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【プレイ感想】ゼルダの伝説 知恵のかりもの
ブレスオブザワイルドとかティアーズオブザキングダムは3Dオープンワールドアクションとして名を馳せた作品となった。ヒットした理由はさまざまあるだろうが、その中の一つとして「当たり前を見直す」というコンセプトがあった。
本作も見下ろし型ゼルダの当たり前を見直すというコンセプトで作られたらしく、なるほど既存の文法からは外れるところがあるなという印象。とはいえ、根底にある謎解きとアクションは竜骨として、
【プレイ感想】Dragon Ruins
ダンジョンクロウル(クロール)というジャンルがある。正確な語源は知らないが、軽く調べてみたところだと、80年代初期に生まれた言葉らしい。さらにその語源は1800年代までさかのぼれる、とされているようだ。
「這って進む、腹ばいで進む」とかいう意味を持つ「crawl」を使った、「-crawl」という俗語的呼称が昔からあったようで(例: pub-crawlで「はしご酒」とか)。それが80年代に、RPG
【プレイ感想】ASTRO BOT
プラットフォームゲーム、つまり足場を乗り継いでステージをクリアしていくタイプのゲームといえば、まあマリオなんかが真っ先に浮かぶことかと思います。このゲームはそういうジャンル。3Dなので『マリオギャラクシー』とか『マリオサンシャイン』と言えば概ねどういったゲームなのか伝わると思う。
何事も新体験は面白い
前作『ASTRO's PLAYROOM』はPS5の技術デモとしてスタートしたらしく、ソフトは
【プレイ感想】オクトパストラベラー II
2018年にリリースされた前作の続編。前作は3年前に遊んでいたっぽい。オクトラ2はリリース年の2023年には買ってたけどなんだかんだで漬けてしまっていたので今やることに。1年程度じゃきかない漬物がたくさんあるのですが、まあそれはそれとして……
8人の旅人がそれぞれの目的をもって世界を冒険する。いずれ道は交わり、共に旅をする。そしてその道は、やがて大きな一つの道にたどり着くこととなる。ドット絵と3
【プレイ感想】祇:Path of the Goddess
タワーディフェンス的戦略ゲームというのは、わりと「昔のゲーム」みたいな印象を受ける。個人的にフラッシュゲームでよく目にしたというのもあるのかもしれない。それが2024年にカプコンから出るとは思わないじゃないですか。まあ厳密にはアクションストラテジーなんですけど。
宗を操作して巫女の世代(よしろ)を鳥居まで導く。穢れた鳥居を祓えばクリア。……なんだけど、穢れた村の道は結晶を使わないと世代が通れない
【プレイ感想】Hookah Haze
シーシャって吸ったことありますか?おしゃれな言葉を使ってはいるものの、要するにタバコなので、様々を気にする人は控えたほうがいいと思います。店で吸うと匂いも結構つくだろうし。そんな諸々を承知で楽しむのであれば、アングラな感じにも、まったりとした時間を過ごすのにも向いている。素敵に無駄な時間を過ごせるのではないでしょうか。
なお酸欠には注意。閑話休題。
治る見込みの薄い病を患った炭木トオル。そんなト
【プレイ感想】ナツノカナタ beyond
プレイ感想とは全然関係ないんだけど、本作をプレイしてから感想noteを書くまでにPCを買い替えたため、スクリーンショットが全部消えた(サルベージを忘れていた)。少し残念な気持ちになっている。ので以下の画像はすべてストアページ由来。
パソコンを通じて繋がった、終末世界を旅する「ナツノ」と通話しながら旅を見守る話。 もともと無料ゲーとして2022年に公開されたものの完全版。スチルやBGMが増えている
2024年に遊んだゲームの感想まとめ・上半期編: 2/2
続き。6月末までに遊んだゲームにすれば厳密に「上半期編」なんだけど、道楽なのでゆるーい感じに。40本でキリが良く、そこで区切ることにした。
21. (the) Gnorp Apologue明確に戦略の存在するクリッカーゲーム、といえばわかりやすいか。
小人のGnorpくんを呼んで岩を殴って欠片を使って豊かになる。
で、一定の掘削速度(というか [掘削]-[回収] の値が参照されているんだったかな
【プレイ感想】Fate/Samurai Remnant
Fate作品は全然触れたことがない。なんとなく無双ゲーかそれに準ずるものを遊びたいな、と漠然と思っていたところにこれが出たので触ってみたという感じ。
言ってしまえば一騎当千アクションっぽさはあれど、そこは本質ではなかったという感じがした。ビジュアルノベルとアクションがうまいこと融合しており、物語が先にある、と思った方が遊びやすい。
ちなみに前もって言っておくと、融合はうまいこといってるのだが、
2024年に遊んだゲームの感想まとめ・上半期編: 1/2
増えた。遊んだゲームの数が増えてきたので、上半期と下半期で分けたほうが良さそうだということで分けてみた。あと年末にまとめると、年の頭にやったようなゲームの記憶がやや抜けたりするので、小分けにした。
ゲームのラインナップは概ね遊んだ順になっています。つまり先頭が1月、最後が今月。シリーズものの場合は順不同になったりもするけど、そもそもそんなに厳密ではなかったりする。
Steamのストアページなど
【プレイ感想】イハナシの魔女
アドベンチャーゲームって最高ー!
