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草木花のある生活

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今日はお花でも買いたい気分。でも何を買おう?今の時期はどんな花がいいのかな。 そんな方のために、四季のお花の種類や性質、特徴などの知識が入るような話をエッセイ形式で書いています。
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#花

東風凍解

東風凍解

【東風凍解】
2/4〜2/8ころ

はるかぜこおりをとく

立春の最初の初候
はるかぜこおりをとく

そろそろ春一番が吹く頃!
強い風は生活にはあまりありがたくないですが、春の訪れのひとつでもありますね。

散歩をしていると、つばきやさざんかの花があちこちに咲いています。

花も葉も似ているふたつの植物ですが、見分け方は簡単。

花が丸ごと落ちてるのがつばき
花びらがら1枚づつ落ちているのがさざん

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立春

立春



【立春】

今日は立春。
暦の上では今日から春!そして二十四節気では始まりの節気。

まだまだ寒いから、え、もうほんとに春が始まったの?と思うけど、

東京ではもう早くも梅のつぼみがほころんで、陽当たりのいい場所では咲いているところも。

曹洞宗では、立春大吉と書いた紙を柱や玄関に貼って厄除けをするそう。

「立春大吉」は、全ての文字が左右対称、裏から見ても同じであることから、安定に通じる縁起

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如月

如月

【如月/kisaragi】

2月がスタート!
最近妙に暖かくて、よーく家の周りを見ていると本来冬は地上に出ていないはずの草木がそのまま育っていたり・・

異常気象なのかなと思いつつも、やっぱり冬場寒いから、春が待ち遠しい!
春の気配をつい探してしまう今日このごろ。

___

如月の語源には、寒さで着物を重ねる
「衣更着」
春めいてくる時季を意味する
「着更来」
があるんだそう。

まだまだ寒い

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お花は好きだった?

お花は好きだった?

今でこそドライフラワー作家なんてやってますが、実は私は30代のまんなかくらいまでは、お花は好きだけど苦手、でした。

お花はきれいだから好き
たしかにすごくきれいだし、すてきだと思う
花が好きって言う人にも憧れる

だけどすぐ枯らしちゃうし
水換えをマメにできるような性格じゃなくて
買った時は嬉しくても、次に見る時はなんだかしおしおになっていて
ああ、捨てなきゃー
みたいな

何かに使えるわけじゃ

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りんどうを飾る

りんどうを飾る

りんどう。
鮮やかなブルーに、ゆりのような流線型の美しい花。
お値段もお手頃。

すきだけど
すきだけど

長細くて、花も枝みたいについていて、どうにも飾りにくいんだよねー!

というのが私のりんどうのイメージでした。

私は花は気軽に楽しみたいタイプだから、
あんまり大袈裟な感じは好きじゃない。
(もちろん、花の種類にもよるけど)

