しらたまちゃん、

23卒キラキラパラサイト子ども部屋OLの日常🫶💞

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    毎月書いている読書記録や、ときどきしっかりめに書いている感想文をまとめたマガジンです。

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    わたしが死んだらこれを読んで、そしてわたしのことをときどき思い出してて

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    生活を愛した記録と愛したい意志

最近の記事

【読書記録】2024年10月

今月の読書記録です。 全然読めてないので11月はたくさん読みたいです。 エッセイ『いのちの車窓から』星野源 あまり文章表現の妙は感じられないものの、素直で率直な文章だった。彼自身に関心がないと読めない文章であり、かつ彼に関心があればこの上ない文章だと思う(私は彼に特段の思い入れがないため、正直そこまで、、、という感じ)。ゲームを通じて人間の娯楽の多様さを感じた話、新垣結衣さんとのなれそめの話、あとがきの「上手い文章」についての話は面白かった。後半に行くにつれて面白くなった

    • 【読書記録】2024年9月

      今月の読書記録です。 2024年が始まるときに立てた「年間60冊」という目標が早速未達となりそうで焦ってます。あと1/4年間、頑張ります。 エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭 芸能人がちょろっと書いて知名度で売るみたいなタイプの本は正直好きではないものの、若林さんの別のエッセイを以前読んでみて悪くなかったのと、人に勧められたので読んでみた。あるあるの恥ずかしい出来事を赤裸々に書いており、かえって人間としての自信が感じられる文章だった。 特に気に

      • 【読書記録】2024年8月

        今月の読書記録です。 業務多忙と私生活多忙により全然読めていない&書けていないことを反省。 小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹 中学生の頃、この作品の発売時に本屋に行列ができたニュースを見た覚えがある。当時は「なんて奇妙なタイトルだろう」と思ったものだが、あらためて勧められて手に取ると、なんとなく内容が想像できたから不思議だ。月日の流れを感じさせられた。ラストにいまいち納得がいかなかった。推して知るべし、ということかもしれないが、説明が必要な部分に説

        • 【読書記録】2024年7月

          今月の読書記録です。 小説『秘密結社ベネディクト団』トレントン・スチュワート/訳:久米真麻子 児童書で、謎の試験に合格した4人の子どもたちが謎解きやバトルを経て世界を救う話。ざっくり。主人公のレイニーがENTJっぽい子で、生来の特性故の孤独に言及されていたのが印象的。設定がジョージ・オーウェルの『1984』っぽかった。友達の子どもとかに買ってあげたい本。 『エミリー』嶽本野ばら 同作者の作品、『下妻物語』にも共通するが、お洋服に関する描写が濃厚なのが特徴の短編集。かな

        【読書記録】2024年10月

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          【日記】2024年7月

          20240710もうめちゃくちゃに鬱がひどくて無理だ。ただぼんやりとした不安と焦燥と倦怠、死にたさ。 2024071710時間くらい寝たら結構良くなった!幻覚と幻聴がなくなった。変なものが見えるのは脳が疲れているとき。すべての物事は脳によって作り出されている。 20240731ちょっと元気になった。最近はジェラートばっかり食べている。

          【日記】2024年7月

          【エッセイ】「嫌い」と向き合うことーなぜあなたはデブが嫌いなのか

          デブに対する風当たりはいつの時代も厳しいものである。デブが嫌われる理由はさまざまある。体積が大きくて邪魔、臭い、動きがノロい、見ていて暑苦しい、など。酷いときだと、「デブは怠惰の証拠!」と人格否定にまで至る。 ちなみに、デブが実際に邪魔で、臭くて、ノロくて、暑苦しいことは、実はそんなにない。満員電車で同じ車両に乗り合わせると、「なんだよ、倍の運賃払えよな」と少し思うくらいだ。それでは、なぜこんなにもデブは嫌われるのか。そこには、人間の至極根源的な精神の働きが介在していると考

          【エッセイ】「嫌い」と向き合うことーなぜあなたはデブが嫌いなのか

          【日記】2024年6月

          20240605生きている意味がわからない、目的のない人生を過ごしている。という悩みを話したら、「意味も目的も、誰も持っていないよ」と返され、まあそんなもんか、と奇妙な納得を得た。 最近は精神が堕落していて、何もやる気が起きない。会社員をまともに出来ているかすら怪しい。AM在宅、AM在宅、と予定表に入れては、家の大きなモニターを使って読み込もうとしていた資料や研修教材には一向に手が付かず、ちみちみとした作業だけこなして、「集中できない!出社しよう!」としぶしぶ重たい身体を引

          【日記】2024年6月

          【読書記録】2024年6月

          今月はさまざまな種類の本をたくさん読めたので、とても良かったです。ただ、分量としても難度としても精神的な負荷としても、かなり重めのものを読んだので気分の暗い1か月間となってしまいました。7月はもう少し負荷の低い月としたいです。 小説『1984』ジョージ・オーウェル 訳:高橋和久 第3章の6節目、ラストの絶望感がものすごかった。「誰か他の人に、って口走っているときは、本気でそう言っているのよ」……。人間の心の中にまで入り込む支配について描かれた、全体主義を批判するディストピ

