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君には君の世界、私には私の人生軸。[後編]

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。

きっと、人はそれを「 尊重 」と呼ぶのだと思います。

そしてそれが多分、「 大人の人付き合い 」 。

前編はこちらから

次に「 ⑤ 貯金をする 」について。

私、今、カフェでこれを書いているんです。
今でも覚えています、ここのカフェは【 生きづらさを感じている君へ 】を書いた場所でもあって、それは母がくも膜下出血で倒れる前の日だったことを。

あの日、窓から見えていた公園の木々は枯れ葉ばかりだったのに、今では陽を浴びて葉は青々と輝き、夏がやって来るのを待ちわびているようです。

あの日から、随分と変わってしまった。
私自身も、この世界も。

私にとって母という存在が、想像よりも遥かに大きかったということを知りました。
私の人生の軸が「 生きること 」から「 死ぬこと 」に変わってしまうほど。

母が死んだ時、私はいよいよ、何かが終わった音がした。

ぐちゃぐちゃな家庭環境に、性的虐待。
不登校になったり、社会に出てからも性被害に遭ったり、その反動で自傷的な行為に及んだり。
心の病を患って、自殺未遂まで起こして。

それでも、私はいつも前を向いていました。
どんな風に生きたいか、どんな大人になりたいか、そんなことばかり考えていた。
残酷な現実から逃れる為の妄想だったのかもしれません。
でも、その妄想のおかげで、私は自分の意思に沿った人生を歩めている自信がありました。

けれど、母が死んだ。

死んだの。
唯一の家族が、愛しい人が、私の半分のピースが。

死んじゃったの。

どんな風に、どんな大人に、と未来に胸を躍らせて「 生きること 」を軸に生きていた私が、
もう、さすがに耐えられなくなった。前なんて向けなくなった。

残りの時間を数えるようになった。
あと何日、あと何年、私には時間があるんだろう。
いつになったら、この残酷な世界から卒業できるんだろう。
「 死ぬこと 」に軸が変わった、あの時にした音は、スイッチが切り替わる音だったんだと思う。


でも、もしも明日死ぬんだったら、私には見たい景色がある。

行きたい場所がある、知りたい世界がある。

カフェに向かって自転車を走らせている時、信号を待っていた私の目を一つの車が奪って行った。
白くて小さなレトロな車。運転していたのは女性だった。

私は全く車に詳しくないから、調べた。
その車は “パイクカー” と呼ばれる車種のようだった。

——— 車、乗りたいな。

車があったら遠くへ行ける。私が見たい景色にもきっと辿り着く。

どうせ、死ぬ。

だったら、できる限り悔いは残さず死にたい。その景色を見てから死にたい。


私、貯金します。
まずは免許を取りに行くところから始めないといけないので、免許を取り、車を買って、話はそれからです。

私の下半期、お金を貯めます。

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