挨拶の流暢さは権威性を示せる!?初対面の会話でペースを掴むのは自己紹介の完成度です
こんにちは、あきです。今回は自己紹介を作りこむことで英語の上達速度をあげれます。というお話です。
自己紹介をする機会というのはオーストラリアでは大変多いです。
なぜならオーストラリアで私たちが身を置く環境は出会いと別れを絶え間なく繰り返すからです。
例えば、語学学校に通っていれば毎週生徒は入れ替わります。卒業生を見送り、入学してきた生徒を歓迎するイベントは毎週のように行われるので、その度に新しい生徒と出会い自己紹介する機会があります。
他にもミートアップなどの地域コミニュティに参加したり、ファームジョブや都市部で仕事に就いたりしても入れ替わりが絶え間なく起こるため、その度に何度も何度も自己紹介を繰り返すでしょう。
そんなとき、あなたはどんな風に自己紹介をしていますか?
もしあなたが話すことについて深く考えず、適当に喋ってるだけだとしたら非常にもったいないです。
なぜなら自己紹介はあなたの第一印象を決定づける大きな要素になるからです。
印象的な自己紹介の例としてYou Tuberを紹介します。
動画内で彼は基本的には日本語で話しているのですが、最初の10秒辺りが英語で自己紹介しています。
Hy how have you been? My name is Karuma. I was born in Korea but I was brought up in Japan so I'm quarter. My favorite country is…. ここ日本言うてな。
文字起こしするとこのようなことを言ってるのですが、この部分だけ聞くと彼の発音、抑揚のつけ方などはまさしく英語の流暢な人の話し方に聞こえるかもしれません。
しかし本人曰く彼はあまり英語は得意ではないそうです。
自己紹介部分だけは死ぬほど練習したらしく、その部分だけ聞けば彼の英語力は相当なものだと思うでしょう。
ハッタリでもこのように相手に思わせれば自己紹介は成功です。
こう言ったフィルターを相手に最初にかけることができればあなたは相手に対して権威性を得ることができます。
権威性は会話のペースを握るのに大きな効力があり、英会話する上で自分が発言する機会を大きく増やすことができます。
本稿では自己紹介で権威性を得ることによる利点と、権威性を獲得する自己紹介の作り込み方についてお話していこうと思います。
1. 権威性を得ることによる利点
自己紹介はあなたの第一印象を決定づける大きな要素です。
何を語るのかも大事ですが、英語での自己紹介の際はあなたの英語力も推し量られたりもします。
なので英語のスピーキング力に自身がなくても自己紹介で言うフレーズを死ぬほど練習しておけば、「コイツは結構喋れるんだなぁ」と思い込ませることもできるわけです。
ハッタリでも相手にこのように思わせることは非常に重要です。
コイツは凄いと思わせることであなたはその相手に対して一定に権威性を得ることができるからです。
権威性とは自分よりも地位や権力が高い人だったり、専門知識を有している人の発言や行動を無意識のうちに従ってしまう人間の性質を指します。
私たちはいつだって自分のステータスと相手のステータスを比較してしまいます。自分よりもステータスが上の人を見ると、私たちは彼らが自分よりも努力をしてきた、知識や経験量が豊富だと感じてしまうのです。
なので、この権威性を一度獲得できると相手はあなたの英語力やバックグランドに対して信頼や専門性を感じてくれるのです。
英会話において権威性を得る利点はあなたに発言の機会を増やしてくれる事にあります。
特に英語力を向上させるには大量の練習が必要です。英語に置ける練習とは「会話」です。
会話をする機会をたくさん作るにはある程度英語ができる人に気に入ってもらうのが手取り早いです。
私の話ですが私はあまり英語ができなかった時はとにかく映画の中で好きなフレーズやかっこいいと思ったフレーズを咄嗟に出るようになるまで声に出して練習しまくっていました。
なのでごく部分的ですが、発音が流暢になれたおかげもあって、時々自分よりはるかに英語力の高い方達に
「コイツ英語上手くね?」
と勘違いされた経験がありました。
もちろん最初はボロがすぐ出てバレるのですが、ハッタリでもそう思わせれると相手は一時的に私の発言をしっかり聞こうとしてくれたのです。
英語はターン制の話し手主体の言語です。
相手と自分の間に圧倒的なスピーキング力の差があると、常の相手にペースを握られて、聞く一辺倒になりがちです。スピーキングに自信のない方ほど聞きに徹しがちですが、伸び代の観点から言うと、間違いなく非効率な練習です。
一見リスニングの練習にもなると思うかもしれませんが、会話力をあげるには聞きに徹するのではなく、とにかく自分が喋る方が間違いなく早く上達できます。
早く上達したいのであれば、会話ではとにかく自分がペースを握り続けることです。
そういう点で自己紹介を作り込み、相手に「英語ができる」と思わせることは非常に重要です。
たとえそれがハッタリでも、自分がたくさん会話する機会をもらいやすくなるからです。
最初は自己紹介の後が上手く続かなくでも大丈夫です。
オーストラリアにおいて自己紹介ができる機会は山ほどありますので、その度に自己紹介で相手を圧倒し、一度権威制を獲得できれば、その度に自分がたくさん喋れる場を与えてもらえます。
何度も何度もその機会を得て会話をしていれば、徐々に本当のスピーキング力は身についていきます。
2. 権威性を獲得する自己紹介の作りこみ方
さてそんな相手を圧倒する自己紹介の作り込み方についてお話ししていきます。
