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赤い館の騎士-マリー・アントワネットを救え!-激動のフランス革命①


みなさん、こんにちは!

今日は、前々回に予告した通り👇、赤い館の騎士-マリー・アントワネットを救え!-の感想を書きたいと思います。(ネタバレになる箇所もあるので注意です!)

そもそも、なぜ私がこの物語に興味を持ったかというと、以前読んだマリー・アントワネットの最期の日々という本で、赤い館の騎士を知ったのです👇

大好きなアレクサンドル・デュマが描いた、そして私が興味を持っている、いや、それ以上に懐かしさすら感じる18世紀のフランス革命真っ只中を舞台に、マリー・アントワネット救出作戦をテーマにした物語があると知り、ずっと読みたいと思っていたんです。

そして、つい先日、やっと読み終わりました❣

かなりの分量の長編小説だったので、いつ読み終わるかと焦りました💦が、読み始めると、あまりの面白さに止まらなくなり・・・さすがアレクサンドル・デュマは凄い!と改めて思いました。

物語に躍動感があるというか、登場人物達が生き生きとしているんですよね。

では、早速みていきたいと思います。

物語の始まりは、1793年3月10日のパリ。

フランスの歴史に詳しい方なら、ピンとくると思いますが、この時、既にルイ16世は処刑され、マリー・アントワネットは、タンプル塔に幽閉されている時期です。

同じ年の10月にマリー・アントワネットも処刑されるわけですが、それまでの間に起こる出来事、すなわち王妃救出作戦を軸に、サイドストーリーとして、恋愛要素もかなり織り込まれています。

夜中にパリの通りを歩いていた女性が、衛兵に捕らえられそうになっていたところを、偶然通りかかった一人の青年がその女性を助けるところから、ストーリーが始まります。

その青年が、この物語の主人公で、名前はモーリス・ランディ。

そして、モーリスの親友であるローランと助けられた女性、ジュヌヴィエーブの3人がストーリーの中心となり、物語が進んでいくのですが、この3人が最後に辿る運命も同じであることが、とても興味深いです。

因みに、モーリスがジュヌヴィエーブを救う場所が、パリのパレ・エガリテ広場。

この広場の近くにル・コック通りがあると描写されていて、いろいろ調べてみたのですが、場所は特定できませんでした・・・残念😥

その後、2人は、彼女の家の近くと思われる場所まで一緒にパリの街を歩くのですが、右岸から左岸へ行く際、セーヌ川を渡ります。それがサンルイ島を繋ぐマリー橋とトゥルネル橋です👇

これらの橋を渡り、左岸のサン・ベルナール河岸を通り過ぎ、いよいよ彼女の家の近くと思われる場所に近づくと、彼女はモーリスに私のことは忘れてください、と言って姿を消してしまいます。

この場面もとてもロマンチックなんですが、案の定(⁉)、モーリスは彼女のことが忘れられなくなり、仕事も手につかなくなるほど・・・。

しかし、彼女はどうして女性一人でパリの夜道を歩いていたのか?

折しも、この前日、赤い騎士がパリに現れたことに、世間は騒然となっていました。

平民に変装した女性が、赤い騎士に衣装を渡し、騎士は国民軍歩兵に変装して、マリー・アントワネットが幽閉されているタンプル塔に忍び込んだものの、救出は失敗。

騎士が、自分の首に懸賞金がかけられていることを承知で、パリに舞い戻り、救出を試みた次の日だったので、パリの警備は一層厳しいものとなっていました。

そんな中、パリの夜道を一人で歩いていた、このジュヌヴィエーブは何者なのか?

モーリスは、彼女を見つけることが出来るのか?

もしかしたら、彼女は赤い騎士の仲間なんじゃないのか?

という様々な疑問が湧きつつ、この後のストーリーは次回のブログでみていきたいと思います。

今回、タンプル塔が登場したことで、ベルばらのYouTubeを作っていた頃に、タンプル塔も調べていたことを思い出しました。

宜しければYouTubeも観てくださいね👇

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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