【読書記録】2024年3月
3月は全然読めなかったけど4月はもっと読めない見込みです。
そろそろ文フリの原稿書かないと、、、。
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2023年4月から現在までに読んだ本のジャンル別一覧はこちら↓
小説
『琥珀の夏』辻村深月
約束された不幸へ向かっていくタイプの小説。外からみて”カルト”と称される集団の心理が丁寧に描写されていて面白かった。宗教というよりも、子育てにおける大人のエゴが主題だったと思う。辻村さんってこういうのも書くんだ!と驚いた。泉の描写が丁寧なので、映画にしても映えそう。
『デッドライン』千葉雅也
哲学、同性愛、友情、家庭のトラブル、、、と、大学生の主人公を取り巻く多様な主題が五月雨式に記述される。時系列も飛ぶ(よね?)ので混乱する。一方読み終わるころには、人間の生活は理路整然と整理されているわけではないため、むしろこの描写の方が自然なのではないかという気もした。
ビジネス
『人生が整うマウンティング大全』マウンティングポリス
ビジネス書なのか微妙だけど。マウンティングはごく社会的でプリミティブな欲求のため、マウンティングの欲求がまったくない人なんていないと私は思っている。他人に気持ちよくマウントを取らせる行為さえも、マウントの一部である。そういう人間心理
エッセイ
『あたしたちよくやってる』山内マリコ
「女の書く文章はこれだからさあ、、、」と言いたくなるような感じの文章で、最初の方はあまり面白くなかったけど、最後に持っていかれた。「超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史」、めちゃくちゃ良いので是非。
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