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「臓器チップ」の活用で病気や障害の解明や、新しい治療薬の開発へと繋げるー。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
病気や障害、難病などは原因解明が難しく、特に患者数の少ない希少疾患になる程、新しい治療薬などの開発も難しいですが、私が罹患している病気や障害も患者数が多いとはいえ、完治するまでには至らず、なかなか抜本的に「これで完治する」というのはかなり難しいんだろうなぁと、日々感じています。

そんな病気や障害などの解明で、今活用されつつあるのが、「臓器チップ」です。

肝臓や腎臓などの臓器で発生している複雑な現象を、手のひら位の大きさのキットで再現する「臓器チップ」に注目が注がれています。樹脂製の板の内部に多くの種類の細胞を流し込む実験装置となり、病気の原因解明や新しい治療薬などへの応用ができるといいます。

医学研究に不可欠となっている動物実験の削減に結び付くことにも期待が持たれています。

今回は「臓器チップ」とはどんなものなのか?、迫っていきたいと思います。

「臓器チップ」って一体何?




京都大学の横川隆司教授や理化学研究所の共同チームは2023年5月、腎機能の一部を「臓器チップ」で再現することに成功できたと、国際科学誌に論文で明らかにしました。

京都大学の横川教授や理化学研究所の共同チームは、筒状の2本の流路が隣接する内部構造を持った「臓器チップ」(縦3cm、横2cm、厚さ0.5cm)を開発しました。iPS細胞から作成された腎臓の細胞と、血管の細胞をそれぞれの流路に入れた結果、実際の腎臓と同じ様に、細胞間で糖やたんぱく質などがやり取りできていたといいます。

腎臓は、薬の吸収・排出にも関与する重要な臓器となっていて、幹細胞生物学が専門の筑波大学の教授の男性は「ヒトの腎臓の機能をどこまで再現できているか精査していく必要がありますが、新しい治療薬の開発に活用できる可能性もあります」と大きく評価をしました。

参考:腎臓や肝臓などの機能、チップで再現…動物実験せず病気の原因解明や創薬に期待 読売新聞(2023年)

病気の解明や新しい治療薬には動物実験が欠かせませんが、EUで2013年、動物実験を実施して作る化粧品の販売が全面禁止されるといった、動物実験の規制に向けた動きが世界的な流れとなっていきつつあります。

「臓器チップ」に詳しいニューヨーク大学アブダビ校の准教授の男性は「動物を使用せずに、治療薬の効果や副作用を再現できる仕組みが必要とされています。IPS細胞と組み合わせていけば、よりヒトに近い環境を再現可能で、動物保全にも役立てられることでしょう」と「臓器チップ」の意義を強く主張しました。

この間、


インフルエンザの予防接種を受けて来ました。大体予防接種って先に薬手帳とか先生が観るものだと思っていましたが、その時の先生は予防接種をした後で、薬手帳をよく見出し、きちんとした問診を受けました。

精神科、内科、耳鼻科、皮膚科などの処方された薬の紙を観ながら、「まだお若いのに、こんなに色々通院していて、大変ですね」と同情されました。

その先生は皮膚科専門ではないですが、私が罹患している額の脂漏性皮膚炎のこともご存知で、それには驚きました。

確かに年齢だけで言えば若い方だと思いますが、私は20代に入ってから、様々な病気や障害で身体を蝕まれています。症状を安定させるために色んな薬も飲んでいます。そういう点では、年齢は若くても、色々あって30代になりました。

それだけ初めて私を知る人から観ても、沢山罹患していると思います。これだけ罹患していても、多分元々は全く病気をしない人だったので、疲れやすくとも、結構元気なことが不思議だと思います。

私の病気や障害は患者数の多いものばかりですが、原因を掴んで離さず、それを完治できるまでの有効な手段の開発にはどれも至っていません。それだけ難しいことだと思っています。

「臓器チップ」は今回のことで初めて知りましたが、もし私が罹患しているものに応用が効くなら、いつか完治できると信じて、使える日が来たら嬉しく思います。


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