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生きづらさを感じている君へ

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。

只今、社不をこじらせて引き篭もり中のワタクシ。
昨夜は22時半から飲みに出掛けて、家に帰ったのは日が昇り始める少し前のこと。
今朝は正午に起きました。

今は近所にある個人店のカフェで、これを書いています。
大きな窓から公園が見えるのですが、店内はほぼ自然光を頼りにしていて、照明は暗め。草木の揺れがゆったりとした時間を演出しています。
ユーミンの “やさしさに包まれたなら” を聴くと、尚のこと穏やかなひと時に艶が出ます。

小説の執筆を終えてから数日。
気が付いたことがあるので、今日はそれを書かせてください。


今から4年前、私がまだ20歳の時。
それはそれは、生きづらさを感じていたように思います。

それも強烈な。自ら命を断とうとしてしまうほどの生きづらさを。

周りから「もっと楽に」とか「気負いせずに」なんて言われても、手の抜き方が分からなかった。
頑張っては無理をし過ぎて、頑張らなければ自己嫌悪に陥って。自分の操縦の仕方を掴めずにいましたね。

完璧主義でこだわりが強くて、極端で、頑固で。自分自身に対する期待値が大きくて。
自分のなかのルールを崩すこともできないから、この世界ごと終わらせたら良いんだって。
あの日、ベルトを首に掛けましたね。


———  私は、今年の春で24歳になります。

今も、上手に生きているとは思いません。
最近も、作家一本で食べられるまでの繋ぎとして始めたアルバイトを、一ヵ月もしないうちに辞めちゃったし。
世間はとっくに働き始めているけれど、私はまだお正月モードから抜け出せないでいるし。

そんな私のことを、ある人には “ダメな奴だ” と、ある人には “どうしようもない奴だ” と思われているんだろうな。

でもね、今の私は、20歳の頃に比べたら随分と生きやすくなっているよ。

20歳の頃よりも人からのヘイトは買うようになったかもしれない。
アルバイト先の上司からは怒りの鬼電が止まらないし、社畜を謳歌している友人からは嫌味を言われるし。
そうそう、セックスに誘われても嫌な時は嫌だ!と言うようになってから、男性の機嫌を損ねてしまうことも増えました。

でも、無理をしたり、したくないことをする機会が減ったことで、心をすり減らすことも少なくなりました。

そして、前回のnoteにも書いたことだけれど、「 マイワールドを現実世界に落とし込む 」をする。
このおかげで、現実世界にも私が私らしく居られる場所が増えてきたように思います。

私が物を書くことは、その最たる例です。
文学の世界では、私の思っていること、感じていることが正義になる。
あなたの思っていること、感じていることも正義になる。
そこに間違いなど存在しないのです。

あとは現実的なところで言えば、自分で会社を建てたり、少しずつでも自分の好きを仕事にしたり。
私は、強烈な生きづらさの渦中に居ても、起業をして自分の居場所づくりをやめなかったハタチの自分に感謝しているんですよ。

あの時頑張ってくれたから、今の私は、生きやすさを感じ始めています。

他者からの評価は、寒い冬の日に身体をあたためてくれるわけでも、空腹を満たしてくれるわけでもないんだから。
それに囚われていたハタチの自分に言いたい。

大丈夫。自分の気持ちを尊重して、人に嫌われる選択をしてみても。
大丈夫。その時は心苦しさを感じても、あとには生きやすさが残っているよ。

目に見えない何かの為に、いつか居なくなる誰かの為に、
“ちゃんとする” のなんてやめてしまえ。

● 併せて読みたい ●
2024年したいことリスト [後編]

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