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【The Last 21 Days】感謝できなくなるくらいならそんな活動やめちまえ

活動の幅がひろがり、そしてそれを報告するたびに
「葵ちゃんがどこか遠くに行ってしまいそう」と言われることが増えた。

去年の自分と比べ、確かにもっと高い位置にいるように思う。そしてそれは、日々少しずつ高さをつけていっている。

だけど私は、ずっと変わらない。
良い方向への変化はこれからもたくさんしていきたいが、大事なものを見失う自分にはなりたくない。

人に感謝をして、大切な人とはいつも同じ場所でいつでも話ができる、会いに行ける。そんな私でありたいし、そうじゃないといけないと思う。

私は、20代からお世話になっている住職の方から「人にもう少し関心を持ちなさい」と言われてきた。

「私は人に関心がない」と、ずっと言われてきたのだ。

確かにいつも自分自分、他人に興味がないな、とは自覚していたがどうすれば改善できるのかわからなかった。

ここ数年で、私が覚えたことは「感謝の気持ち」だ。

そんなこともわからなかったのかと言われそうだが、わからなかった。

私は人に関心がなかった、すなわち人に感謝をする機会もない。

きっかけはclubhouseだったように思う。その人の話に耳を傾ける、興味が湧いて、いろいろと聴いてみたくなる。

そうしていると、人により興味が湧いて、その人の良さ、がんばっていること、癖。知っていくたびにもっと深く知りたいと思うようになった。

そうして生まれたのが感謝だ。
出会えたこと。自分と関わっていることが、その人の貴重な時間を使っている、そのことにもう感謝するべきなのだ。

それから、私は周りに本当に助けられた。辛い時は、独りでは乗り越えられなかったことがたくさんある。人は一人で生きていけないとはこういうことなのかと実感する毎日だ。

BeautyJapanも、多くの人に感謝をすることになった。日々の応援、いいねの協力、クラウドファンディング。当日にかけつけてくださる方々。すべて感謝であふれている。

誰かに向けて描く共感覚アートだって、人に関心がなければ描けない。
感心がないものは印象がなく、アートにすることはとても難しい。

人を知ること、愛すること。
どん底にいた私がどんなに苦しくても諦めたくないと願ったことだ。

あの住職さんはもう、今の私を見て「人に関心がない」とは言わないだろう。そんな私ではもうない。

人に関心があるが、まずは自分。
自分を満たして初めて、人と向き合える。

そんな毎日の中生まれた「感謝」を、活動の幅が増えたからと言って忘れるものか。

それで天狗になって偉そうになって忘れていくような活動ならば、そんな活動やめちまえ。

大事なものはいつだってここにあり続ける。
私はそれを、守り続けたい。


BeautyJapan中日本大会まで、あと21日

山口葵

クラウドファンディング挑戦中です。


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