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はじめまして!さとうと申します。
株式会社DEECHという会社でエリアマーケティングのDXソリューションを提供しています。

前回書いた自己紹介から丸3年以上経過してしまったので、アップデートも兼ねて2023年版の自己紹介のnoteを書こうと思います。改めて自己紹介を行おうと思ったキッカケは、複数のSNSとリアルの交流をしているなかで「さとうは何者なのか」という質問をもらうことが多くなってきました。

この質問が出てくる理由として思い当る節はありますが、オンラインとオフラインで色々と興味あることに取り組んだり企画をするのが好きなので多面体を見てもらえるのは良いことだとは思いつつ、仕事においては「何をしてるか分からない」は良くないなと。なので、さとうと交流が発生する前や後にnoteに軽くお目通しいただければ「あー。そういう感じね」と思っていただけると嬉しく思います。それと、採用担当でもあるので未来の仲間にも届きますように!という願いも込めております。

ちなみに採用サイトはコチラ。



雑草なんです。

さとうを語る上でまずはこれに触れない訳にはいきません。

ビジュアル系バンドでデビューし損ねたさとう

現在は東証スタンダートに上場しているグループ企業の役員として仕事をしていますが、根は雑草そのもの。この写真は大学生の頃のさとうです。中学3年生でギターを持ち始めてからずっと音楽で生きていくと信じて疑わない時期を長く過ごしました。けれど、大学時代の同級生もどんどん就職をしていき、仲間のミュージシャンもどんどんプロになるなかで僕は25歳まで音楽を続けましたが、結局は一番なりたくないと思っていた会社員を選ぶことになります。本気でやっていたからこそ、プロになれなかった自分にとって音楽は挫折以外何物でもなかったのですが、今では音楽をやっていたからこそ素敵な仲間に出会う事にもつながっていると心から思えているので人生に無駄なことなんてなにひとつないんだと学習しました。ちなみに。この写真のどこにさとうがいるか分かります?正解はお会いした際にでも。

自分のキャリアを決めた出版社

新卒で会社に入ることが王道とするならば、僕は音楽をやっていたので社会には横入りしたアウトローそのものです。けれどまったく根拠のない自信のようなものだけあって、雰囲気としては夏の日にアスファルトの脇から出ている雑草みたいなものです。元々音楽で生計を立てようと考えていたタイプだったので、有名な会社で働きたいとか資本が大きな会社で安定が欲しいとかは皆無でした。これは今も想い続けている事です。

音楽を辞めてから求人広告媒体を売っていく代理店で働きました。最初は右も左も分からずとにかく言われたことだけやってみました。そのお陰かどうかは分かりませんが、リクルート社からすべてのクォータで達成した人に与えられるグランドスラムの表彰をされるなどの経験もしました(年間で5人程度しかいなかった)。けれど、自分が長く育てたクライアントを他代理店の新卒2か月目の営業に価格でリプレイスされてから「同じ商品を皆で売る仕事」に嫌気がさしました(いや、今思えば僕の営業が上手くなかっただけと思います)。その出来事があってから自分の志向性というか、自身の心が楽しめるのがなんなのかということが朧げに浮かんでくるようになりました。音楽で培ってきた、作詞・作曲をしてそれをアレンジしていけるような仕事が自分には合っていると思ったのかもしれません(決して化粧時代に戻ろうと思ったわけじゃありません)。

「自分で作ったものを自分で価格を決めて自分で売っていく」。このようなことを自分が好きなジャンルでやっていけたら楽しいだろうということで、通信やネットワーク、ITやICTを取り扱っている専門出版社に入社しました。結局ここにはなんだかんだと13年間勤めることになるんですが、新規事業の立上げも運よく複数経験できたりと、現在のキャリアに繋がることがたくさん学べました。

そこから広告営業、編集、3万人の来場者が毎年集まる展示会の運営、セミナーの企画・運営・プロモーションなどに携わりました。恐らく、13年間で延べ500社以上、数千人の方に取材をさせていただき、ITやWEB、通信関係を中心に様々なジャンルの商品やサービスの話を聞いたと思います。ここで培ったコンテンツに対する知見は現在もブラッシュアップされて自分の大きな武器となっています。

