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39.言葉の技術

今回要約するのはこの本である。


前回の記事(最強!の書く技術)から、「言葉」というものに非常に興味を持ち始めた。

noteだって、普通の会話だって「言葉」を使う。

我々が意識しないだけで、毎日大量の言葉を使っているのだ。

この2冊の本を読んで、「もっと勉強したいな」というのが正直な感想である。

・発信力をもっとあげたい
・国語力をあげてコミュニケーション力をあげたい
・ライターを目指したい
・文章を書くことに興味がある
・広告業界に興味がある

自分だけ学ぶのではなく、これらに当てはまる人には是非、学んだことを共有したい。

このnoteを読んで、文章について考えを深めてもらえたら幸いである。

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届く言葉と届かない言葉

思いつきから発せられた言葉は届かない。

思いつきで書かれた言葉は残らない。

とりあえず発せられる言葉では相手には響かない。

相手に「自分の言葉」や「想い」を届けるには、十分に考えられた言葉でないといけないのだ。

「人よりたくさん考えること」でしか、ことばを届けられない。

自分は何を伝えたいのか、何を伝えるべきか、考えて初めて伝わる。


第一印象を深堀りせよ

「何が楽しかったのか」「何が良かったのか」「何が嫌だったのか」で終わらず、「なぜ?」を深めて言葉にすることで、相手に届けることができる。

ざっくりした言葉で満足しない方がいい。


×「あー楽しかった」

〇「A君と真面目な話をして、自分の新しい一面を知ることができて、楽しかった」

「なぜ」を深掘りして出てきた言葉こそ、そこで発見された言葉こそ、自分独自の考えがある。

第一印象を大事にした上で思考を深掘りする。(この場合は「楽しかった」が第一印象)

一歩一歩丁寧に。

深掘りしていくことで自分独自のオリジナルな考えが出てくる。


考えを深める4つの扉

・商品、企業

・ターゲット

・競合

・時代、社会

この4つの扉を使って、考えを深め、オリジナルの考え(本当に伝えたいこと)を見つけ、文章を書く。


「商品・企業」という扉

「この商品は何なのか」「この企業は何なのか」という「再定義」を試みるということ。

課題を真正面から捉える重要な扉。


「ターゲット」という扉

その言葉を誰に向かって伝えるのかを考える、ということ。

この当たり前のことを忘れがち。


「競合」という扉

ライバルを考えるということ。
「比較の概念」持ち込むということ。
様々なライバルを設定し、どうすればその戦いに勝てるかを考えることが必要。
思いがけないライバルの設定から、思いがけないアイデアが浮かぶかもしれない。


「時代・社会」という扉

自分が担当した商品・企業・企画と、時代・社会の関係について考えるということ。

時代や社会の空気をしっかり読もうということ。


本質に迫ったり、人々の気持ちに寄り添ったりしながら「自分が本当に伝えたいことは何か」考えを深めていくことが大切。
自分はこの言葉を使って何をしたいのか。


言葉で何をするかのバリエーション

自分の考えを言葉に定着させる際、

・自分は今大勢の人の前で「宣言」したいのか。
・ターゲットに対し「提案」したいのか。
・エピソードを「描写」したいのか。
・反発覚悟で「挑発」したいのか。

自分の意思を確かめてみることが必要。


「いいこと言おう」の誘惑

伝わる言葉を記したいなら、「いいこと」よりも「本当のこと」を心がけた方がいい。

受け取る人は、上辺だけの言葉ではなく、本質を捉えた「本当のこと」を知りたい。


コミュニケーションの主体は、送り手ではなく、受け手である

・送り手の情報(意志)が伝わったか否かはどうでもいい。
・受け手がどのようなリアクションをしたかが大切である。
・その結果どのような関係性が生まれたかが大切である。
・受け手のリアクションで関係性が生まれる。


コミュニケーションは1人よがりではいけない。

常に「相手がいる」という意識を持つ必要がある。


終わりに

文章を書くのも、コミュニケ―ションをとるのも、本質を捉える力が必要なんだなと感じた。

「相手が必要としていることは何か?」

を自然に考えられるように。

最初は違和感だらけでもいいから、無意識になるまで、意識する。


文章が上手い人、コミュニケーションが上手い人。

まずは上手い人の良いところを真似してみる事から始めようと思う。


「本質」を強烈に意識して生活していきたい。

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