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#分人主義

『顔のない裸体たち』(作者:平野啓一郎)を読んで

『顔のない裸体たち』(作者:平野啓一郎)を読んで

 平野啓一郎さんの本は「分人主義」に会ってから遡るように読むようになりました。
 今回読んだ「顔のない裸体たち」は、その分人主義を出したとされるより以前の作品になります。
 が、その考え方の一端は見え隠れしており、分人主義を考えるうえでも一読の価値有な作品だったと感じました。

作品情報

作者:平野啓一郎
刊行:2008/7/29
出版元:新潮社
ページ数:194ページ(文庫版)

あらすじ

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『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(筆者:平野啓一郎)を読んで

『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(筆者:平野啓一郎)を読んで

 この本との出会いは、オードリー若林正恭さん著の「社会人大学人見知り学部卒業見込」の中で紹介されていたのがきっかけだった。
 若林さんみたいに独特な視点を持っている人が面白いという本とは一体どんな内容なんだろう?と興味を持ったところからこの本を手に取った。
 そして、この本を読了した頃には自然と平野啓一郎さんの作品を手に取っており、この本含めた平野さんの作品の大ファンになっていた。

本書の概要

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