どアナログ企業への転職

僕が勤めていた出版社の編集部で立ち上げたメディアが成長し、しばらくしてそれを作った直属の上司がそのメディアを持って独立することになりました。僕自身はその誘いには乗らず、それまで温めていた新規事業のネタをこの機会に経営陣にプレゼンしたくて会社に残る決断をしました。しかし、かなりの自信を持って臨んだ役員会は否決。ここではじめて13年間の長きにわたり在籍してしまった自分のキャリアを呪います。けれど、これがあったからこそこの先の仕事をどう創っていくかを考える機会に恵まれたと思っています。

同じところに長く勤めていれば「辞めるかも」と周りに話せば自分のスキルも浸透しているので他社から声も掛けられます。それなら最後はそこで人に頼れば良いと気軽に考え、否決された事業企画書を持って自分の価値を知るためのプレゼンという形で本格的に転職活動を始めました。結局最初に訪問したDEECH社(当日は別な会社名でしたが)に入社するのですが、当時の創業社長がアグレッシブなタイプで僕が持参した新規の事業企画書を大いに面白がってくれたのがキッカケでした。

この最初の訪問では予定されていた面接時間を大幅に超えて2時間以上滞在していたかと思います。その場で内定をもらいながらも逆に怪しいと考えその日は帰りましたが、なんとなく縁を感じて結局入社することになり、気が付けば10年間以上在籍しているのでご縁とは面白いものです。

そしてDEECH社に転職後、順風満帆に行くかと思いきや人生はそんなに甘くありませんでした。いざ入社してみると当初提示された年収と異なっていたり、売ると言われていた営業部隊がまったく味方になってくれなかったり、メデイアを作るための予算も自分で稼がないといけなかったりと、入社して1週間で辞めようと思いました。けれど、「キャリア採用で入っている手前、なんとしてでも結果を出さなければ」と思い直し、ひとり奮起してなんとか知り合いを辿り自分が持ち込んだ新規事業の協業先を見つけました。捨てる神あれば拾う神ありとは良く言ったものです。結局、大手私鉄の鉄道会社と協同でレベニューシェア方式でWEBとアナログのメディアを立ち上げることができました。今でいうオウンドメディアとコンテンツマーケティングです。この事業は自分のキャリアにおいてかなり実績を上げることができました。

平野レミさんのお家に伺ってのインタビュー
歌舞伎好きが高じてインタビューをさせてもらった松本幸四郎さん(当時は市川染五郎さん)
落語のすそ野を広げるために明るくインタビューに応じてくれた林家たい平師匠

ここで立ち上げた雑誌は大手私鉄の94駅、スーパー91店舗や百貨店への設置。ほかにもグループが所有するスポーツ施設や学童保育へも設置されました。特にユニークだったのはネットスーパーで注文された商品と一緒にユーザーに手渡したりと、参入障壁が高い仕組みが構築できたことでプラットフォームとして魅力的となりました。広告媒体としても注目され多くの問合せをいただきました。オウンドメディアとしても当時はそれほど世の中に多くはなく、こちらで様々な著名人へのインタビューやライフスタイルの情報発信も行えて当初の目論見以上の効果を出すことができました。

SaaS開発ベンダーとしての立ち位置

アナログしか売るものが無かった当時に入社して自社メディアの立上げ。そこからクリエイティブ部門やWEBソリューション部門のマネジメントも行ってきました。そして、さらなる新規事業として、DEECH社の主力事業を「アナログ販促をアップデート」するべく、エリアマーケティングシステムの開発を行います。こちらの詳細は別のnoteに書いてありますのでお時間がありましたら目を通してみてください。

当時在籍していた社員にこのシステムを作っていく構想を話してもほとんど見向きもされませんでしたが、そんな中でも志を強く持って一緒にやった仲間となんとかリリースにこぎつけました。そして今では多くの企業様に使っていただけるまでに成長することができています。このシステムは新機能がどんどん追加されていますので、物語はまだまだ始まったばかりです。

