さとうあんり@nutte

nutteを運営している株式会社ステイト・オブ・マインドの役員さんです。 大阪生まれ。…

さとうあんり@nutte

nutteを運営している株式会社ステイト・オブ・マインドの役員さんです。 大阪生まれ。15歳で上京、20歳で歌手デビュー、バレエの先生、ヨガの先生を経てITベンチャーの世界へやってきました。

マガジン

最近の記事

これからブランドをスタートしたいデザイナーに伝えたいこと

デザイナーとブランドをサポートする、新しい取り組み、 maison407の一期生募集がスタートしています。 募集する立場、生産をする立場、 場所の用意、カートの用意、物流の用意をする立場として、 これからブランドを立ち上げたい方に対してお伝えしたいことを書いておきます。 オーダーメイドにはしません・オーダーメイド ・受注した分のみの生産 ・クラウドファンディングで達成すれば生産 のような曖昧な生産はしません。 無駄のない生産にはしたいのですが、完全オーダーにしてしまった

    • urakata(ウラカタ)というブランドのこと

      2020年の2月に『urakata』というブランドを立ち上げました。 お手持ちのお洋服や、teshioniのお洋服と合わせて、コーディネートを楽しむためのお洋服をつくっています。 お洋服を心地よく、レイヤードの可能性をもっと楽しんでもらいたい。 生地やレースをたっぷりと使い、着ている人を包み込むようなお洋服です。 urakataというお洋服屋さんのこと​ お洋服を楽しむためのアイテムとして、下着やペチコートではなく、単体でもお洋服としても着用できるようなペチコートやイ

      • maison407第一期生募集!

        本日よりmaison407のブランドデザイナー候補生第一期生の募集がスタートします。 わたしたちはteshioniで随時デザイナー募集をしています。 毎月100件程度の応募があり、そのなかから厳選された応募者と一緒にブランドを運営してきました。 ここ数年で、teshioni以外でも同じようなサービスがたくさん立ち上がり、また個人がSNSで発信するブランドも増えて、ブランドを立ち上げること自体は難しいことではなくなりました。 ただ、その一方で「継続すること」と「売り上げを

        • teshioniとブランドと職人のこと

          teshioniをスタートしてから3年が経ちました。 来週には新サービスとして 【現在はフォロワーがいない方であっても、一緒にブランドを作っていく】 Maison407 の1期性の募集が始まります。 (詳しくは改めてnote書きます!) そのスタートに向けて、私が普段から考えていること、 「なぜnutteを運営する会社がteshioniをやっているのか」 を書いてみたいと思います。 縫製職人のためのサービスとは縫製職人が仕事を継続するための「仕事」と「仕事量に見合った報

        これからブランドをスタートしたいデザイナーに伝えたいこと

        マガジン

        • 普通未満の人がスタートアップの役員になった話。
          4本

        記事

          株式会社ステイト・オブ・マインドではたらく人のこと

          先に述べておきますが、ステイト・オブ・マインドは「従業員みんなの気持ちに寄り添う優しい会社」ではありません・・・。 和気藹々としているけど、ひとたびスイッチが入ればみんなが修羅のようにはたらく会社です。 修羅なので個人の要望に寄り添っている場合じゃなくなります。 ただし「責任」と「成果」に対して、とても重く受け止め、これまでの経験は問わず、【成し遂げる人】を重用します。 今回は私の関わりの多い部署から 【オペレーション】・【生産管理】・【職人の弟子】の3つの部署・お仕事を

