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【自分を取り戻す】「ひとり」は怖い?幸せのかけらを集める

「ひとり」という言葉を聞くとどのようなイメージが浮かびますか?

 私は過去恋愛におけるパートナーに重きを置きがちたっだ。

 それもあってか私の中で「ひとり」とは、

 「孤独なもの」

「パートナーがいないもの」

「寂しいもの」

 そのようなマイナスなイメージを描いていた。
例えば、「クリスマスにひとりなんて寂しい〜!」みたいな。

 もちろん、恋愛や結婚は自分への学びに必要なもの。

 だけど、「ひとり」という言葉からそれらは少し離して考えないといけないとその時思った。

 1人は「独り」ではない。

 孤独なものでは決してない。

自分に問いかけ、自問自答を繰り返し、
時には涙して眠れぬ夜を過ごすこともあった。

 そんな時でも必ず一番そばにいるのは
自分自身だ。

 自分がいる限り孤独になんてなることは、生きている限りありえない。
私が私をいつも見ていたということに気づいた。

 まずは、いつも見守ってくれていた自分自身を愛さなければ、と。

 何かをする時、
無理をして自分を蔑ろにしていなかった?

 苦しい思いに
見て見ぬ振りをしていなかった?

 やっと気づいてもらえた自分自身からは、
たくさんの気づきをもらった。

 知らなかった、無意識に動いていた行動にも気づき、
不要なものは取り除く意識を強めた。

 ひとりで、何かをすることの楽しさを学んだ。

 自己愛を深めるために、
私には文章を書くのがとても合っていた。

 心を言葉に模写するのが昔から好きで、
習慣になっていたのでそれを使い自分との対話を続けていった。

自己愛を深める。

 一言で言っても具体的に何をすればいいのだろう?
私にはよくわからなかった。

 自分で自分を愛す?

ナルシスト?自己中心的?

そう、最初は思った。

 でもそうではなく。

 まずは、とにかく文章に気持ちをおこしていった。
現在の気持ちだけではなく過去の、
今まであった出来事も丁寧になぞるように、少しずつ。

「楽しかった」「嬉しかった」などの簡単な言葉でいい。
とにかく思い出しながら、文章を書く。毎日毎日ひたすら続けた。

 そうすると出てきたものは
「楽しかったなと思える時間が確かにあった」こと。

それを思い返している時の自分は幸福を感じていること。

 過去を思い出し、その時の気持ちを書き起こすことこそが自己愛を深め、
自分の軸に戻すことだと気づいていった。

 私はこの作業をしながら
たくさんの「幸せのかけら」を集めた。

 自分がしていて楽しかったこと
誰かに言われて嬉しかった言葉

 忙しい日々の中で一瞬で通り過ぎて行ってしまっていた出来事を
ひとつひとつ拾い集め、宝箱にしまうように。

 子供が道端から小さなお花を見つけて摘んで見せてくれるように、

 あくせく過ぎていく日々では
見つけられなかったかけらたちを 

立ち止まり、

ときには座り込み、

探し続けた。

 そうして自分がどんどんと愛おしくなっていった。

 そして、続けていくと現れる
「癒さないといけない自分の心」が見え始める。

 泣いている自分の心は、なかなか頑固ですぐにはいうことを聞かない。

 そんな自分の中の傷ついた私自身に

大丈夫だよ、もう怖くないよ。

あなたは孤独ではないよ、と語りかけていった。


山口葵

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