          【読書記録】2024年6月

          【出展検討中の方へ】文学フリマ東京38に初めて出展してきたよ

          はじめに先日、文学フリマというイベントに初めて出展者側で参加しました。 簡単ですが、出展レポをまとめたいと思います。 今後、出展を検討している方の参考になれば幸いです。 ※ある程度「文フリ」のことをご存知の方、一般参加(いわゆるお客さんとしての来訪)したことのある方を読者として想定して書きます。細かいことは公式サイトをご参照ください。 文学フリマ | 文学作品展示即売会 (bunfree.net) サークル情報サークル名:「居直るぜ サブカル女 ふたりぐみ」 人数:2人

          ¥500

          【出展検討中の方へ】文学フリマ東京38に初めて出展してきたよ

          ¥500

          【読書記録】2024年5月

          小説『星へ落ちる』金原ひとみ 登場人物の数だけその恋愛の真実があり、当人たちにしかわからないこと、また当人たちにだけわからないことがある。遠くからみるとどれも等しく光って見える「星」のなかで自ら光っているものはない上、近づいてみてみると岩肌がごつごつとしていたり、ツルツルとしていたりと個体差がある。異性やその人との関係を俯瞰することの不可能性について思いを馳せた。 ビジネス『プロジェクトのトラブル解決大全』木部智之 システム開発に閉じず普遍的なプロジェクトのトラブルに対

          【読書記録】2024年5月

          【日記】2024年3月

          20240303毎年花が咲くアロエの生涯は幸せだったのか。 20240306知る由もない他人の感情を自分の知覚した情報によって帰納して導くことは、暴力的なことかもしれないと思う。一方で、他人の感情は決してわかり得ないので他者に「なる」ため、他者として他者の感情を体得するには、そうする他ない。 親友は魂の片割れ、という言葉が気に入った。 20240320お腹が空くと「お腹が空いた!」、お腹が痛いと「お腹が痛い!」って思うから、お腹はすべてに優越する。

          【日記】2024年3月

          早く一緒に脱サラしようね

          友人が書いた小説の感想です。 賞に応募中の作品のため、賞の規約に抵触しないよう内容のネタバレを避けて書きます。 ***** 広島県の田舎で生まれた。いわゆる里帰り出産だ。しばらくそこで過ごした後、この年になるまでずっと東京23区内の実家で過ごしている。 所説はあるが、エスキモーには「雪」を示す語彙が200語以上、かなり豊富にあるらしい。人間の世界の認識の仕方は、言語により形成されるという説を裏付ける使い古されたエピソードの1つだ。 世界の認識が先か言語が先かという問題

          早く一緒に脱サラしようね

          【読書記録】2024年3月

          3月は全然読めなかったけど4月はもっと読めない見込みです。 そろそろ文フリの原稿書かないと、、、。 これまでの読書記録をまとめたマガジンはこちら↓ 2023年4月から現在までに読んだ本のジャンル別一覧はこちら↓ 小説『琥珀の夏』辻村深月 約束された不幸へ向かっていくタイプの小説。外からみて”カルト”と称される集団の心理が丁寧に描写されていて面白かった。宗教というよりも、子育てにおける大人のエゴが主題だったと思う。辻村さんってこういうのも書くんだ!と驚いた。泉の描写が丁

          【読書記録】2024年3月

          【日記】2024年2月

          20240213暗い池を覗き込むと、これまでにこの池に沈めた幾人もの顔が浮かび上がる、はずもなく。どっぷりと水を湛えた深い池が、ただ純然とそこにあるだけだった。池の外周を、重たい脚を引きずり、よたよたと走る。細い水の流れに渡された小さな橋にも、よく手入れのされた草木が佇む花壇にも、池を眺める向きに誂われたベンチにも、当然のごとく誰の姿も見えないのだった。 20240225「2020年11月23日(月)14時55分 TSUTAYA八戸ニュータウン店」 メルカリで買った本に、

          【日記】2024年2月

          【読書記録】2024年2月

          2月は意識的に陰鬱とした小説を読んだので、かなり精神が陰鬱としていました。3月はもう少し思想系の本を読んで、精神をニュートラルに戻したいです。 これまでの読書記録をまとめたマガジンはこちら↓ 2023年4月から現在までに読んだ本のジャンル別一覧はこちら↓ 小説『死にたい夜にかぎって』爪切男 ドラマを観て面白かったので原作小説も。どんなに衝撃的でつらい出来事も「まあ、いいか」、もしくは独特の行き過ぎたポジティブシンキングで切り抜ける爪切男さんを見ていると、めちゃくちゃ元

          【読書記録】2024年2月

          【映画レビュー】Before Sunrise

          「30歳になったら結婚しよう、30歳になってもお互い結婚してなかったら」 「29歳がいいな、20代の内にウエディングドレス着たいから」 「なら、28歳にしておこうか」 「そうね、そのくらいがちょうど良いかな」 長い坂をゆっくりと歩いて駅に着くと、同じく部活帰りの学生で駅はごった返していた。人混みを縫ってホームの中央にあるベンチを目指す。 「進路希望調査、出した?」 「ううん、くちゃくちゃにして捨てた」 「いい加減にしておけよな、適当に書いて出せばいいだろ」 「そっちは?」

          【映画レビュー】Before Sunrise