自社開発しているエリアマーケティングシステム「DEECH」

「DEECH」はエリアマーケティングを行っている会社に対してDXソリューションを提供しています。大きくは3つに分けられます。

①来店を促進するためのWEBマーケティング
②ポスティングや新聞折込などのアナログ施策
③エリアマーケティングシステムの開発及び提供

ポスティングや新聞折込をGoogleマップから全国47都道府県に発注できるDEECH(SaaS)は自社商品です。DEECHには商圏分析も備わっていて、販促前調査や反響分析、競合分析が可能になります。多店舗展開している企業が今後取り組まなければならないエリアマーケティングのDX化に強くコミットしていけるソリューションとなります。

エリアマーケティングのDX市場は今後益々盛んになっているので、DEECH社はそのトップベンダーになるべく頑張っていきたいと思っています。

現在とこれからと

さとうの現在はDEECH社の執行役員として組織運営に関わる意思決定が主な業務ですが、自社マーケの方向性を定めたり、エリアマーケティングシステムのプロダクトオーナーだったり、営業も行っています。他にも採用や広報・PR業務も携わっています。

また、2023年1月からDEECH社の親会社(デザインワン・ジャパン)との協同で「DX王」というメディアを立ち上げました。中堅・中小企業のDX戦略をサポートするメディアとして、DXに関する様々なコンテンツを発信しています。こちらではメディア全体の方向性や取材先の選定など「メディアプロデューサー」という立場で仕事をしています。前職で13年間出版社にいたことで、改めてこうしてメディアに携わらせて頂けるのは本当にありがたいかぎりです。

DX王は「これからDXに取り組みたい」「DXに取り組み始めた」企業やDX担当者に向けてDXに関する様々な情報を発信しています。DXを成功に導くための組織戦略やキーマンへのインタビュー、ソリューションや事例を豊富に掲載しています。もしご興味を頂ける企業様がおられましたら遠慮なくお声がけください。

DXを推進している経営層に話を聞くメディアです

DX王ではオフラインイベントも行っています。組織がイノベーションを起こす際には様々な軋轢が起こると思いますが、記事にする際にはそのあたりの泥臭さはなかなか書けなかったりします。けれど、その解決方法が本質だったりするのでそれを生で聞いてもらう場を設けています。いや、これはホント面白いです。個人的には超有料級のコンテンツだと思っております。


DX王で取材をした方をお呼びしてクローズドで勉強会
勉強会の後は交流会で盛り上がっています

オンラインとオフラインのハイブリッド交流を増やすことが自分の価値を左右する時代に。

「セルフブランディング」。色々な場所で見聞きする言葉ですよね。「SNSで発信をしないのは存在しないものと同じ」と言われる方もいます。組織に属する人や、個人事業主やフリーランスなど組織に属していなくても自分が何者であるかを発信するのはとても大切だと思います。

僕は仕事ではTwitterとLinkedInを活用していますが、特にLinkedInは2022年末現在で300万ユーザーを突破していて非常にユニークなビジネスプラットフォームです。現在は著名な方もどんどん登録してきてますので、LinkedInはこれから注目されるビジネスのプラットフォームになる気がしています。こちらでは交流会が盛んに行われています。その一部を紹介します。

LinkedInで繋がった方達と屋形船で交流会
ネコが大好きという方達だけで集まった交流会
音楽が好きな方達で集まったLive&交流会
「Golden Age of 2024」というタイトルで頑張る人の背中を押した音楽イベント
「Golden Age of 2024」。演者と来場者での交流会

過去に何度も異業種交流会やビジネスマッチングなどのイベントに参加してきましたが名刺が増えるばかりでした。しかしビジネスSNSは「音楽好き×ビジネス」、「ネコ好き×ビジネス」など、「〇〇×ビジネス」という〇〇が非常にポイントで、先に共感や好きな事で繋がりが持てると不思議とお仕事の話になったりします。交流をすっ飛ばしてビジネスだけの話をしても「信頼」という部分が抜け落ちていると何も生まれないと学習しました。

最後に

普段はTwitterやLinkedIn、facebookにおりますので、お気軽に交流させて頂ければ幸いです。ウェビナーや展示会、そしてオフラインイベントなどでぜひお会いいたしましょう!



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