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『だれよりたくさんの、』 #ポエムのある暮らし


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メガネをはずして過ごしてみた、ふと思いたって
ぼやけて映るリビング、昔観た
ふるい映画のよう、それはとても おぼろげで、夢か
ほんとうのことなのかわからなくて、でも
ただそれが、わたしには心地よかった
このまま横になって、眠ってしまえたらいいのに

見なくていいものを見ないで済むように、
見たくないものを、
見ないで済むように
メガネをはずして歩いてみようなんて
落ちた視力に感謝しようなんて、言ってはいるけれど
ほんとうは、わかっている
わたしは
わかっている
だって
さっきから、

目を細めて見ようとしている、なんども なんども
わかっている、ほんとうは
見たいんだ、もっと
かけてもいないメガネをずり上げようとする なんども、なんども
わかっている、もっと
見たいんだ、わたしは

ほんとうは
受けとりたい、だれよりたくさんの思いを
受けとめたい、だれよりたくさんのこころを

目を逸らさずに、
見なくていいものも
見たくないものも、

受けとめて、


『だれよりたくさんの、』





ずっと、思っていた。

ちょうどよくものごとを見たい。
都合の悪いことは見たくない。
都合の良すぎることも、見たくない。
自分が納得できて、すんなり受け容れることができて、それでいて気持ちが塞ぐことのないようなものだけを見ていたい。
見えていないだけで消えたわけではない、そんな都合の悪いことは見ない。

いつからか、こう思うようになった。

見えていないという事実それ自体が不安だ。
都合の悪いことを見ていたい。
都合の良すぎることも、見てみたい。
自分が納得できて、すんなり受け容れることができて、それでいて気持ちが塞ぐことのないようなものばかりじゃつまらない。
見えるものを増やせば逆に、見るべきものが浮かび上がってくる。





このnoteは、定期購読マガジン『ポエムのある暮らし』収録noteです。
ポエムからはじまり、ポエムに関するお話、ショートエッセイと、バーテンダー歴15年のぼくがご紹介する「おうちでつくれるかんたんカクテル」をいくつか掲載しています。更新は、月4回。
このnoteは単品でも購入していただけますが、単品購入後定期購読をはじめていただいた方には単品購入分をサポートでお返ししています。





さて。
ここからは「かんたんおうちカクテル」です。
前回は「モヒート(Mojito)」のつくり方をご紹介しました。今回はその第2弾。
色んなアレンジのできるモヒート、さまざまな楽しみ方をご紹介したいと思います。

モヒートにつかう材料は、ラムとライム、ミント、シロップとソーダです。
それをもうすこし柔軟に解釈してしまえばもっと、モヒートの可能性が拡がります。

ラムをベースに、ミントとライムをつかった清涼感のあるカクテル

前回モヒートをこんなふうに勝手に定義しましたが、

柑橘+ミント(+お酒+甘み+ソーダ)

と考えればいいのかなあと。
たくさんアレンジできるのわかっていたらわざわざ新しいお酒をその都度買わなくてもできますからね、飲み方の幅が拡がってよいと思います。


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アレンジの仕方

ベースのお酒を変えるだけでいいならかんたんなのですが、すこしでもおいしく飲むために、もうすこし突っ込んで考えてみます。

①ベースのお酒を変えるだけ
②ベースのお酒と柑橘類を変える
③ノンアルコールでもおいしい!

考えられるのは、こんなところ。上記のタイプ別に、おいしいアレンジモヒートを提案したいと思います。
つくり方のコツ、前回のnoteに動画を載せましたが、同じものを下のほうに載せておきますので、このnoteからご覧になる方はまずそちらからチェックしてみてくださいね。

それではアレンジ、ご紹介します。

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