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【出展検討中の方へ】文学フリマ東京38に初めて出展してきたよ

はじめに

先日、文学フリマというイベントに初めて出展者側で参加しました。
簡単ですが、出展レポをまとめたいと思います。
今後、出展を検討している方の参考になれば幸いです。

※ある程度「文フリ」のことをご存知の方、一般参加(いわゆるお客さんとしての来訪)したことのある方を読者として想定して書きます。細かいことは公式サイトをご参照ください。

文学フリマ | 文学作品展示即売会 (bunfree.net)

サークル情報

サークル名:「居直るぜ サブカル女 ふたりぐみ」
人数:2人
ブース:第一展示場 L-13 1ブース(長机半分程度)
頒布物:日記、小説、ポストカード*5、A4サイズのフリーペーパー*2
 ※初出展のためすべて新刊!

出展の経緯

2023年10月頃

一緒に出展した友人との旅行中に、京都の文フリに一般参加しました。2000ブース以上が出展する東京と比較するとその規模は半分以下で、大分こじんまりとはしていましたが、各作家の皆様の熱気がそれはそれはものすごくて!

本が売れない時代となって久しいですが、世の中にはこんなにも本好きがいるのか、、、!と驚き興奮しました。(同人界隈の盛り上がりに対して本が売れていないことに対する是非や考察は別でするとして、、、)

「これだ!」と思いました。私はかなり思い込みが激しいタイプなので、その場で「本を作って文フリ出展する!この子と!」と決めました。旅行から帰るやいなや、友人とLINEで出展する時期と場所を決め、出展料を振り込み、ここまではトントン拍子に進みました。

2024年2~3月頃

この頃に、サークル名や頒布物のジャンル等の調査がありました。

「おお、いよいよか……」とどこか他人事のように、事務局に必要事項を送りました。サークル名は1回の電話では決まらず、「一旦さ!ブレストしよ!来週、もう1回電話して決めよう」と言ってしばらく寝かせ、結局最初の方に考えた案が採用されました。

この時点では頒布するものの種類や量等ほとんど決めきれておらず、「あれとか、あれとか、作りたいよね~」「作りたいね~」みたいな、めちゃくちゃ解像度の低い妄想ベースの話しかしていなかった記憶があります。

2024年4~5月頃

2人とも生来の怠惰で先延ばし癖がものすごいので、出展1週間前の土日に急いでダイソーに駆け込み、Amazonを頼り、かわいい弟をパシり、ブースの設営グッズを取り寄せました。設営に必要な物品を精査する段階で、やっと頒布物を決めたみたいな感じです。

「A4サイズを2つとA5サイズを2つとポストカードを4枚置きたいから、イーゼルが8個いるかな?まあ一旦8個買うね~」という感じで設営準備を進めました。

そのため、当然のごとく、肝心の自分の頒布物は完成しておらず……。

私はイベントの3日前くらいになんとか製本所に納品し、当日ブースに完成した本を届けていただく手筈を整え、当日の午前4時までフリーペーパーの小説を書き、後に自宅のプリンターで印刷し、かなりギリギリの状態で当日を迎えました。

当日の様子

今回、文フリ東京は初めての有料化で、なんと入場料1000円。
※学生は無料らしい!

かなり来客が減るのでは……と懸念していましたが、完全に杞憂でした。
しっかり人が入ってましたし、恐らく1人あたりの購入単価もかなり高いと思います。みなさん、手に提げたエコバッグにぱんぱんになるほど本を買われてました。

ずっと前に「出展する!来て!」って伝えていた友人がほとんどサプライズで来てくれて、一緒に出展していた友人を紹介できたのが嬉しかったです。あと、一緒に出展していた友人の友人がブースに来て店番を手伝ってくれ、自分自身も沢山回れたのですごくよかったです。今度からは、あらかじめ依頼しておかないと……と思いました。

学生時代は文化祭キャンセル界隈だったのに、大人になって自主的にお店屋さんごっこを、それもわざわざ休日にすることになるなんて、思ってもみなかったです。

おわりに

文フリに出展したことによる一番大きな変化は、日常の中に「同人誌を作る」という選択肢が生まれたことです。

アーティストのライブに行く、アフタヌーンティーに行く、テーマパークに行く、家で読書をする……。そういった休日の過ごし方の選択肢の1つに、「同人誌即売会に出展する」が含まれたイメージです。

また、学生の頃はゼミ等で、必ず毎週、文章を書く、他人の文章を読む、フィードバックを受ける、フィードバックをする、すべての機会がありましたが、社会人になってからは基本的にそういった機会は失われます。そのため、本を購入してくださった方が後からSNS等で感想をくださって、とても良い刺激となりました。

それとともに、学生時代はなんて恵まれた環境にいたんだ……と改めて感じました。私は提出物をいつも提出時間ギリギリに仕上げて提出していたので、不勉強だったことを少し悔やむ気持ちすらあります。そんなことを言っていても仕方がないので、これからどんどん読んで書いてを積み重ねたいと思います。

※次回の製作費のために、本noteは一部有料といたします。
有料部分には売れた冊数と最終的な収支のみしか書いていないので、ほんとうに寄付か投資の気持ちでご購入ください。

結局どのくらい売れたの?

同人活動への参加を検討する以上、やはり売上は気になるところだと思います。ちなみに、一般的に文章と一次創作(オリジナル作品)は売れづらい傾向にあるそうです。

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