性被害者のその後
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代表の橋本なずなです。
あるメディアの取材に際して、改めて“性被害が及ぼす影響”について考えていました。
私はこれまで note でも、新聞やラジオなどのメディアでも、自身の受けた性被害について公言してきました。
その経験を語ることには、大きく分けて3つの理由があります。
同様に性被害を受けた経験がある方へ、ポジティブな影響を与えたい
軽視されがちな性被害を、社会的問題として取り扱ってもらいたい
2. のために、性被害者のその後をリアルに知ってもらいたい
そして、それら3つの理由の根っこには『性被害の経験を、無かったことにしたくない』という思いがあります。
性被害の経験は、上から見ても下から見ても、右から見ても左から見ても、どんなに視点を変えてみてもプラスに転ぶことはありません。
そこから何も生まれない、汎用性のない、“本来 負う必要のなかった、ただの傷” の以上も以下もないのです。
私は性被害の経験により、自己価値を疑い、認識の歪みが生じ、自傷行為に走りました。
“ただの傷” なのに、あとに残るものは “ただでは済まない” のが性被害です。
それほど大変な経験をしてきた自分を、性被害という性質が故に恥じたり、隠したりなんてしたくありません。
“ただの傷” でも私の一部だから、無かったことには、したくありません。
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しかし、性被害の経験に、誰もが理解を示してくれるわけではありません。
何事もそうですが、100人いれば100人全員が、自分と同じような考えでいてくれるとは限りません。
例えば、私のパートナーが、私の思うように性被害の経験を理解してくれていたとしても、
パートナーのご家族には、パートナーのご友人には、私の性被害の経験と、この活動を理解してもらえるだろうか。
性被害の経験は恥ずべきだ、隠すべきだ、そんな風に言われないだろうか。
声を上げる事と同じくらい、周囲の理解を得る事も簡単ではありません。
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性被害の経験を語ることには、社会的意義とともに、私の女性としての願いもあります。
それは “他人の欲望にさらされない性” を手に入れることです。
女性の性の消費が、この国では横行していると感じます。
一般人である私の性は、不特定多数の男性の下心を満たす為にあるものではなく、売り物でも、見世物でもありません。
卑猥なことを言って反応を楽しんだり、身体をジロジロと見ることは、その性の所有者である私が許したことではありません。
私はただ、私の許す相手の前でだけ、『女性』で居たいのです。
その願いを、他人が侵害して良い理由が何かあるのでしょうか。
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最近、映像制作や自衛隊の世界での性被害について声があげられたことは、記憶に新しいのではないでしょうか。
いずれも告発したのは女性ですが、世の中には男性の性被害もあります。
性別や年齢に問わず、勇気をもって声を上げた誰もが報われる世界であって欲しい。
その為にやはり私は、この発信を続けていく意味があるのです。
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