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2019年2月の記事一覧

ささいないきちがい……からの、トマトサラダ。玉ねぎの酢漬けを添えて。《頭の悪いレシピを140字で》

台所で、夫にトマトの缶詰をさしだしながら「開けて」といったら、缶詰のフタを開けられた。いやいやそうではなくって、私はあんたが前でじゃましてる棚の扉を開けて、この缶詰を片付けてほしかったんです。……やむなく急遽、グリーンサラダの袋を開けて、トマトをかけて、玉ねぎの酢漬けをトッピング。   #140文字小説 #140字 #140文字 #小説 #短編小説 #ライフスタイル #缶詰 #トマト #レシピ #簡単レシピ #サラダ #玉ねぎ #酢 #酢漬け #節約 #節約術 #節約レシ

ランドセルと里芋と。

83歳の伯父はいつもわたしを子ども扱いする。 畑でとれたじゃがいもを持ってきては 「ちゃんと芽を取って食うだぞ。」 と言い、 抱えきれないほどの菜っ葉を持ってきては 「色の悪い所は取って、緑の所だけ食うだぞ。」 と言う。 「分かってるよ。」 わたしはいつも苦笑い。 ほんと、わたしを何歳だと思っているんだろう。 伯父の中には、まだ赤いランドセルを背負った小さいわたしがいるに違いない。 先日、袋一杯の里芋を持ってきた時もそうだ。 「煮方分かるか?出来るか?」 聞き飽きた

あれは夜逃げだったのか?

郵便局や銀行へ行こうとしたら、その途中に 「もうここ何年も開けてないよな……」 というレストランがあって。 その店の前に、鍵屋さんの車が 止まっていました。 見ると各種工具が広げられており、 鍵を開けて中に入るところだった模様。 ちらっとお店の中をのぞくと、 まるでさっきまで使っていたかのように、 多くの皿やグラス類がテーブルに 並べられたままでした。 業者の方が、懐中電灯を持って、 その店内を捜索している様子。 「夜逃げだったのかな……」 と私はとっさに思い

自信をつけるには、美味しいおにぎりだと自覚すること。

「自分に自信がないんだよね……」 店員と客の話し声が混ざった騒がしい居酒屋で、そう言って落ち込む目の前の友人。 こういうときにかけられる「大丈夫だよ、自信を持って!」なんて言葉は、背中を押してもらえる時もあるが、「そんな簡単に持てたら苦労しないんだよ、バカヤロー!」と素直に受け止めることが難しい時もある。 多くの人が知っているように「自信」というものは凄まじい威力を持っている。 以前、AbemaTVの「チャンスの時間」で、お笑い芸人・千鳥の大悟さんが名言メーカーとして

19/02/25 ノリが悪い担当相

 相変わらず毎日更新してしまっている。いつ途切れるんだろう。  今日は丸一日外に出ないでずっと仕事をしており、頭の中でばかりことが起きていたので特にトピックがない。アニメ「どろろ」を見たくらいだ。オリジナルストーリーはオリジナルストーリーでありだけど、密度の差がすごいなと思った。

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ナツの不登校日記vol.2「理由」

どうして学校に行きたくないんだろう子どもが「学校に行きたくない」というと、 親は必ず理由を聞くだろう。 でも、不登校の子には、 自分がなんで行きたくないのか なんて、 分からないことも多いんだって。 10年以上経って、おとなになってから、 やっと理由が分かった、という人もいるそうだ。 ナツの場合はどうだろう。 理由その1 乱暴な男の子がいる2年生になったばかりの頃。 まだ新しいクラスにも慣れていない。 そんなある日、泣きながらナツは、 お友だちからひどい言葉を言われて辛い

お家で料理しましょう

前日のこと先日、2月21日に急遽家に人が来ることになった。 もともと会う予定ではあったんだけれど、翌日その人の予定があることも知っていたし、最近会うときはもっぱら外だったので当日もそうだと思っていた。 のだけれど、前日20日、届いたメールには「手料理食べたい。家いってもいい?」の文字。ねえ、今22時ですよ。 いや、まあ、いい、いいけど、何作ろう…? 私は料理が下手だ。紛れもない事実だ。 妙齢の女性なのに料理も満足に作れないなんて、と白い目で見られるかもしれないけれど、実家が

