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『「Z世代の美容消費の『今』を知る」~世界のZ世代の動向を現地からリポート』ウェビナーダイジェスト版をお届け!

こんにちは、ampuleのあんちゃんです!
 
ここ最近、インタビュー記事を多くお届けしておりましたが、いかがでしたでしょうか?^^

Z世代のありすたの視点で、メンバーにインタビューして記事に起こしてくれるので、メンバーの一員である私も、毎回楽しんで記事を読んでいます。
少しでもampule、さらにはメンバーについて知っていただければと思いますので、是非今後も楽しみにしていただけると嬉しいです!
 
さて、今回は9月9日(水)に開催した、ampule主催ウェビナーのダイジェストを皆さまにお届けします!
是非、最後までお読みいただき、トレンドの源となる「Z世代」について知っていただけたら嬉しいです!
 
▼前々回のampule magazineとウェビナーのご案内はこちら▼

今回のウェビナーでは、magazine vol.4のテーマでもある「Z世代」について、大きく2部に分けてご紹介しました。ampule代表の飯田(あちゃこ)さんがモデレーターとなり、Z世代インサイト専門家の山口夕依さん、ampuleフランス特派員の飯田マリーナ加穂さんにもご登壇いただきました!

山口夕依氏  ホンマでっか⁉TV等のメディア出演経験もあり、SNSトレンドとZ世代インサイトの専門家、音楽プロデューサーとしても活躍されています。
トレンダーズ ampuleフランス特派員 飯田マリーナ加穂さん フランス大学院に在学中。Z世代ド真ん中からの視点で、日本のみならず世界で活躍しているZ世代について、ampule magazineからも発信してくれています。

それでは、早速、ウェビナーのダイジェストをnote記事でも2部構成でお届けいたします。

【1】  Z世代の生態と5つのキーワード

第1部では、Z世代のインサイト専門家の山口さんよりお話しいただきました。
 
初めに、Z世代についておさらいです。
【Z世代=1996年~2012年に生まれた世代】を指す名称です。
意外と曖昧な方もいらっしゃるのではないでしょうか…?
ちなみに、Z世代の前の世代は【Y世代=1980~1995年生まれの世代】となり、第1部の前半では、Y世代⇒Z世代の比較をしながら、Z世代の生態についてご紹介しました。

特に、Y世代⇒Z世代の大きな差としては、大きく3つが挙げられます。
①    写真映え⇒動画映えも注目されるようになった
②    共感⇒共感で止まらず、応援・サポートするようになった
③    自分に合っているか⇒自分に合っているかだけでなく、自分以外の個人、社会などを包括した全ての人にあっているかを大事にしている
 
Y世代が大事にしていたことを、Z世代は変えていったのではなく、追加する形でアップデートしていることが分かりますよね。
 
次に、第1部のメインである「Z世代の美容消費における5つのキーワード」について動画コンテンツを軸に、ご紹介いたします。


❶【Strange】
「一風変わっている/不思議/使ってみないとわからない」の要素がポイントになります。今までは「映え」だけで興味を持ってもらえていたものが、Z世代には、「面白さ・変」などの要素も追加されて、やっと購買行動に結びつくのです。
 
❷【Dramatic】
「変身動画」は、数年劣らずZ世代にも注目されています。特に、ブランド・商品の独自のDramatic要素を加えることで、驚きを与え、一点突破できるほどの効果を狙えます。
 
❸【Honest】
「全方位からありのまま映し出す」ことを重視しており、「取り繕うよりもリアルに伝える方がかっこいい」という価値観を大事にしています。そのため、綺麗ごとや嘘偽りに捉えられてしまう内容は、今まで以上に逆効果になってしまいます。
 
❹【Medical】
Z世代は、特に美容医療や整形に抵抗感がなく、積極的な世代です。最近は、Medical要素として成分名を前面に出したブランドがヒットする流れが続いています。
 
❺【Korea】
YouTubeやNetflixなどの普及により「韓国カルチャー」そのものを愛している点がポイントです。また、J-Beautyにも「韓国」は大きく影響を与えています。最近は、日本の商品でも「韓国っぽい」商品が注目されているので、なんとなくイメージがつく方も多いのではないでしょうか。
 
このように、Z世代は本質を見抜いて物事を判断しアクションを起こす生態であることが分かりました。Y世代である私は、いつも物事をありのまま信じ、受け入れてしまうので、Z世代の考え方は、非常に学ぶことが多いです。
 
第一部では、Z世代の生態を5つに紐解いてご紹介させていただきました。
今のZ世代は、まさにY世代が作り上げてきたトレンドを壊さず、アップデートするように物事を考えていることがお分かりいただけましたら幸いです。

【2】世界のZ世代ビューティーに求めるもの

第2部では、Z世代ド真ん中のマリーナさんよりお話しいただきました。
なんと最近のZ世代の多くは、パワーポイントではなく、canvaを使うそうです。
プレゼンの仕方から既にZ世代の生態が感じられますよね!
 
