エッセイ | 創作記念日につき
今日3月8日は、ちょうど一年前に、私が初めて〝超ショートショート〟に挑戦した日です。つまり、物語を書き始めた記念日です。
たまたま書店で見つけた本の「誰でも書ける」という謳い文句を信じて、お遊びで始めた創作でしたが、飽きることなく、一年経った今でもどっぷりハマっています。
(ちなみに、初めて書いた超ショートショートのお題は「スタイルの良い桜」です)
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この一年、小説はお遊びで書いてはいけないとか、普通の精神の人が書いたらつまらないとか、過酷な環境をクリアした(生き抜いた)からこそ書けるものだとか、たくさんの意見を目にしました。
無知で文学を語れない私ですが、果たしてそうなのだろうか、といつも疑問です。
私は過去に二回、2ヶ月間の寝たきり生活をしました。食事とトイレ以外、動いちゃダメってやつです。
その時はじめて、貪るように小説を読みました。
読書初心者の私は、著者がどんな人かも知らないし、どれだけ売れた本かも知らないし、なんの予備知識もなく、ただ物語が〝面白い〟から読んでいたのです。
今となっては、記憶に残っていないものもたくさんあります(正直)。だからといってその本が優れていないとかなんとかではなく、読んでいるそのときは、たしかに、寝たきりの私を別世界へ連れて行ってくれていました。
小説ってすごいなあと思いましたし、救われました。
だけど、私が読んだそのような作品のことを〝そんなものは小説ではない〟のように言い切る様を見るにつけ、複雑な思いです。
というのも、現在、わたし自身が楽しんで小説を書いているからでしょうか。
「いや、
いいでしょ😃」
noteを中心に書いている私は気負わずに、この〝書く楽しみ〟を長く保っていきたいと思います。
小説ではないと言われるなら、呼び名はなんでもいいです。ただの書きたがりですから。
自由に創作できる環境がここにあることを、とても幸せに感じます。
いつもお付き合いくださる皆様、ありがとうございます💞
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