眠れぬまま明けた夜

都会の中のワンルーム。 いつもよりも早い時間にベッドに入ったのに、そういう日に限って目が冴えて眠れない。眠くなるまで少しスマホを見ていようとすると、負のスパイラルまっしぐら。 ブルーライトにあてられ、余計眠りとは遠ざかってしまう。分かっているのに、ついついスマホに手が伸びてしまう私はきっとスマホ依存症なのだろう。 起きているのか寝ているのかわからない、曖昧な時間を過ごしているといつのまにか太陽が顔を出してきた。 「ああ、またやってしまった……」とベッドの中で悶絶するの

「お酒ば入れたら、鍋を動かさんとよ。そしたら、苦うならん」

数年前に亡くなった叔父の言葉。 私の実家は、私が生まれた頃は三世代同居で、祖父母・私の両親・私、そして父の弟(叔父)と妹(叔母)の7人家族だった。叔母は私が小学校に上がる前に嫁いでいってしまったが、叔父は私が中学生になる頃までずっと同居していた。 この叔父さん、うちの両親からの評価はそれほど高くないものの、私にはいろいろなことを教えてくれる面白いひとだった。私が育ったのは1970年代の九州であるが、「タモリ」という面白い人がいることも、あのねのねの「赤とんぼ」という歌も少

使っていただける嬉しさ400回。感謝。

日常フォトクリエイターです。 自分の写真にいろんな物語が添えられる。そんな嬉しさがあります。400回になりました。ありがとうございます。みんなのフォトギャラリーに共有しはじめたのは2017年の夏頃。 旭日(あさひ)さんの、「手紙」という全5話の連載小説マガジンの第1話で使っていただけたのが始まりだったかと思います。それから約1年半で400もの記事に添えられてきました。 写真というのは「綺麗だなぁ」だけで終わるのではなく、何か物語を想起させるきっかけになるようなものであっ

総合商社で働くという事②

 前回は総合商社とは結局、何をやっているか分からない。というところまで書きました。なんて無駄な回、というツッコミはさておきまして、もっと踏み込んだ内容を第二回ではお送りします。  総合商社とは、すべてのビジネスにあらゆるアプローチをかける会社と定義します。会社の持っているヒト・モノ・カネを最大限に活用して、利益を最大化するのが商社です。  一例を挙げましょう。皆さんの良く知っているローソン。これは2017年に三菱商事の子会社となっています。商社がコンビニ?となりますが、商社

2ヶ月

noteを書き始めて もうすぐ2ヶ月。 2日に1回書くのがルールだけど 今日は何を書いたら良いのかわからない。 こういうときもあるだろう。 また次から頑張ろう。 前の記事、閲覧とスキありがとうございます。

コスパの悪い人生に幸あれ

お昼どきのカフェ。友達と2人、シェアしようと言って、マッシュルームとくるみのサラダを頼んだ。まさか本当に、マッシュルームとくるみしか入っていないとは思わずに――。 私たちが思い描いていたのは、いろんな緑の野菜(たとえばサニーレタスとか、ルッコラとかそういうの)に、なんなら厚切りベーコンが乗ってたりして、そのうえでのマッシュルームとくるみだった。 でも、出てきたのは、マッシュルームとくるみ。ただそれだけだった。味はとっても美味しかったのだけど、これはサラダなのだろうか? メ

料理の楽しみとマンネリと。

7年ほど課金していたクックパッドを解約した。その裏にあったのは料理に対する価値観の変化で、決してクックパッドのサービスを否定したいわけではない。ただなんとなく自分の料理に対する考え方が変わったことに「なるほどなあ」と思えたので記録に残したいと思った。 上京して一人暮らしを始めたときぐらいからクックパッドのプレミアムサービスに課金していた。料理はもともと好きなのだけれど「エビチリ」「さばの味噌煮」といった食べたい料理を ”ずばりこれが正解!” というレシピで作りたいときや、冷