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みんなの関心領域ってどこ?


「現実から目を背けるとトチ狂う
とち狂った最終携帯は倫理観の崩壊
だからちゃんと受け入れよよ」てな感じ


先ず聞いてほしい
この映画、ガチで楽しみにしてる方、
レイトショーか、ど田舎の映画館で
こんな所誰が来れんねん!?

みたいな映画館で見ることを
おすすめする。
(理由は1番最後に書いた)


あらすじ

二次世界大戦中
ナチス・ドイツが占領した
ポーランド・オシフィエンチム近郊を舞台に、
アウシュビッツ強制収容所の所長と
その家族の日常

要約すると
裕福な家庭が暮らす豪邸
(あの時代にしては)
の塀の隣がナチスの収容所


庭で家庭菜園を楽しんだり
夜、夫婦でくだらない話でゲラゲラ笑ったり
川でボートに乗って遊んだり
ホッコリする悠々自適ライフを過ごす中


耳にするのは泣き叫ぶ悲鳴や
絶え間なく続く銃声音
ホラーなんかより恐ろしく
卑劣な環境下で過ごす家族の末路は…
てな感じ


カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
第96回アカデミー賞では
作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の5部門にノミネートされ
国際長編映画賞と音響賞を受賞!!!
おめでとうございます!!


私が2024年もっとも気になって気になって
待ち望んだ本作品!!!

公開日に観にいけました!!!


うれしすぎる🙌🙌


結論から言って


くっつつつつつっそどタイプでしかない
スタンディングオベーションだった
このゾクゾクする撮り方
意味深な演技や構成
奇妙な間
突如鳴り響く不協和音
考察しまくれて
考えても考えてもまだまだ考察できる
ため息が出るほど好物すぎる作品でした


やはりオッペンハイマーよりも
こっちの方が唆られました



まず

撮影方法が
パラノーマルアクティビティー同様
定点カメラで撮影されてて(たぶん)
昔っぽいし
きゃすとが豪華すぎてデェベテランだからか
昔からタイムスリップしてきたでしょと
違和感のない演技力に即座に呑まれた


直接的な暴力を「見せない」ことによって
見る側は想像がとまらん
どんどん残酷卑劣な妄想が膨らんで
「見せるホラー」なんかよりも
全然怖かった


ここから、少しネタバレしちゃうかも
みたくない人は閉じてね!!



本作は
どんどん家族が壊れ狂う様を綴っていたが

そもそも!

最初から皆んな狂っていて
このイカれた環境にも人間は適応出来る


でも

適応した事で、倫理観は崩壊し
悠々自適ライフを過ごしていたが
結局はみんな狂ってたのではないでしょうか。



最初のシーン
なんの映像もない
不穏な音だけ聞こえてきます
(しかもかなり長い)

始まりのシーンなのに
これから見る映画は
「見せない恐怖」をテーマに
製作されたのではないかしら

また、
やっと始まったかと思った
ファーストシーンは
家族が川辺でピクニック?してて
穏やかな休日を過ごしているシーンが
投影されました

まずここで違和感を感じます



隣にはナチスの収容所があり
毎晩悲鳴が聞こえ
川は、毎日毎日誰かの血を流した澱んだ川

こんな所で
家族団欒とできますかね普通


狂ってますよね





越してきて間も無く
徐々に狂い倫理観が崩壊したわけではなく
とっくにこの環境に慣れ、狂い、
適応した人間が最後に失うのは倫理観だった
ってことが描かれていたように感じました


こんな素晴らしい作品なので
公開初日で映画館は混雑
(ほぼ満席)

真隣のカップルは上映開始から
エンドレスリレーかの如く
ポップコーンを貪りつき
(上映30分ほどで完食したんちゃうか)
所々寝てる人もおって
終わった後のみんなの会話が
「寝ちゃった〜あはは〜」て言う会話
ちらほら聞こえて
創造力が乏しいちんちくりんに殺意ぃぃぃぃいいい
音や雰囲気がめちゃくちゃ重要やのに


なのでガチ楽しみにしてた
真の映画好きの方、

もっかい言わして

レイトショーか、ど田舎の映画館で
こんな所誰が来れんねん
みたいな映画館で見ることを
大声でおすすめする。


はぁ〜〜〜😭
もっか意味にいこっかなぁ😭

面白かったなぁ〜
ドキドキして寝れんわ!!!

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