初めに、Z世代は新顧客層という見方をされることが多い中、Z世代目線では、ブランドや商品を買って試すだけでなく、“一緒に作っていきたい”という想いがあるそうです。

そこで、マリーナさんからは、「Z世代は、ビューティーにとって最強のパートナー」であることをご説明いただきました。

なんと64%のZ世代は、ブランドと協力したいと思っているそうです。
Z世代と、より良いパートナーシップを築くには、「Z世代の価値観」「Z世代が求めるビューティー」の2点が最重要になっていきます。
この最重要ポイントについて紐解いていきます。

❶【Z世代の価値観】
実は、Z世代は生まれてから今日まで、リーマンショックやコロナパンデミックなどを経験しており非常に不安定な世界で生きているのです。そのため、本質的に物事を考えるようになり、さらには、デジタルネイティブだからこその広告などを見極めるフィルター力が鍛えられているなどといわれています。
 
そんなZ世代の価値観のカギとなるのは、「エシカル」「自己表現」「コミュニティー」です。
「エシカル」・・・論理的な消費だと考え、環境や社会に配慮した取り組みが本質的かどうかを見極めています。
「自己表現」・・・幼い頃からセルフブランディングをしてきているZ世代は、アイデンティティを広げていきたいという想いが強いのです。
「コミュニティー」・・・他人と比較や競争を促す志望や憧れから、みんなで励まし合い、感化し合うコミュニティーを大事にしています。

❷【Z世代が求めるビューティー】
こちらでは、Z世代を引き付けるビューティーの魅力とこれからのポテンシャルについて、ホットな事例を交えながらご紹介しました。
 
イメージがつきやすいよう、一部の事例を抜粋しながらご共有いたします。
 
まず1つ目の事例は「Bimbo運動」です。Bimbo=お馬鹿でふしだらな女性というマイナスな意味するようでした。しかし、コロナ禍でZ世代たちが「バリバリキャリアを積んでいる女性だけが賢い(正しい)わけではない」とBimboの固定概念をポジティブな意味合いに再定義していきました。
「フェミニズム」などの考えが世の中的にはありますが、「誰に何を言われようが自分が好きなものを好き」ということを公言していこう、という動きがZ世代に見られる風潮です。
 
固定概念の再定義をする力ももつZ世代はとても頼もしいですね。
 
2つ目の事例は「エシカルビューティー」です。あるヴィ―ガンスキンケアブランドは、ニキビを治すケア商品(パッチシール)をあえてカラフルに目立たせ、「ニキビケアも楽しむ」というコンセプトを発信しています。「ニキビは隠すべき」という固定概念を覆し、あえて目立たせて楽しむ、という選択肢を提供しました。Z世代はマイナスをポジティブに変えて、みんなが楽しい!と思えるような取り組みを好むため、こういった商品が注目されているようです。

最後に

「Z世代の美容消費の『今』を知る」をテーマにしたウェビナーのダイジェスト版はいかがでしたでしょうか?
 
実はampuleチーム内には、ピチピチのZ世代が3人も所属しているのですが、まさに「みんなちがってみんないい」のアイデンティティを感じるシーンが多くあります。
特に最近私が感じたのは、毎週あるチーム会で、Z世代の3人は、他メンバーが全員先輩でも発言を恐れない点です。思ったこと感じたことをスピーディーかつストレートに意見を述べてくれるのでこれこそがZ世代の「自己表現」なのだと感じました。
 
今回のウェビナーも少しでも皆さまにとって有意義な時間・内容となっていましたら幸いです。また、記事には載せられませんでしたが、質疑応答のコーナーも非常に盛り上がりました…!
是非、今回は見逃してしまった!という方も、次回はリアルタイムでご覧くださいませ^^
 
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今日もお読みいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに^^

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