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#読書記録
【読書記録】2024年5月
小説『星へ落ちる』金原ひとみ
登場人物の数だけその恋愛の真実があり、当人たちにしかわからないこと、また当人たちにだけわからないことがある。遠くからみるとどれも等しく光って見える「星」のなかで自ら光っているものはない上、近づいてみてみると岩肌がごつごつとしていたり、ツルツルとしていたりと個体差がある。異性やその人との関係を俯瞰することの不可能性について思いを馳せた。
ビジネス『プロジェクトのトラ
【読書記録】2024年2月
2月は意識的に陰鬱とした小説を読んだので、かなり精神が陰鬱としていました。3月はもう少し思想系の本を読んで、精神をニュートラルに戻したいです。
これまでの読書記録をまとめたマガジンはこちら↓
2023年4月から現在までに読んだ本のジャンル別一覧はこちら↓
小説『死にたい夜にかぎって』爪切男
ドラマを観て面白かったので原作小説も。どんなに衝撃的でつらい出来事も「まあ、いいか」、もしくは独特の
【読書記録】2024年1月
2024年は年間60冊と目標を立てたので、月5冊以上のペースで読んでいきます。これまでの読書記録は↓のマガジンで!
エッセイ『社会人大学人見知り学部 卒業見込』若林正恭
最初の方は面白いのに、後々失速していくのはどうしてか。上手く書こうという見栄や我欲が出てくるためか。角が取れていって丸くなってしまった文章は、どうにも目が紙面を滑ってしまう。悲しい。でも「良い文章が出て来るかも!」と期待して最
【ジャンル別】読了&読書記録済み一覧
読んだ本の一覧をまとめます。
冊数や読書の目的等の事情から、客観的にMECEでない分類になっているのがなんとなく気に入らないためその内編集します。
下記マガジンに読書記録を書いている本の一覧です。
小説2023年
『なんとなく、クリスタル』田中康夫
『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ
『女のいない男たち』村上春樹
『論理と完成は相反しない』山﨑ナオコーラ
『正欲』朝井リョウ
『あの
【読書記録】2023年11月
11月の読書記録です。
4〜10月の読書記録はこちらのマガジン↓
哲学・思想等『現代思想入門』千葉雅也
デリダ、ドゥルーズ、フーコーについて「何を脱構築したか」を軸に解説した後、ニーチェやマルクスに触れつつラカン派精神分析まわりの現代フランス思想を概説する、という内容だった。体系的にまとまっていて良かったが、頭が鳥なので体系的に知識が得られたかというと否である。机に向かって年表などに落とし込み
【読書記録】2023年10月
10月の読書記録です。
4〜9月の読書記録はこちらのマガジン↓
小説『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ
実際にあった東大生による強制わいせつ事件をもとに書かれた小説。「あまりにも露悪的に書きすぎ」「実際の学校について細かく描写する割に事実誤認が多すぎ」のような批判が多々ある。その一方で、描写されている悪の幾分かが事実であるためにそのような批判がなされるのだと思う。
日本の学歴社会を描いていると
【読書記録】2023年9月
9月の読書記録です。
4〜8月の読書記録はこちら↓
文フリ購入品『土日の手引き』1room
↑のnoteの方が大阪の文フリで頒布されていた、『土日の手引き』を購入しました。精神のほのぐらい人なら思わず「わかる……」となってしまうような思考の逡巡が軽妙に書かれており、読み物として面白かったです。
そのうえ実用性もまたあり、不思議な読み心地でした。
以上です。
お仕事がなかなか立て込んで時間が作