#子どもに教えられたこと
短歌:分かってなかった
「おかあさんのやくにたてない、わたしって」
店の出口で児は外を向く
次女(4歳)とドラッグストアに行きました。
お買い物の最中に、
「ハロウィンの絵のトイレットペーパー、楽しいんじゃない?」
「チョコレート、おいしいんじゃない?」
などと次女が言います。
その度に私は「買わないわよ」と
言っていました。
そしてお店を出る時に、次女が
「私は、お母さんの役に立ってない」。
聞くと、
ハロウ
短歌:お揃いのTシャツ
お揃いのTシャツに手をたたき合い
側転をする6歳差姉妹
暑くなってきたので、子供たちにTシャツを買いました。
お揃いが良いと言うので買ったところ、2人とも大喜び。なぜか側転までし始めました。
私自身は歳の近い姉とのお揃いを着るのが嫌でしたが、子供たちはお揃いが好きとのこと。
年が違うからこそ、同じものを着たいと思うのかもしれません。
自分の感情を押し付けずに、子供たちの希望を聞いていこうと思
短歌:お母さんの似顔絵
似顔絵のお母さんはいつも怒ってた
今は笑ってハートが一つ
一時期、娘が描くお母さん(私)は怒った顔でした。心身ともに疲弊し切っていた頃です。
最近の似顔絵は、にこにこしているものばかり、ハートも描かれるようになりました。
私の心身の健康は、自分のためにも娘のためにも必要なことだと、自分に言い聞かせています。
短歌:お母さんに似合う
お母さんに似合うと娘が差し出すは
身にあまる色ベニカナメモチ
公園で娘と遊んでいたら、「お母さんにぴったり」とベニカナメモチの赤い葉をくれました。
ベニカナメモチは艶やかで肉厚、新芽は鮮やかな赤です。
私は地味でパッとしない人間ですが、そんな私でも娘は肯定的に見てくれているようです。
卑下しすぎは良くないなと思いました。
※画像は著作権フリーのものをいただきました
短歌:チョウを見る親子
のどかな日 地にチョウの影を見る母と
空にアゲハの姿を見る子
娘と散歩していました。
考え事をして地面を見ながら歩いていたところ、チョウが飛んでいる影を見つけました。
娘が「あっ、アゲハチョウ!」と言ったので私は顔を上げましたが、
すでに飛んでいった後でした。
地面を見ている私と、
上を向いている娘。
何だか象徴的な出来事でした。
短歌:娘に言われたこと
「お母さんに似てる」と娘が言う人は
まばたきせずに遠くを見てた
テレビを見ているときに、
娘から「この人お母さんに似てる」
と言われました。
私の仕事の忙しさで、
あまり娘のことを見ていないと
娘に思われているのかもしれません。