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774 ミニマリズムは、あらゆることを軽減する

こんにちは!
全日本ミニマリスト協会です。

【ミニマリズムは、あらゆることを軽減する】

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《人の悩みの8割は人間関係である》
とはよく言われたもので、よくよく考えてみたら確かに人間関係が多い気がします。

とは言え、それでも8割だから残りの2割は何なの?と考えてみたとき、そこまで重要ではないけどなぜか悩んでしまうことや、大事なことで悩み出すから人間関係なんかで悩んでる場合じゃないときもあるでしょう。

基本的に生きているだけで、大なり小なりの悩みは尽きないものです。

解決できることもあれば、解決できないままに時が流れて、振り返れば大した悩みではなかったと気付くこともあります。

日々何かに悩んだり考えたりする人という生き物ですが、ミニマリズムを取り入れることで、解決はできないかもしれないけれど、軽減はできるかもしれません。

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例えば、自分はやりたいことがあるのに、他の雑多なことに追われて結局何もできずに1日が終わってしまう。

こんな人、たくさんいるのではないでしょうか。

確かに忙しい毎日な僕らですが、それでも僕らよりはるかに忙しい人もいる。
そんな時に『ミニマリズムで考えたらどうなるのか?』を少しだけ考察してみる。

要は、『ミニマムにできることが、どこかにないのか?』と考えるのです。

考えられることとすれば、

・掃除に時間がかかっているならルンバを買って掃除の時間を減らす。

・一気に掃除するのでなくて、小分けにする

・家事代行サービスを使う

・家族に協力してもらう

などが思い浮かびます。
これらのバランスを駆使して、《自分がやるべき掃除のミニマム化》ができれば、少しだけ時間が作れます。

僕は掃除が好きな人間ですが、ただそれよりも大事だと思うことが、

・掃除に完璧を求めない
・自分のこだわりを持ちすぎない
・全部自分がやろうと思わない

こんなとこが力になると考えています。

なんでも自分でやらないと気が済まないとか、やりこまないといけない、綺麗にすることが大事という思い込みが、いつのまにか自分を追い込んでいたりします。

自分で自分を追い込んでいるだけなのに、
『他のことをやる時間がない』
なんて言うのは今一度考えるポイントがあるような気がします。

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振り返れば、《何に時間を使っていたのかわからない時間》もきっとあるでしょう。

そんな時間をミニマムにする。

誰かにお願いしたことが、自分の思ったとおりにならなかったとき、誰もがムカつきます。

『なんでできないの』
『なんで言ったとおりにならないの』

そんなときは、
《自分の期待値をミニマム化する》こともできるでしょう。

落胆は期待への裏切りで成立するので、そもそも期待していたことが間違いだったかもしれません。

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他にも、『やるべきことが多すぎて何からやればいいのかわからない』となっている方もおられると思います。

そういった方は、物事の優先順位の付け方が苦手なタイプなので、『どれも大事』と考えがち。

なぜそう考えてしまうのかというと、やるべきことの全体像としてはわかっているけれど、ひとつひとつに焦点を当てて考えらていないからというのがあるかもしれません。

もう少しだけ課題を分割して、ひとつひとつの物事に焦点を当て、自分は今何がどれだけのやるべきことがあって、どれが重要なのか、優先すべきなのかをミニマム化することで答えが見えてくる場合もあります。

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例えば子育てだと、習い事のお話がよくあることです。
親としてはあれもこれもとやらせたい気持ちは誰にでもあるけれど、かと言って子どもには自由に遊んでもらう時間を大切。

習い事をさせれば遊ぶ時間が少なくなるし、
遊びすぎたら習い事の時間が足りない。

こんなジレンマって、よくある話ですよね。

そんなときは、『親としての考え』をミニマム化して、子どもの気持ちや時間に焦点を当てる。

子どもがやりたいことを発掘するのも親の役目ではあると思いますが、とは言えあれもこれもやらせたいのはシンプルに親のエゴ。

・子どもの気持ちはどうなのか
・子どもの興味は何なのか
・習い事と遊びの時間はどちらが重要か
・子どもの間の人間関係はどうなのか

そんなことを考えてみると、また違った一面で捉えることができるかもしれません。

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例を挙げたらキリがないですが、日常におけるあらゆることは、もしかしたらミニマリズム的思考を取り入れることで、もう少しだけシンプルに考えることができます。

人って不思議なもので、多くのことを複雑に考えたがりです。

目標に向かってやるべきことは、わかっているはずなのに、あれもこれもと手を出したがる。

まるで自分が本当に必要な物はもう持ってるはずなのに、他の新しい物を欲しくなる。
こんな感覚に似ています。

考えすぎるとベクトルが別のところに向きすぎて、結局何も答えが出ずに終わってしまう。

《考えるべきこと》さえも少なくすれば、きっと答えに行き着くのも早くなるような気がするのです。

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生きているだけで悩みは尽きないですが、どうせなら悩みなんかに時間をかけずに、有意義で実りある時間を過ごしたいもの。

ミニマリズム的思考をもっとあらゆる面に取り入れて、自分を楽にしてあげましょう。

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