3つのステップに分けると以下のようになります。
• 言うべき情報をまとめる
• 自己紹介の雛形を作る
• ひらすら声に出して練習する
ひとつずつ詳しく見ていきます。
1. 言うべき情報をまとめる
自己紹介なので自分の経歴や出身地など、言いたいことはたくさんあると思います。しかし、上手くまとめ上げましょう。
自分の英語の流暢さをアピールすることが目的でもあるので、使う単語や表現もなるべく声に出して発音した時に言いやすかったり、かっこよく聞こえるフレーズを選ぶことも大事です。
例えば生まれと育ちを述べるときも、同じ場所で生まれ育っているのなら
I was born and raised in Japan
上記のように言えばいいのですが、生まれと育ちが違う場所、違う国であるならば、あえて違うフレーズを使う方が言った時の聞こえが心地良い場合もあります。
冒頭の例だと
I was born in Korea but I was brought up in Japan
ですね。
自分の言いたい情報を箇条書きであげて、単一で文を作っていき、口触りの良いフレーズを厳選していきましょう。
2. 自己紹介の雛形を作る
上記で言いたい情報をまとめて、それらを単一のフレーズに落とし込んだら、自己紹介の定型文に当てはめて行きます。
要するに自己紹介の雛形を作りましょう。
例として地域コミュニティのミートアップ参加時に私が多用していた雛形を紹介します。
1. 名前:My name is Aki
2. 出身:I was born and raised in Japan
3. 経歴:I am learning Design at TAFE to work in Australia as a designer
4. 目的 : I want to make friends who are keen on drawing or creating something interesting
これを1つの文章で繋いでみると以下のようになります。
Hi, everyone my name is Aki. I was born and raised in Japan, and last year, I came to Australia to achieve one purpose. I want to work in Australia as a designer so now, I have learnt Design at TAFE.
Why I came here today is I want to make friends who are keen on drawing or creating something interesting. Nice to meet to you.
だいたい10秒から15秒間で言えるくらいの文章がちょうどいいです。
このような定型文を状況に応じて使い分けられるように2、3個くらい用意しておくといいでしょう。
3. ひらすら声に出して練習する
上記の定型文が出来上がったらあとはひたすら声に出して練習しましょう。
何度も何度も繰り返し練習して、考えなくても自然に言えるようになるまで練習します。
また周りにネイティブスピーカーなどがいるのであれば、文の校正や発音のチェックをしてもらいましょう。
大事なことなので何度も繰り返しますが、とにかく回数を重ねることが大事です。
フリートークがボロボロな方ほど、この自己紹介のクオリティは極限と言えるレベルまで研ぎ澄ましましょう。
たとえハッタリの英語力でもその場のペースを掌握することができれば、全員があなたの言葉に耳を傾けてくれる機会が訪れます。
たとえその場のフリートークでボロが出ても、聞く一辺倒に徹して得られる経験値より遥かに濃度の濃いモノが得られます。
大量の経験値を得られる機会を自己紹介で勝ち取り、話す回数を増やしていけば、徐々にハッタリの実力が本物の実力に変わっていきます。
おわりに
いかがだったでしょうか?
英語はターン制の言語です。
初めて話す相手とは特にこのターンの移り変わりが実力の高い方に傾く傾向があります。
しかし英会話は自分自身がたくさん発言していくほど、多くの経験値が得られます。
スピーキングに自信がないからと言って聞きに回っていてはなかなか上達できません。
だからこそ英会話に自信のない方ほど自己紹介を作り込みましょう。
話す機会を作る上でハッタリの力を利用するのは大変有効です。たとえそれがハッタリでも、自分がたくさん会話する機会をもらいやすくなるからです。
最初は自己紹介の後が上手く続かなくでも大丈夫です。
早く上達したいのであれば、会話ではとにかく自分がペースを握り続けることです。
オーストラリアにおいて自己紹介ができる機会は山ほどありますのでその度に自己紹介で相手を圧倒し、権威性を獲得できれば、その度に自分がたくさん喋れる場を与えてもらえるので、何度も機会を得て会話をしていれば、すぐに本当のスピーキング力は身についていきます。
あなたに必要なのはほんの少しの勇気と自信です。
今回の記事は初対面における自己紹介の重要性についての内容でした。
話す際のテクニックについて書いた記事と、オーストラリアの出会いの場について書いた記事を下記にリンクしておきます。
それぞれ3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。
では また別の記事で
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