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月命日には、ありがとうを。

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。

2月23日、月命日。
母が亡くなってちょうど一ヵ月が経ちました。
あっという間でした。これほど生きた心地のしない一ヵ月は生まれて初めてでした。

母が亡くなってつらい、なんて、もう皆さまも聞き飽きたでしょうし、私も言い飽きました。
つらいのも、毎日が憂鬱なのも、ふと絶望に襲われるのも、もう当たり前。
言わずもがな、決して私は母の死から立ち直れてはいません。

こればかりは時間が掛かるだろうし、過ぎて行く時が解決してくれるものだとも思います。

だから、今日はつらいなんて言わない。
月命日だからこそ、ありがとうを伝えたいのです。


私がこの一ヵ月間で見てきたものは、母を亡くした絶望と、支えてくれる人たちがいる希望でした。

母が亡くなった時も、それ以前に倒れた時点でも連絡をくれた人がいたり。

『 気軽に遊びに来てよ 』と言ってくれた馴染みの店の店主さん。
『 二人から差し入れです 』と贈り物を送ってくれたり、『 私も21歳の時に母を看取りました 』とメッセージをくれたiroha部のお姉さまたち。
母には会ったこともないのに、お葬式に来てくれた高校の先輩。
閉ざされた私の心を、いつもほぐしてくれるカナちゃん。
母の身辺整理から、新生活の段取りまでも手伝ってくれている、ヤナちゃんにトモくん。
まるで母と代わるように、私の側に居てくれるパートナー。

そして、私にこの世の生を授け、23年もの間育ててくれたお母さん。

私は、たくさんの人に支えられているのだと、知ることができました。


いつか誰かに言われた言葉を、最近になって思い出していました。
———『 なずなちゃんは色々な経験をしているのに、苦労を感じさせない風に笑うよね 』

「 “苦労を感じさせない” かぁ… 素敵ですね、それ。嬉しい!」
そんな風に、喜んだのを覚えています。

来月の22日に、私は24歳になります。
24年ほど生きていると、次第に自分の人生の “色” が分かるようになります。

確かに私の人生は波乱万丈で、人よりもほんの少しだけ多く、苦悩を抱えてきたのかもしれません。
けれど、私はその度に、いつも誰かに手を差し伸べてもらっています。

ハタチの時、精神疾患で生死を彷徨う日々だった頃も。
24歳を目前に、母の死の絶望と対峙している今も。

当時の記憶が遠くて今はもう思い出せないけれど、性的虐待を受けた10歳の時も、不登校だった中学時代も、誰かが支えてくれていたのだと思います。

結局、私は恵まれているんです。
人生、捨てたもんじゃないんです、ほんとうに。

苦労もあるけれど、豊かさもある。
カラフルな人生、それが私の色です。


今朝から憂鬱な気分が拭えません。
幸い、今日は彼が側に居てくれるから気は紛れるけれど。

今、カフェに来てこれを書いているのですが、カフェまでの道のりがやけに遠く感じました。
歩いてきたからか、ヒールを履いているからか、雨だからか。

道中、雨で濡れた梅の花が、とても艶やかでした。

時は非情に流れて行くから、時々気持ちが置いて行かれてしまうことがあるけれど、それでも朝日は容赦なく一日の始まりを告げます。
『 止まない雨はない 』『 明けない夜はない 』
なんて良い言葉だろう。

母の死に立ち直ってはいないけれど、胸には常に感謝の気持ちを。
そして雨が止み、夜が明け、再び朝日が昇ることをただ辛抱強く願うばかりです。

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