作品ありきの作家性
36.寺崎亮さん取材編集後記
山梨県甲府市にある寺崎coffeeオーナーの寺崎亮さんに取材をさせていただきました。
寺崎さんにお話を聞いて1番感銘したのは、彼の謙虚さでした。
しっかりした意志があって、豆選び、焙煎、そしてお店をつくられている。
それでいて、「それを知ってください!」という押し付けがましさがまるでないというか。
以前、「作家のことを知っているから作品がよく見えることがある」とお話しくださった方がいます。
ややもすれば、作家 > 作品ということですよね。
それはそれで、その方の人間性が魅力に溢れてるということだしすてきだなぁと思います。
でもその「私らしさはここです!そこを見てください!」となってしまうと、相手の反応を求めるしんどさが双方に出てきてしまう。
個性を見せやすい時代だと思います。
それは一方で、「個性を出さなければいけない」という焦りや行動を、生じさせやすい気もします。
そういう意味で、寺崎さんは作品あっての作り手だなぁと。
おいしい・癒しのひとときの中に、見えずとも確かに寺崎さんの大切にしていることが内存されている。
それって本当にかっこいいことだな、と、身に染みて感じました。
寺崎さんの取材記事、ぜひ読んでみてください〜!そして山梨県甲府、あるいは北杜市へ行かれたら、ぜひ寺崎coffeeへ!
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