          株式会社ステイト・オブ・マインドではたらく人のこと

          teshioniがデザイナーに提供しているもの

          事業を立ち上げ、継続するときに一番苦労すること それは【資金繰り】ではないでしょうか。 アパレル事業は先に【資金】が必要になるモデルです。 生地・資材を準備し、パターンを引いてもらい、サンプルを生産し、量産する。 いまは小ロットでも受けてくれるところがたくさんありますのである程度は軽減されていますが1型で30万円〜程度。複数型同時に進行すれば30万×型数 というようにお金がかかります。 もちろん、売れる・売れない、どのくらいの数量まで伸ばせるか、をある程度予測すること

          teshioniがデザイナーに提供しているもの

          なぜteshioniは職人を大切にしているのか

          わたしたちはnutteというサービスを運営しています。 nutteは縫製職人のためのサービスです。 お互いの選ぶ権利を大切にし、職人側は「やりたい仕事を」「やりたいときに」受けられるシステムになっています。 その私たちがなぜteshioniをやっているのか。 どういうところがteshioniは職人さんのためのサービスであるのかを説明したいと思います。 ところで まれに一般アパレルの方から「小ロットで生産できるならうちのもやってよ」と言われることがあります。 答えは【N

          なぜteshioniは職人を大切にしているのか

          役割と仕事

          歌が好きだから、自分も音楽に励まされたから。 そんな、100人いたら95人ぐらいが答えそうな動機で ただ突っ走っていた15歳のわたし。 もし、あのときのわたしに、いまの私が会えるのなら、 ひとつ言ってあげたい言葉があります。 『その仕事は誰のための仕事なの?』 いま思い返してみてもお客さんの顔をあまり思い出せないのです。 あのときに聴いてくれた人は誰だったんだろう。 誰に向かって歌っていたんだろう。 それを見失っていては仕事は成り立たちません。 だれのどんな幸せ

          夢の終わりのその後も(2)

          お金がなくなれば、あたりまえのようにバイトをしなければなりません。 歌でお金がもらえないなら 別の手段で稼ぐだけのこと。 デビュー前の18歳のころ アルバイトに選んだのは コールセンターの仕事でした。 声を使う仕事で、 髪や服の規定が緩い職場でした。 バイト仲間は、劇団の方、声優の方、お笑いの方、もちろんミュージシャンもいる、個性豊かなメンバーで居心地は最高です。 あのコールセンターなら こんな私でも働かせてもらえそうだ。 履歴書を手に新宿駅へ向かいます。 私の履

          夢の終わりのその後も(2)

          夢の終わりのその後も(1)

          用もなくテレビをつけると 耳触りの良い曲が流れてくる。 特に見たいものがあるわけじゃ無いけど この時間に流れているテレビはつまらない。 ゴールデンタイムになれば少しはマシか …どうせその番組も楽しめない。 どのチャンネルにしたって 私の歌は流れない。 画面の中に、私は立てなかった。 21歳の夏が終わる。 15歳でオーディションに合格しました。 芸能事務所に呼ばれて上京したときは 他の誰よりも早くスタートが切れたと思っていました。 『あんりがデビューしたら、みんな

          夢の終わりのその後も(1)

          nutte-ヌッテ-のこと(1)

          私がnutteをとてもすきな理由のひとつは 「双方に選ぶ自由と責任があるところ」です。 例えば 「オーダーで10万円」 だったとすると 依頼者は高いと思うかもしれません。 職人は安いと思うかもしれません。 依頼者は自分の生活圏の中から、いろいろなものと比べてその10万円の妥当性を考えるでしょう。 職人は自分が受けている仕事や労力を計算して妥当性を考えるでしょう。 そして双方がその相手のことを慮って決めます。 この【双方が】というところがとても大事なのです。 通常

          nutte-ヌッテ-のこと(1)

          スタートアップで働くことになった

          2015年の夏。 ヨガのインストラクターとして週に25本のクラスを持ち、 毎日楽しく充実した仕事をしていた私がスタートアップで働くことになった。 nutte(ヌッテ)というサービスをやってるらしい。 服を作ってもらえるサービスらしい。 まだまだはじまったばかりでこれからの会社らしい。 ファイナンスっていうのがあるらしい。 スタートアップっていうらしい。 いままで抱いていた【ベンチャー】とか【未公開株】の印象がガラッと変わっておもしろい・・・。 ところで私といえば まとも

          スタートアップで働くことになった