が成長中のため、今後もさらなる事業の拡大、ユーザー数の増加が期待され将来的には現在のiPhoneやiPadといった売上に頼ることから脱却するだろうと私は感じます。

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