ちょっとそのへんで摘んできました、みたいな雰囲気が好き。

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発表会のリース

発表会のリース

先日は娘の最後のピアノの発表会でした。

発表会のために、リースブーケとドレス、髪飾りを製作。

娘は私にそっくりで、やっぱりピアノはそんなに好きにはなれなかったみたい。

ピアノ自体が嫌いというよりは、練習があまり楽しくないんだよね(わたしもそうだった)。

音符も読めるようになったから、あとはまた自分で自主的にやりたくなったら習えばいいかな、と思って今回でやめることに。

毎回作っていたドレス

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アガパンサス

アガパンサス

初夏といえば、アガパンサス!
花言葉は、

「恋の訪れ」「ラブレター」「恋の季節」

恋に関する内容が多いですね😉

実は別の花を探していたんだけど、あまりにきれいな薄紫に見惚れてかってきちゃいました。

しっとりした質感に、ゆりのような長く優雅な形。葉も長細くて、全体的に長い線で構成された品のある花。

庭にあるユーカリやミモザ、オリーブの葉と合わせてブーケに。

みずみずしい季節の生花がある

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好きだから、全部知りたい

好きだから、全部知りたい

私は好きな植物は買うだけでは飽き足らず、自分でも育ててみたくなる。

ただでさえ好きなのに、育ててみたらその成長のすべての美しさを味わうことができるなんて、これぞまさに「贅沢」。

切り花は、まあ言うなれば若くて一番美しいときだけを見ているようなもの。

でも、好きなら一番いいところだけじゃなくていい。

幼少から老齢までそれぞれの魅力があって、一番美しいところだけを切り取りで見るだけじゃなく、発

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実は優秀な花、エリンジューム

実は優秀な花、エリンジューム

ギザギザでクールな形。

じつは飾っておけば、そのままドライになって長く楽しめる優秀なお花。

それがエリンジューム。

この花、みためは部屋に馴染むかな?と感じますが、実は色合いもくせがないから場所問わず飾れます。

1本で3-4つの花がついてるので、カットして短めの花瓶にかざれば1本で形になるお得なタイプ。

しかも、そのまま飾っておけば勝手にドライになってくれます。
ドライになっても形状はほ

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ほたるぶくろ

ほたるぶくろ

初夏の素朴な花、ほたるぶくろ。

ベル型でかわいくて、色合いもなんだか日本らしいかわいいカラー。

はなびらも繊細で、すこし透明感がある感じ。
わたしはこの、紫と白が一緒に咲くタイプがすき。

ひとつひとつの花の紫の分量がちがうから、ながめているだけで飽きない。

ちょうど初夏が始まる前くらいに出始めて、

「ああ、今年も夏が始まるのか。」

っていうきもちになる。

木々の緑がだんだんと濃くなり

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おうちの時間を愉しむこと

おうちの時間を愉しむこと

東京でも、オーバーシュートの可能性の示唆と、改めて不要な外出を控える要請が出ましたね。

1カ月くらい前から在宅勤務推奨や、学校が突然春休みになったりと、非日常の生活なかなり皆鬱憤が溜まっていたから

1ヵ月くらい経ってもういい加減外出したい!

という気の緩みが出ちゃったのかなと思います。

私も引きこもり生活で鬱々としていたから、よくわかるー😭

私の中で、今回のような社会的クライシスがある

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春のピンクとおもうこと

春のピンクとおもうこと

外はすっかり春めいてきましたね。

こんな時期に外出を控えるなんて辛すぎる・・!はやく落ち着いてほしいものです。

さてさて、そんな中、新作リースをデザインしていました。

こちら、先月買ったピンクの千日紅を使っています。

ドライフラワー を触っていると、単にピンクといっても色々な表情があるなあと感じます。

プリザーブドフラワーだと、女子〜な感じのピンクアレンジになりがちですが、ドライフラ

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お庭ブーケのススメ

お庭ブーケのススメ

まだ少し寒さが残る春の始め。

この時期に欠かせない庭の花というと、やっぱりパンジーやビオラ。

パンジーやビオラって自分が小学生の頃から身近な花で、学校にもよく植えられていて。

正直私のイメージは
「ダサい花」

だったのだけど

最近のパンジーは、色合いもすごくかわいくて、フリル付きだったり、きれいなグラデーション カラーだったりと、

「え、こんなにかわいいの!」

とびっくりします。

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リースの円形は、「途切れない、永遠」という意味

リースの円形は、「途切れない、永遠」という意味

古今東西、願掛けというものはいつでもありました。
私が作っている、リースにももちろんあります。

リースはその丸い形状から、
「途切れない」
「永遠」

という意味があり、玄関のドアに飾ることで、ドアから出て行った家族がまた変わらずに帰ってきますように、という願いを込めて飾られていたんだそう。

私は現在2児の育児中ですが、子供の数だけやっぱり出会いも別れもあって。

学校の卒業や、引越し

それ

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