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※これはノンフィクションです。

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代表の橋本なずなです。

私は、嘘が嫌い。
嘘と、その類のモノが嫌い。

——— 19歳の頃、私はビッチだった。
好きでもない男性が相手でも、人の喜ぶ顔が見たくて。
何の長所もない私でも生きていていい、ここに居ていい、ただそう思いたくて身体を捧げていた。

当時の私はというと、
ダンサーを志して高校卒業後すぐにニューヨークに留学したものの、世界のレベルに淘汰され夢破れていた。
その挫折は、私の自信や自己価値、生きる意味さえもみるみるうちに奪って行った。

物心がついた頃から常に追いたいと思う夢があった私は、この時初めて途方に暮れた。

そんななかで覚えた セックス というチート。
一夜で終わる関係を、何度も、何度も繰り返した。

19歳の少女相手に男性たちが求めたモノは「物分かりがよく、後腐れのないエロい女」だった。
なんとしても生きる意味が欲しかった私は、それに応えてしまった。
応えていれば、息が吸えた。ホテル街に差す朝日も浴びることができた。
感じてもいない愛撫に喘ぐ度に、心は“嫌だ”と泣き叫んでいたし、
行為が終わって背を向けられる度に、虚しさと、何かを失っていく感覚だけが残された。

この頃の口癖は「私はただセックスが好きなだけ」
「別に良いじゃん、都合の良い関係のほうが私も楽だし」——— 何度、そう言い聞かせていたか分からない。

これを告白すれば、当時の私に怒られてしまうかもしれないけれど、ビッチだった19歳の少女の、本当の気持ちを私は知っている。

本当は、愛して欲しかった。受け入れて欲しかった。
今夜だけじゃなく明日も、明後日も、ずっと側に居て欲しかった。

ただ、好きになって欲しかった。誰かの彼女になりかった。


“自分の意思だけど願いではない” そんな風に生きていた3年前を振り返ると、今でも胸がキュッとなる。
当時の私は嘘つきで、人にも、自分にも、気持ちを偽って生きていた。
そして、いつしか嘘だったはずの思いに主導権を握られて、コントロールが効かなくなって。 ——— 私は自ら命を断った。

取り外し可能だと思っていた仮の面に、私のすべてを乗っ取られた。

その恐ろしさを、私はもう二度と感じたくない。
たとえそれが些細なものであったとしても、もう自分に嘘は付きたくない。

だから私は正直に生きることに決めている。
好きだと思えば 好き と、側に居て欲しいと思えば 居て欲しい と。
仮面の代わりに、正直にしか話せない口を手に入れた。

謙遜や、建前さえも使わない。
褒められれば否定せずに有難く受け取るし、偏った正義や価値観を押し付けられれば意見をして、理不尽や不条理に決して慣れはしない。


例えば 純粋無垢で、謙虚で、か弱くて。
そんな嘘で塗り固められた私を知り、それが好きだと言ってもらえたところで、この虚しさはきっと消えない。

ビッチで、傲慢で、したたかな、

そんな私を愛してはくれませんか?

● 併せて読みたい ●
ビッチだった私を愛せる歌

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