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作家生活

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小説家としての話題。
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#小説家

作家生活9年目をどう生きるか。

作家生活9年目をどう生きるか。

マルチな働き方をする。昨今、読書を取り巻く環境に顕著な変化が見られているため、仕事の仕方も時代の流れに合わせたいと思い、一昨年後半ぐらいから動き始めていた。
作家の在り方、読者さまのスタイル、コンテンツの提供の仕方、いずれも多様化が進む中、自身もまた多様な働き方をしたいと考えている。

というか、元々私は、物語を紡ぐことさえ出来れば割と手段は問わないタイプだ。
幼少期には漫画家を夢見たこともある。

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著作50冊達成&『稲荷書店きつね堂 神田の面影巡り』発売!

著作50冊達成&『稲荷書店きつね堂 神田の面影巡り』発売!

表題作が9月15日に発売して、著作50冊となった。
2014年8月23日デビューから、6年で50冊である。
(端数が1ヵ月以内だし、そもそも、漫画原作とアンソロジーを合わせると1冊くらいにカウントされるだろうし、6年で50冊でいいやという内訳になっている。当たり前だが、文庫化や単行本化はカウントされていない)
1年目はデビューシリーズ2冊だけで、2作目である『幻想古書店で珈琲を』は2015年9月ス

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どうして小説を書くのか。

どうして小説を書くのか。

最初は、小説でなくてもよかった。
しかし、家庭環境を鑑みて、小説を書くという選択肢を選んだ。と、トークイベントでお話したのだが、そもそも、何故創作活動を始めたのかをこの記事で書きたい。

私はとにかく、クリエイティブなことをしないと死ぬ人間なのだ。
世の中には、恋をしていないといけない人間、身体を動かしていないといけない人間、お喋りをしていないといけない人間など、様々な人間がいる。
私はその中でも

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初のオンラインイベントを終えて

初のオンラインイベントを終えて

zoomを利用したオンラインイベント『蒼月海里7周年きぐるみzoomイベントwith鬼瓦レッド』(以下『きぐイベ』)が無事に閉幕した。

最初に謝罪しておかなくてはいけない。
2014年8月デビューなので、7周年ではなく、6周年だった。蒼月の周年の数え方が間違っていた。
間違ったタイトルをお伝えしてしまった鬼瓦さんと、皆さまにお詫びして訂正いたします。数が数えられなくてごめんなさい( ;∀;)

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現役小説家、ゲーミングキーボードに感動する

現役小説家、ゲーミングキーボードに感動する

このキーボード……光るぞ……!

自分への誕生日プレゼントということで、新しいキーボードを買った。
緊急事態宣言前に買い替えたばかりのパソコンに、デフォルトのキーボードがついてきたものの、こいつがなかなか硬いのだ。
とは言え、一般ユーザーならばそれほど問題ないと思う。
しかし、ヘビーユーザーで指が疲れやすい環境下にある私は常に、石を指で押しているような気がしてならなかった。

ここのところ、一カ月

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「書けない時はどうしますか」という問いに

「書けない時はどうしますか」という問いに

「書けないじゃない。書くんですよ」と私は答えた。

納期は厳守。
編集さんや後工程の皆さまに迷惑を掛けたくないし、何より、作品が読者さまのもとに届くのが、遅れてしまってはいけない。
フィクションに登場する小説家のように、スランプだからと言って原稿を放り出すわけにはいかないのだ。

蒼月が「書けない」というのは、基本的に、病気になった時や、物理的に書けなくなった時だ(PCが壊れることもある)。
私は

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「いつ寝てるんですか」と言われるけど

「いつ寝てるんですか」と言われるけど

6月現在、7カ月連続刊行中だ。
今週、8月刊の再校ゲラと9月刊のゲラの確認作業を終え、年末年始刊行のプロットを2つ提出し、連載原稿を提出したところである。
偶々、今が繁忙期というわけではなく、こういったことがちょいちょいあるので、その度に聞かれることがある。
「いつ寝てるんですか」

睡眠力こそが全ての源というのは、水木しげる先生のお言葉だ。
私もそのお言葉を胸に、睡眠を取るようにしている。という

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