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「顧客様を本気で作りたい!」と思えたきっかけは父との別れだった。

15年前、父が他界しました。

病院で「余命1週間」が宣告されてから、私たち家族は父が入院する病院に泊まり込みをして付き添っていました。

数日仕事も休ませてもらっていたのですが、
一時的に小康状態になったため久しぶりに出勤した時のこと。

職場にも迷惑をかけていたので、出勤しようと自分で決めて店頭に立ちました。

でも、

笑えない

店頭では気持ちを切り替えて笑顔でいなきゃと思えば思うほど、涙が込み上げてきました。

なんでこんな辛いときなのに、笑顔を作らないといけないんだろう。

お客様に笑顔を振りまいてなんの意味があるんだろう。

と、販売という仕事自体に嫌気を感じながら、涙を必死に堪えていたとき、

たまたま仲がいいお客様のK様が来店してくださいました。

いつも通りいろんなお話をしてお買い物をしてくださり、別れ際にK様からこんなことを言ってもらえました。

「ありがと。あおいさんからいつも元気をもらってるよ。無理しないでね。」

って。

わたしはK様に父の今の状況は一切話していませんでした。

でも、きっといつもと違う何かを感じたんでしょう。

いつも通り接客していたつもりだったので、その言葉に驚きを隠せませんでした。


そして、

この言葉が、「お客様との向きあい方」を見直すきっかけになりました。

それまでの私は、

お客様=モノを買ってくれる存在

今思えばとても恥ずかしいのですが、
お客様を売上をつくるための道具のようににしか思ってませんでした。

当然、顧客様作りも前向きに取り組むことができず、

顧客様と仲良くなればなるほど接客が長引き、
違うお客様の接客に行けなかったり、休憩が取れなかったりする

そんな、顧客対応をめんどくさいとすら感じていました。

でも、K様の言葉で私はハッとしました。

顧客様は、

あおい”という1人の販売員の存在を大切に思ってくれる存在なんだ。

お客様が大切に私のことを想ってくれているのにも関わらず、私は、お客様を売上を作るための道具にようにしか感じていたなかったことをとても恥ずかしく思いました。


この一件依頼、

顧客様を本気でつくろう

顧客様を本気で大切にしよう

と思って販売員を続けています。

トレーナーやエリアマネージャーの立場になって店頭に立てる日数が減ったとしても、わたしを指名して来店してくださるお客様がいらっしゃいます。

私を選んで会いにきてくださる顧客様の存在があるからこそ、

結婚、出産、子育てなどライフスタイルが変化する中でも、

楽しい!

って思いながら続けることができています。

父との別れは私にとって人生で一番辛く、しんどい時期でした。

でも、この経験があったからこそ、お客様との本当の向きあい方を知れたと思っています。

仕事人間の父が教えてくれた販売の仕事の魅力をこれからもいろんな角度で大切にお伝えしていきます。

いつも読んでくださってありがとうございます!

これからもよろしくお願いします。

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