ボーイミーツガールって最高ー!
つまり最高のゲームです。
本作は沖縄の離島が舞台となっているノベルゲーム。主人公の西銘光は、高校一年生の春、育ての親から渡夜時島(とよときじま)の祖父の家で暮らすよう言い渡される。祖父の家を訪ねれば祖父は不在。
途方に暮れてサトウキビ畑をさまよった光は、謎の少女リルゥと出会う。2人はすったもんだありながらも協力するのだが、リルゥに
【プレイ感想】インディカ
ロシア文学にはあまり触れたことがない。「罪と罰」なら読んだことはあるけど……
ロシア正教会を中心とした信仰をテーマにしたり、精神性・人間の心理について踏み込んだ描写がされていたりという特徴をもって「ロシア文学」とラベリングするなら、多分本作は「ロシア文学」になるんじゃないかなと思います。
奇天烈インディカはとある理由から修道女となっているが、どうやら彼女は頭の中に悪魔が住み着いているのか、悪魔の
【プレイ感想】Stellar Blade
ゲームの開発には背景が伴う。開発者の思想だったり、国の情勢。ほかにもゲームからの引用、オマージュなんかがそれにあたる。結局のところ、何もないところから何かを生み出すことはほとんどできないのだから、そんな「影響」はごく真っ当な現象だといえる。これが広いムーブメントとかになっていくと作風とかジャンルに繋がっていくのかもしれない。
話を本作に戻す。制作会社はコンシューマゲーが下火がちな韓国でスマホゲー
【プレイ感想】Rise of the Ronin
日本を舞台にしたアクションアドベンチャーは数あれど、なんだかんだ幕末を舞台にしたものは無かったんじゃないかと思う。『憂世ノ志士』『龍が如く 維新』とか?史実ベースで展開される物語は自分好みでよかった。結構歴史が好きなのかもしれない。
外連味少々
歴史物だからといってがっつり渋く調整されているわけではなく、オープンワールドRPG的な文法がちゃんと踏まえられている。ファストトラベル、滑空、ステルス
【プレイ感想】ユニコーンオーバーロード
シミュレーションRPGとは、立案と実行を繰り返す作業。
そしてその作業に魅力が詰まっている。
五つの国家からなるフェブリス大陸の中心にあるコルニア王国。王国はヴァルモアの反乱により陥落し、やがて大陸全土を覆いつくす。亡国コルニアの王子アレインは雌伏の時を経て、ついに解放軍を率いることとなる。
みたいな話。
ありきたりだが、それでいい
本作はストーリーもしっかり描かれており、キャラごとのエピソ
【プレイ感想】(the) Gnorp Apologue
人は時に、クリッカーゲームを無性にやりたくなる時が来る。
それが今。
gnorpという小人がいて、真ん中の白い岩をひたすら殴り、破片を集める。破片を集めて施設を作ればgnorpが増えるので、さらに岩を殴らせる。
……とまぁかなりクッキー感があるゲームだが、本作は割と明確に「エンディング」が存在する。
何を隠そうこの岩、意思があるのかないのか、めちゃくちゃ削られるとそのうち破片を吸収し始めるのだ