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時代に置いていかれた名作?

名作と言われている小説を実際読んでみると,
「えっ,これで終わり?」と思うことがある。
「こ,これが名作?」と,愕然としたり…。

語り継がれているうちに,評価が一人歩きして,
過大評価されてしまった感じのものもある。
自分がそのよさを
理解できないだけなのかもしれないが,
名作という固定観念で読むと,
自然にかなりのレベルを期待してしまうのもある。

こういうことがたまにあるので,
よいと言われているものも,
自分で確かめないと
本当のことはわからないなと思う。
特に昔の名作。
時間が経って時代が変わっても,
名作というレッテルだけが
残っているものもあるから。

映画もそうだ。
それに観光名所も。
写真で見てわかりきっているはずの場所も,
実際に行ってみると「写真の方がよかった」と
思うこともある。

だが写真より遥かによかった
と思った場所がひとつある。
それはイタリアのベネチア。
写真なんて見飽きるほど見たことがあったのに,
水の上に浮かぶ都市の美しさを
自分の目で実際に見た時,震えるくらい感動した。

…というわけで,世間の評価は
ほどほどに聞いておいた方がよさそう。
何事も人によって感じ方は違うし。
もしこれを読んでくれた方が,
「よし、じゃあベネチア行こう!」と思って,
実際行ってみたら「これのどこが感動?」と
思うかもしれない。

話がそれたが,小説も映画も,
万人に受けるわけがない。
人だって大体の人に好かれていても,
アンチは少なからずいるし。

だから名作がすべての人に
受け入れられないのは普通のこと。
それでいいんだって、読んだことがある。
名作の中でも,自分が好きな作品を
見つけられればそれでいいんだって。

だから自分が名作と思える作品を探そう!
特に騒がれていないのに,
「これはいい!」と思える作品に出会えると,
名作と言われている作品を読んだ時より嬉しい。

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