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語学学校生は必見!?上達を加速させる音読ノートの取り方。

こんにちは、あきです。今回は語学学校に通っている方で早く上達したい方は音読ノートを取りましょう。というお話です。


オーストラリアにきて多くの方が最初につまづくのが言葉の壁だと思います。
渡航前にある程度英語を勉強している方も含め、大半の方は英語を使って会話したことがほとんどなかったりします。
なので英語が得意だったり、自分はできると思っていた方でもいざ英会話すると

全然聞き取れない。言いたい言葉が英語で出てこない。

このようなことは誰もが通る道です。

語学学校で英語を勉強していても、最初の1、2ヶ月は英語という言葉の壁に苦戦するでしょう。

ですが実を言うと、留学先の語学学校で教わることは日本ですでに勉強したことのある英語の文法や構文ばかりです。
それでも理解が難しく感じるのは授業が全て英語で行われるからです

英語に限らず言葉というのはその発音が全ての基盤にあります
自分が正確に発音ができる言葉は聞き取れるし、読めるし、書き取れます。
基本的に語学学校で教わることを含め、オースストラリアで英会話をする際、中学英語くらいの語彙があれば十分に理解できます。

つまりすでに知っている単語や表現の発音が正確にできるようになれば、相手の言葉はわかるようになるし、自分の伝えたいことは通じるようになります。
なのであとは英語らしい文章が話せるようになれれば、英会話の苦悩は乗り越えれます。

この様に言葉でいうと簡単ですが、実際それができるようになるにはたくさんの実践経験が必要になります。


そこでその実践経験の経験値をより多く吸収するために、是非やってほしいことを今日は提案しようと思います。

それが音読ノートの作成です。

語学学校で現在英語を勉強されている方はぜひこのノートを作成し、日々の勉強の中に取り入れて欲しいです。
この音読ノートをつけることによって得られる効果は以下の3点です。

• 構文を理解できる
• 聞き取りの弱い部分を知れる
• 文章を通して単語の使い方を知れる

本稿では語学学校で行う授業の実態とその授業の中で作成すべき音読ノートの作り方、そして音読ノートを通して得られる効果について解説していこうと思います。



1. 語学学校の授業内容


ほとんどの語学学校は大きく分けて二つのコースがあり、進学や資格試験のスコアアップを目的とするAcademic English courseと英語を使うことに慣れる為のGeneral English Courseがあります。

語学留学の名目で渡航するほとんどの方は一般英語クラス(General English Course)を受講し、5から6段階のレベル分けされたクラスに入れられます。


一番下のクラス(Elementary or Beginner class)はアルファベットや英単語から、

そして一番上のクラス(Advance or Masters class)でだいたい日本の高校2年生くらいで教わる文法や英単語を学びます。

つまり、私たち日本人はすでに高校までに日本語で教わって来たことを英語で教わるのです。


英語の上達は蓄積学習実践練習の二つを掛け合わすことで成立しています。

日本でずっとやって来たことというのはほとんどが英語の蓄積学習です。

しかしそれだけでは実力にはなっていません。蓄積した知識を用いて英会話という実践練習をすることで英語の実力が身についていきます。
日本の英語教育ではこの実践練習に当たることをほぼしない為、英語を使ったコミュニケーションにいつまでも苦手意識を持つ方が多いです。

現に語学学校でも日本人の多くは筆記テストでは高得点を取れる方が多いのにレベルの低いクラスに入れられるのはこの為です。

日本人は蓄積学習の経験値に比べて、圧倒的に実践練習の経験値が低い為にこのような事態が起きているわけです。
なので語学学校では新しい知識を蓄積するのではなく、知っている知識を用いて英語を実際に使う。という実践練習の場所として捉えることです。

それを踏まえた時、最も語学学校の授業を通して作成すべきモノこそが音読ノートなのです。


2. 音読ノートから得られる効果


まず音読ノートの作成方法ですが、だいたいの語学学校では授業中教科書か配布されるプリントに沿って授業を進めると思います。

その際に長文読解の原文やリスニングパートのスプリクトなどを全てノートに書き写すか、その文をプリントアウトしてください。

ページの半分を英語の文章、もう半分はその英文についてのポイント解説に使います。


上の図は私のノートではないのですが、この様に左側には英語の文章スプリクト、ページの右側に日本語で自分がわかりやすい様に文章の意味や解説を記載します。

授業で使った文章のプリントをノートの左側に貼りつけて右側で解き直した後、
先生に質問して解説を追加するという工夫を通じて、学習した内容を一目に押さえられるノートが完成します。


