ANTI-HERO SUPERSTARの会場限定CDが超よかった。
ANTI-HERO SUPERSTARの会場限定CDがめちゃくちゃ良かった。
心情を表現する歌詞、メロディー、音の深み、音色、リズム、全部好き。
こんな幸せなことってない。
そういうバンドに出会えた私は、とびきりの幸せものだ。
全国ツアー最終日、3/21の高田馬場CLUB PHASEから販売がスタートした。
隔月で配信リリースされていた全7曲とボーナストラックを収録。
ドキドキが止まらないので、感想を残すことにする。
▼よろしければ再生しながらご覧ください
FROM NOW
躍動するベース、複雑なギターコード。
社会と自分の価値観の違いへの苛立ちと、そこから脱して起死回生を図る曲と解釈していて、細部は違うが似た自分と価値観なので近く感じる。
作詞をするボーカルギターのRyOは、根が温厚な印象なので、こういう歌詞の曲を聴くたびに「彼も人間だ」と安堵するのはここだけの話。
落ちサビでイントロのギターが鳴るのが最高にかっこいい。
アニメの名シーンでオープニング曲がかかったときの高揚感。
Founder
疾走感とメロティーが好き。サビで泣きそうになる。
歌詞が本当に、全文載せたいけど無理なのでリリックビデオを貼る。
この曲も、社会との価値観のズレに苦しんでる人を鼓舞する曲だと思っている。
先日のツアーファイナルのMCでも話していた。
周りと比べるのではなく、自分と比べる。
歌やギターを練習して、いい曲をつくる。ただそれだけと言うが、
そこに辿りつくまでに、どれだけのことがあっただろう。
でも周りと比べるのをやめると、肩の荷が降りる感じがある。
それは諦めではなく、挫折でもなく、「受容」と思っているのだけれど、
RyOがまるくなったという声があるらしいが、たぶんそれは自分と向き合うことに変えたからだと思う。
あと、とても個人的な話だが
で泣きそうになる。あの頃の私に聴かせたい。
届け届けと、声を枯らしながら歌って、届かなくて泣いた、あの頃の。
Mona
世界は変えられないと諦めることは容易いけれど、
光が見えるなら、どこへ行こうという気持ちにフタをしてはいけない。
私は別のバンド(ACIDMAN)の曲をきっかけにその思考に辿りついたのですが、この曲もそういう、変わらない世界で一歩を踏み出すための、背中を押す掌だと思う。
この曲も疾走感と、ギターがハモって動くところがかっこいいのだが
歌詞の奥にある葛藤と孤独感のあれやこれやが見え隠れして
泣きだしてしまいそうになる。
Oh!my(New Edit)
ライブで盛り上がるポップな曲。サビは手を左右に振ります。
自分と向き合う曲が多い印象なのですが、この曲は明確にライブに来ている「君」に向けて歌ってるのが良い。
ここまでストレートに言ってるの珍しいと思う。
ライブでも、お客さんが手拍子したり、手を上げたりすると嬉しそうに頷いたり、ありがとうと言ったりするし、心境の変化があったのかもしれない。
こんなに「君」のリアクションみたいよーって言ってるのに、最後ジャジャジャって潔く終わるのが好き。
Nemophila
「裏切られることも 慣れてしまった僕」が、それでも未来を変えようと踏ん張って、足を前に進めるのに、どれだけ膨大なエネルギーが必要だろうか。
私が真夜中にこのテーマで考えごとをしたら壊れ散らかしてしまう。
時間を奪われて、心を壊されて、あの頃もっと自由だったら今が変わっていたかもしれないと思うこともあるけど、負けるもんか。と思ってるので、やっぱりこの曲も今の自分にとても響くのであった。
ストレイシープ
大好き。冒頭のギターが聴こえるたびに胸がいっぱいになる。
爽やかで切ない風が吹き荒れる。
ライブでの登場回数は少ないが、少ない理由がたぶんある。
だからこそ、この曲が聴けると特別な日感がより強まる。
君が「大人=望む未来を手に入れた人」になって去っていく。
自分は今もここに、とりのこされている。
と歌っているが、彼らの「望む未来」は本当にそれだったのだろうか?
世間と自分を比べて、焦って途中下車しただけじゃないの?
と思ってしまう人間なので、諦めないでくれと願ってしまう。
でもたぶん、最後の歌詞が「そういうことにしよう」なので、きっと。
いい曲だなぁと感動しているところにイントロのギターが聴こえてくるのがあつい。あと全体的にドラムが最高。
Dream of you
ボーナストラック。事前情報なしで聴いてじんわり温かくなった。
この曲を知っている。
RyOがソロライブで歌っていた曲だ。
音源化されるなんて。バンドサウンドで聴けるなんて。
裏切られた後の喪失感というか、手を伸ばしてもあと一歩届かないもどかしさというか、心にぽっかり穴があいてしまったときの気持ちというか。
泣いてもしょうがないのにと、泣くのをこらえているような。
それでいて、諦めていない。
そういう心情の表現がとても好き。
まるで小説のような歌詞なので、一部を切り取っても伝わりづらいので、ぜひCDで聴いていただけたら嬉しいです。
ここの歌詞が好き。
4月にライブが2本あるようです
4/16 (火)に大阪・梅田Zeela、4/26 (金)に東京・渋谷DESEOでライブがあります。きっとこのCDも販売されるはず。
詳しくは公式サイトまで。
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