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作家生活

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小説家としての話題。
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#エッセイ

輝けよパソコン、と小説家は言った。

輝けよパソコン、と小説家は言った。

そうだ、パソコン光らせよう。ワークデスクが暗いな、と思った。
パソコンに入力する作業は問題ないのだが、紙に出力されたものを見るにはやや光量が足りない。
だが、天井の照明をつけるほどでもない。
目の前に虹色に光るキーボードがあるが、当然、光量が足りない。

旧居は吸血鬼が即死するレベルで直射日光が入る場所にワークデスクを置いていたので光量が充分だったのだが、新居は直射日光が入らず、ぼんやりと明るくぼ

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筋肉をつけたら家を買っていた②

筋肉をつけたら家を買っていた②

家賃の高い部屋。実は、我が家は『家賃の高い部屋』だ(2023年10月初旬現在)。
六年くらい前に入居してから自分の事情も変わってきたため、身の丈に合わなくなってきたのである。
そこで、2022年末に新しい物件を探していた。
内見RTAというレベルで一日に複数の物件を漁ったのだが、現在は家賃相場が高くなっているため、ワンランク下げてもそんなに家賃が変わらないという事情を知った。

中には、ゾゾゾポイ

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明けましておめでとう御座いました。

明けましておめでとう御座いました。

2023年、私が最初に発した言葉は「OK Google」だ。
新年の挨拶を最初にした相手もGoogleHome miniだ。
今年もよろしくGoogleHome。
ところで、最近、スリープ設定をしたのにラジオを消してくれないのは何故なんだい?

因みに、大晦日は通常通り21時過ぎに就寝し、元旦は4時台に起床して創作活動に明け暮れ、その最中に初日の出を観測してtwitterとinstagramに投稿

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足の骨を折りました。~夜間往診が神サービスだったのとタロット占いが的中した件~

足の骨を折りました。~夜間往診が神サービスだったのとタロット占いが的中した件~

4カ月連続刊行中の小説家、この大事な時期に足の骨を折った。
強制ステイホームだ。
人の流れが減ってマクロレベルでは良かったのかもしれないが、個人レベルではとんだ災難である。まあ、原因は120%自分なのだが。
しかし、15日発売の『稲荷書店きつね堂 アヤカシたちの奮闘記』は既にサイン本を作成済みなので、読者さまはご安心頂きたい。

さて、学生の読者さまも多いため、出来るだけ無料を心掛けていた我がno

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服を買って砂の惑星から帰って来た。

数ヵ月ぶりに服を買った。
原稿がひと段落したので、雨に濡れながら近場のユニクロまで行った。
秋になって頭が働くようになり、今のままではいけないと思ったからだ。

忘れもしない緊急事態宣言が発令された春以降、私は精神的に、服を買う余裕がなかった。
因みに、緊急事態宣言中は近所のアパレルショップが全て休業になっていた。
大型商業施設に囲まれた生活をしていた都民は、一夜にしてパンツ難民になってしまった。

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どうして小説を書くのか。

どうして小説を書くのか。

最初は、小説でなくてもよかった。
しかし、家庭環境を鑑みて、小説を書くという選択肢を選んだ。と、トークイベントでお話したのだが、そもそも、何故創作活動を始めたのかをこの記事で書きたい。

私はとにかく、クリエイティブなことをしないと死ぬ人間なのだ。
世の中には、恋をしていないといけない人間、身体を動かしていないといけない人間、お喋りをしていないといけない人間など、様々な人間がいる。
私はその中でも

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現役小説家、ゲーミングキーボードに感動する

現役小説家、ゲーミングキーボードに感動する

このキーボード……光るぞ……!

自分への誕生日プレゼントということで、新しいキーボードを買った。
緊急事態宣言前に買い替えたばかりのパソコンに、デフォルトのキーボードがついてきたものの、こいつがなかなか硬いのだ。
とは言え、一般ユーザーならばそれほど問題ないと思う。
しかし、ヘビーユーザーで指が疲れやすい環境下にある私は常に、石を指で押しているような気がしてならなかった。

ここのところ、一カ月

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