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11月前半のエンタメ事情|読書・映画感想


11月に入り、読書欲が戻ってきました。

一体、今までどこへ行ってた? という問いには答えない。
「そんなことより、腹減ったからなんか食わしてよ」と爽やかに笑う。
どうかしているよ。

読書欲とわたし。





私は遅読です。漫画であれば、戦闘シーンの「ダダダダダダダダタダー」とかも真面目に読んでしまう。

それでも今月は今のところ満足な読書体験ができています。

だけど最近視力が弱ってきていて、目の疲労から一時中断することも多く、読書の合間に映画も観ました。

そんな記録です。




①夏木志朋著 『二木先生』


読みながら嫉妬してました。このテーマで私も書いてみたかった~、という。
全身全霊でこの一冊を書かれた感、作者の気合いをビシビシと感じました。
エンタメに振り切っていて、清々しく感じられるラストです。

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②吉穂みらい著 『飛鳥』上下巻


アラフォーの心にしっかり沁みました。もう、老舗のおでんくらい。
読者の適齢を言うのはよくないかもしれないですが、40代前後の読み手には特にちくちく、そしてじわじわと迫るものがあります。
「読みやすく、沁みやすい」(勝手なキャッチコピー)

吉穂みらいさんのnote🔗

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③映画 『MEN―同じ顔の男たち』


疲れ目の休憩にホラーを選びました。
なんだかこの映画臭うな……と思ったらA24でした。
この手の映画を観ている時には、歌舞伎の大向うよろしく、タイミングをみて「いい加減にして!」と叫ぶようにしています。
「ホラー映画の定型を崩した」と監督が語っていますが「なるほどね」となる映画です。


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④映画 『ビヨンド・ユートピア  脱北』


ドキュメンタリーです。ところどころ目を背けたくなるシーンがあるので、二日に分けて観ました。映画館で観なくて良かった、というのが私個人の正直なところです。(涙が……)
決死の脱北シーンに密着していますが、どこで命を落としてもおかしくないシーンの連続は心臓に悪い。画面越しに見ていても具合が悪くなる、恐ろしい現実です。
脱北した一家の最年長の女性がインタビューに答えるシーンで、その表情や語ったことに全てが映し出されていたと思います。


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⑤マーガレット・アウトウッド著/鴻巣友季子訳 『誓願』


私が最も楽しみにしている海外ドラマ(というかドラマはこれしか見ていない)『ハンドメイズテイル』の最終シーズンが、ついに来春配信になるということで読み始めました。
ドラマの原作となった小説は「侍女の物語」ですが、その15年後を描いているのが「誓願」です。文庫で読んでいますが、なにせ厚みがあるのでまだ半分しか読めていません。しかし夢中です。

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⑥映画 『シチリア・サマー』


おーい、爽やかすぎるぞ~!」と笑顔で手を振っていたら……とんでもない。
痛い。こころが痛い。辛すぎる。
閉塞感と、繰り返される偏見でなにかがはっきりと壊れていく様子が描かれ、そして……。別の形で再構築されてしまいます。
実話(ジャッレ事件)を元にしているそうですが、それは見終わってから知ったことで、衝撃的なラストでした。エンドロールに明るい音楽を流してくれたところは救いで、観ているものへの気遣いを感じます。
それにしても、惨い……。



以上、11月前半のエンタメ事情でした。


#どうでもいいか
#読書感想
#映画感想



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