![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13008856/rectangle_large_type_2_01d4d1ee7b9290a8c53fc7792270660c.jpg?width=800)
心身のすきまに沁みてくれ
20190716
最近のうれしいこと。
たくさん本を読めるようになったこと。
◯
小説は、ふわふわと映像になる。本の、その一文、そのひとことをなぞりながら、頭のなかで絵を映していくのがたのしい。こまやかな表現であればあるほど、頭のなかの絵も輪郭がくっきりとしたものになる。
今日は、露天風呂のまわりの岩に、お湯をかける描写がよかった。これだけで、なんの小説かわかったらすごい。
◯
小説じゃない本も、いろいろ読めるようになった。興味のある本を少しずつ。
週に一回、駅前の本屋さんへ行く。目星はつけているのだけど、それでも店内を一周する(絵本とかのコーナーまで見る)。
その日、気になった本をスマホでリストアップしていくと、わたしはいろんなことに興味があるんだな、と、改めて感じる。それでだいたい、2冊くらい買って帰るのが、わたしのぜいたくな楽しみ。限界フリーターのくせに、けっこうぜいたくをしている。
◯
本は、読んでしまえば、いつでも持ち歩けるってことにいまさら気づいた。
小さなことは忘れてしまうかもしれないけれど、大事なことは、そういえばあんなこと書いてあったな、というふうにいつまでも残る。小学生の時に読んだ本、手元に無くても、わたしはいまでも常に持ち歩いているのだ。
◯
紙の本が好き。
ひと昔前、電子書籍がやたら流行ったような気がする。スマホや、タブレットが普及したころのことだ。紙媒体は後退するだなんだというのが、話題になったのを覚えている。
それでも、紙はいまもまだ、ここに残ってくれている。ということは、少なからずまだ本を買う人がいるということだ。ああよかったな。本を買っていてよかった。でもいつかは、いつかは無くなってしまうんだろうか。
◯
紙、一枚一枚をめくって、どれくらい読み進めたかは本を支える手の感覚でわかって、深夜、うとうとしてきたらしおりをはさんで、カバンにしまって、また、朝の電車でめくる。
本を読んでいるとね、日々、確実に進んでいるのがわかるんだよ。
- aoiasa
#エッセイ #日記 #文章 #言葉
#コラム #ブログ #雑記 #ライター #フリーター #毎日投稿 #本 #読書 #猫 #毎日 #雨
最後までありがとうございました。 〈ねむれない夜を越え、何度もむかえた青い朝〉 そんな忘れぬ朝のため、文章を書き続けています。わたしのために並べたことばが、誰かの、ちょっとした救いや、安らぎになればうれしい。 なんでもない日々の生活を、どうか愛せますように。 aoiasa