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フィルター越しの世界

毎日色んな景色、人、物事を捉えている。見ているというよりは、捉えているの方が的確だと思う。

そして、同じ物事を捉えているはずなのに、人によって解釈が変わってくる。Aを見て喜ぶ人がいれば、悲しむ人もいる。なぜこんなことが起こるかと言うと、それぞれが自分のフィルター越しに世界を見ているから。


自分の都合の良いように解釈しないと、現実世界でやっていけない。実はポジティブもネガティブも存在しない。あるのは解釈だけ。

嫌な記憶を全く覚えていない人がいる。その人は嫌な記憶を思い出さないように、脳が記憶を抹消しようとしているから、全然覚えていないことになる。物事を認識する前に自分独自のフィルターを通っているという、紛れもない事実。

僕たちはこの事実と向き合っていかないといけない。



僕は筋トレが趣味で、Instagramではマッチョやジムのトレーナーが発信している情報をよく見る。するとどうなるか。色んな写真が並んでいる中からマッチョの写真ばかり気になってくるようになる。

また、Instagramのオススメ機能が有能だということも合わせて、僕のアカウント上にはマッチョがいっぱい。「あれ?この世界はマッチョばかり存在するのか?」と勘違いするくらい。

しかし、Instagramを離れて現実世界を見ると、ゴリゴリのマッチョに出会うことはそう多くない。ほとんどが普通の体型。Instagramでは僕の趣味嗜好のフィルターがかかっていて、現実とは違う世界だということがよく分かる。


Instagramをやっている人は是非友達とオススメ欄を比較してほしい。似たような趣味を持つ人でも全然違うから。「自分の見ている世界は人とは違うんだな」と実感できる。

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自分が見ている世界は人とは違う、フィルターがかかっていることを理解できると、世界の捉え方が変わってくる。フラットに世界を見るのは難しい。だったら共存する方向に考え、どう生きるかを考える方が建設的。



僕はTwitterやYouTubeのコメントをよく見る。僕では考えつかないような発想をしている人がいて面白い。色んな価値観を知るという意味では、アンチの考え方も参考になる。価値観・考え方を広げる目的でコメント欄を見るのは是非オススメしたい。感情移入のしすぎで疲れるのだけは気を付けて。


1人1人持っているフィルターが違うのなら、自分が生きやすいフィルターをセットしたい。物事の捉え方は自由だから。都合の良いように解釈して楽しく生きられたら、それで十分。



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