「感覚を震わせるのは、怖くないよ。」
色々なものを、吸収したいと思った。思ったというか、「する気になった」が正しいか。
私はまだまだ、表現力に乏しいのだと思う。それを担うには技術はもちろん、自分の体、五感全てで感じたこと、出来事を増やすことだ。
共感覚ゆえ、この刺激が苦手なのだが最近は確立された安心できる場所・人がいて、少し外に飛び出したくらいでは怖くないような生活を送っている。
だからきっと色々な知らないものを吸収していっても私が恐れているような事柄はきっと起こらない。
そうとわかれば、いろんなものが見たい。
アートもだし、場所、海外なんかも行ってみたいし、色々な感性に触れたい。私以外の人間が何を考えていたのか、知りたい。
疲れたら休めばいい。「休む場所」がしっかりとある。この絶対的安心感は、新たな吸収をする助けになるのだろう。
「感覚を震わせるのは、怖くないよ。」
この年になってやっと自分に言ってあげられるのが、なんだかこそばゆかった。
山口葵
文章を楽しく書いている中で、 いただくサポートは大変励みとなっております。 いただいたサポートは今後の創作活動への活動費等として 使わせていただこうかと思っています。 皆さま本当に感謝いたします。