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作家 橋本なずな

起業家という道を経て、今は作家を夢見て執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。

今日は先日の一件で感じた、私の「 書くこと 」に対するプライドのお話を。

 先日のnote の一件について、私驚いたんです。
自分が思っているよりもずっと、私は「 書くこと 」にきちんとプライドがあるんだって。


私のnoteの歴史を振り返れば、最も古い記事は 2020年2月13日投稿の【 その一杯の珈琲とカウンセリングはいかがですか? 】です。
私の過去とうつ病の発症、これからの展望などを綴っていて、後の記事には闘病生活のリアルが続きます。

それから、ちょいバズ?のような今でも反響が大きい記事としては【 ビッチだった私のこと 】があります。

複雑な家庭環境や性的虐待に遭った経験、精神疾患の闘病や、性被害の反動としてビッチだった過去など。
私のnoteはどれもノンフィクションです。

その発信活動がメディアさんの目に留まり、国内外の新聞やラジオ、テレビの出演などにも繋がりました。
そして今年6月22日には本も出版させていただきました。

初めての投稿から今日に至るまで、3年8カ月。
noteという発信を起点に、これほど多くのお仕事に繋がっているんです。

だから私にとってnoteとは、今では日記や趣味などでは留まらないのです。

実際、私の名前をGoogleに打ち込むとこんな予測変換が並びます。

大学、母親、そして次に続くのがnoteです。
世間的に見ても 橋本なずな に付随する興味は私の文章であることが分かります。( 有難いお話です🙏 )

そして 橋本なずな を検索すると、

トップに表示されるのが「 作家 」です。
これは出版歴がある人(自費出版を除く?)であれば誰でも表示されるものだと思いますが…  嬉しいですよね、こうして見ると。

だから冒頭の挨拶、『 起業家という道を経て、今は作家を夢見て執筆活動に明け暮れる橋本なずなです。』というのは誤りかもしれません。
既に作家ではあるので『 二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れる 』のほうが正しいです。

ただ、 “作家を夢見て” と謳っていたにも理由があって。


今年出版させていただいた「 10歳で私は穢された 」の執筆時期はまだ起業家精神のようなものが抜けていなくて、“著名人が流行りで書く本” のような感覚で取り組んでいた節があります。

しかし私の本を担当してくださった双葉社の編集長さんに執筆における指導をいただく度に、そして書く日々を過ごす程に、私のなかで “著者” としての覚悟が育まれていきました。

起業しているから、メディアに出ているから本を書くんじゃない。
性被害が蔓延る現代や、メンタルヘルスが軽視されがちな社会を変えたい。
そうした強い思いと叶えたい未来があるから書いているんだ。

そう思えたのは、執筆も最終章に向かっている頃のことでした。

そのため今回の書籍の裏背景として、私の心情は “著名人として” と “著者” としてが入り混じっているから “作家” を名乗るには少し抵抗がありました。

けれど 先日のnote において、作中に出てくる男性に私の発信内容について『 気持ちの良いものではなかった 』と言われた時。

正直に言うと 何を甘ったれたこと言ってんだ って思ったんですよね。
それは女性としての私よりも、物書きしての私が勝った瞬間でした。

自身の本でもnoteにおいても、私がノンフィクションしか書いていないのは「 事実は小説より奇なり 」(バイロン / 詩人)の考え方が基盤にあるからです。

誤解を恐れずに言うと、私の人生は面白いと思います。
両親の離婚、兄の失踪、性的虐待、不登校、米国留学、ビッチ、精神疾患の発症、自殺未遂、起業、出版 ——— 。

稀に見る “波乱万丈な人” そのものです。
そんな23年を過ごしてきた私からすると、どの小説も私の人生の複雑さには劣ります。

だから私は何かを創作しなくても、十分に面白いノンフィクションを持って生きているんです。
幼少期も闘病中もつらい時期は長かったけれど、今こうして話の種にできていることだけが救いです。

そのうえで私が物を書くことにおいて意識していることの一つに「 不幸の承認 」があります。
私は “誰にとっても幸せなもの” などという物に魅力を感じられなくて。
人の幸せは誰かの不幸せのうえで成り立っている、それは世の条理です。

それなのに みんながハッピー! なんて美談にしようとするのは無理があるし、誰かが背負った不幸せの存在を認めることも、幸せを掴んだ人間の役割だと思います。

それこそが完全体になれない 人間 という生き物の在り方であると、私はそう考えます。

誰にとっても幸せなんてものは、Xで流れてくる子犬や子猫のもふもふ動画だけで良いんですよ。


少し話は逸れましたが、だから “リアル” って面白い。
“ノンフィクション” って奥が深いなと思います。

幸せも不幸せも、それらを取り巻くすべてを表現してこそ私の文章の旨味になっているのです。

誰よりも私自身が、私の人生に魅せられているんです。

こうして文字に起こしてみると「 書くこと 」において、私もちゃんと覚悟やプライド、こだわりがあるみたいです。

それならばGoogleにも認められていることだし「 作家 」と名乗っちゃっていっか!
そう思って 先日のnote では『 私は女である以前に作家であり発信者で、noteはコンテンツで、書くことを仕事にしている人間です。 』という一文を書いたんです。

だから改めます。

私は作家です、ノンフィクション作家の橋本なずなです。

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指して執筆活動に明け暮れています。

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