もちろん、ノートの作り方は人それぞれです。なのでこの方法に沿って自分にとってわかりやすいノート制作をしてください。

そして完成したノートは必ず実践練習に使ってください。

その実践練習というのが「音読」です。

文章の音声CDやファイルがある場合は必ずそれを再生しながら音読しましょう。

基本的に音読してみて詰まる部分は構文や単語を理解できていないということになります。

その部分を重点的に繰り返し、ノートを使って音読練習する事で以下の3点の効果が得られます。

• 構文を理解できる
• 聞き取りの弱い部分を知れる
• 文章を通して単語の使い方を知れる


一つずつ順番に見ていきます。


 1. 構文を理解できる


英語と日本語の文章では構造が別物です。
また英語の長文を読むことを習慣づけることでその違いを感覚的に理解できる様になって来ます。

またその際に音読を交えながら繰り返し、声に出しながら読むことで自分の言葉として英会話の際に用いることもできる様になってくるはずです。

英語の会話というのは決まった表現の塊を並べて話していきます。
日本語でも同じことが言えると思いますが、私たちが日本語を喋る際、深く考えずとも言葉がスラスラ出てくるのは、フレーズやまとまった意味のストックがたくさんあるからです。

英語はより意味の塊を並べてつなげていく様に話すので、構文を理解し、自分の言葉の塊ストックが増える程、手数が増えていくという理屈です。



 2. 聞き取りの弱い部分を知れる

冒頭でも述べましたが、自分が正確な発音ができる単語だけが正確に聞き取ることができます。
なので自分で発音した際に言葉が詰まったり、うまく発音できない単語やフレーズは聞き取りの弱い部分です。

たくさんの文を読んでいると自分の言いづらい子音や母音の発音、また音と音の繋ぎ方が浮き彫りになります。

それを一つ一つ修正し、正確な発音に近づけて行けば、あなたのリスニング力は徐々に向上していくでしょう。



 3. 文章を通して単語の使い方を知れる

暗記の大好きな日本人はよく単語帳などを使って50から100の単語をまとめて暗記しようとしたりしますが、私から言わせてもらうとこの学習方法はあまりオススメしません。
一夜漬けをした経験がある方はわかると思いますが、テストのためや目の前の課題の為に急ピッチで大量暗記した記憶は一時記憶で時間とともに頭から抜け落ちていきやすいです。

なので英単語を覚える際は必ず自分自身が英会話の中で使うことを想定して覚えた方がいいのです。

どういうことかというと自分の知識にする為には実際に使うことが必須なのです。

なので文章を通してその単語の実用例をたくさん見て、英会話の際に使えるフレーズのストックに加えておけば、その単語を英会話の中で使いやすくなります。

音読してて知らない単語を見たときは意味を調べた後に文章を通して使用例も暗記しましょう。
そして暗記した単語をフレーズとして英会話で実際に使うことでその単語は忘れない記憶として残っていきます。



おわりに

いかがだったでしょうか?

語学学校で教わることは基本的に日本ですでに習った英文法や構文です。


またオースストラリアで英会話をする際も、中学英語くらいの語彙があれば十分に理解できます。


つまりすでに知っている単語や表現の発音が正確にできるようになれば、相手の言葉はわかるようになるし、自分の伝えたいことは通じるようになります。

それができる様になる為に授業を通して作成して欲しいのが「音読ノート」です。

• 構文を理解できる
• 聞き取りの弱い部分を知れる
• 文章を通して単語の使い方を知れる


この音読ノートを作成し、音読の練習を繰り返すことで英語力は確実に上達していきます。


繰り返し練習して英語らしい文章が話せるようになってくれば、英会話の苦悩は必ず乗り越えれます。

語学学校の授業でノートの取り方に困っていた方はぜひ今回の音読ノートの作成をして見てください。


今回の記事は英語学習にオススメのノートの作り方についての内容でした。
語学学校についての記事と記事の中で説明した発音の重要性についての記事を下記にリンクしておきます。
それぞれ3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。


では また別の記事で


語学学校について

発音の重要性について


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