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【親近効果】全部同じなのに最後の選択肢が良く感じてしまう心理。面接でも影響してしまう心理現象を紹介

皆さんこんにちは、ぐっちです。

何かを選ぶときに色々な選択肢を見比べると思いますが、最後のだけが強く印象に残って、結局最後の選択肢を選んだことがあるという方は多いのではないでしょうか。

今回は、内容ではなく順番が判断に影響を与えてしまうという心理効果を紹介します。日常に溢れているものですので、日ごろから意識してみると楽しいかもしれません。


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親近効果とは何か

ある物ごとについて多くの情報を得たときに、最後に得た情報が判断に影響を与えるという心理効果です。

同時に複数人が面接を受ける場合では、この親近効果が影響して最後に質問に答える人が良い印象が残りやすいとされています。

似たような心理効果に、初頭効果というものが存在しますが、これらは矛盾しているのではなくどちらも影響を及ぼすという方が正しいです。また、対象に関心が薄い場合は初頭効果関心を持っている場合は親近効果が影響を及ぼしやすいと言われています。

初頭効果は記事にしているので是非ご覧ください。


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親近効果の実験

ノーマン・ヘンリー・アンダーソンが親近効果を提唱しました。アンダーソン氏は親近効果に関するとある実験を行いました。

実際に起こった事件を題材に模擬裁判を行いました。弁護側、検察側の証言が6つ用意され、その証言の順番によってどのような結論が出るのかという実験です。

片方が2つの証言をし、次にもう片方が2つの証言するという流れを交互に繰り返して裁判をします。このとき、陪審員役の被験者は、最後に証言した側に有利な結論を下しました。

今度は先に片方が6つ、その後にもう片方が6つ証言するという方法でも、後に証言された方が有利になる結論が下されたんです。アンダーソン氏はこの実験結果に対して「人は多くの情報を得たとき、最後に得た情報に影響を受けやすい傾向にある」と結論付けました。

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