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「I have」からはじまり、「We have」になっていく。

今日は認定NPO法人カタリバさんの「ルールメイキング・サミット2023」に参加してきた。

カタリバさんのWEBサイトをのぞくと一番最初に出てくる「未来は、つくれる。」という言葉。

その言葉通り、今と未来に目が向かっている若者たちが集まり、一緒にモヤモヤを共有しながら、明日へ希望をもてるようなイベントだった。

僕は今日、取り組みを横で見ながら、様々なことを学ばせていただいた。

今日はその学びを日記として共有していこうと思う。

有名な人の講演よりも、きてくれたあなたが主役。

まず、カタリバの代表である今村さんが話したこの一言が印象に残った。

講演者がいる中で、今回の主役は「あなた」であると。この言葉で勇気づけられた若者は少なくないと思う。まず冒頭はメッセージだ。僕はこのメッセージをイベントの最初に話した今村さんのように、いつか言える人間でありたいと思う。

みんなでモヤろう。

今回のイベントは、全国からなにか「モヤモヤ」している人が多く集まっていたような気がする。

もっと自分の話をきいてほしい。もっと自分の考えを共有したい。

今日のイベントを見ていると、やっぱり話を「きく」ことの価値は大きいような気がする。話を聞いてくれる大人の存在。

そして、そのモヤモヤを感じていたのは「一人」ではなかったことを知る。あなたも感じていたんだ。えっもうそれを人を巻き込んでやっていたの?どうやってやったの??そんな会話が聞こえてきた。

みんなでモヤろう。

絶対解がないから、一緒に相談しよう。

後輩へ何かを渡したい。

これは参加した生徒の声だ。自分たちは後輩に何を残せているのか。自分たちの代で、このルールは変えていきたい。でも、たとえ変えられなかったとしても、自分たちの意志を受け継いでいつか変わる時が来ると信じたい。

3年間という短い学生生活だからこそ、「後輩に何を渡せるのか」は意識する若者も多いのかもしれない。

僕はこの言葉が自然に出てくることに正直驚いた。

組織やチームが、次の担い手に何を残せるのかを考えるのと同じように、あの子達はもう既に、その土俵に立っているのだ。

根拠がなく信じてくれる大人との出会い

この言葉は三浦さんの言葉だ。根拠よりも自分を見てくれている。そんな大人との出会いが、その次のだれかへ渡そうと思えるきっかけになる。

まるでバトンのように、思いや姿勢は引き継がれていく。

もしそうだとしたら、世の中の先生方は相当凄いことをしていると思う。

俺たちからリーダーシップがなくなることがあぶない。

これは、ルールメイキングをしていく中で、社会を変えたい、ルールを変えたい、その過程には「自分を変える」という大きな起点があると話していた会話の中で出た言葉だ。

自分のリーダーシップを、うばわれないこと。

しっかり舵を握ること。自分の船の操舵手は自分なのだ。つまるところ、人生を選ぶということ。人生は選べるということ。

らしさ。はある

何かを変えることは、おそらく普遍的なことではない。その場その場でケースが違う。背景が違う。関わる人が違う。歴史や文化が違う。

だからこそ、その場の「らしさ」はあるのだ。そのらしさと向き合い、学んでみる。話しかけてみる。

そこには論理も大切だが、それ以上に、正しいと動かすは結構違う。

人の心に働きかけることや相手の好きを知ることで触れられる面積を増やすことなどが必要になる。

それはもしかしたらテクニカルなことなのかもしれない。でも、手段に囚われたときは元々の目的に戻る。そういった反復が自分を成長させる鍵になる。

本質的な成長は葛藤の中にしかない。

この言葉はシンプルに好きだ。
出会えて嬉しい。

ルールメイキングは「I have a dream」からはじまり、「We have a dream」になっていく。

もしかしたら始まりは一人の意志からだったかもしれない。でもその意志は確かに、誰かの意思をも巻き込み、その想いはもはや「わたしたち」の意志になる。

今回はそのはじまりのようなイベントだったと思う。

もちろんルールメイカーは生徒だけではない。先生もだ。先生に関わる大人たちもそうだし、地域もそうかもしれない。

今日はルールをメイキングすることの意志を強く感じた。

あとがき

最後に今村さんが「応援してくれる大人の存在」を若者に見せていた。これは若者にとって大きな支えになるのではないだろうか。

今の社会には若者を応援したいと思っている大人がたくさんいる。だからこそ、その大人たちとの出会いが、その若者の人生を突き動かすかもしれない。

そして、それらはくりかえされる。そうやって少しずつ「よりよい」〇〇は生まれていく。

わたしたちは未来をつくれる。

今日は、その意志を感じた。

ps:カタリバさんの運営のメンバーが素敵でした。またお会いさせてください!!


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