ミカミアカネ
りんご園での日々の作業について書いています。2023.6.1からは公式Facebookで更新します!https://www.facebook.com/akanesasu15/
農家で生まれ育った私が感じる、豊かな暮らしのようすをご紹介。
料理好きの私が作る、りんごを使った料理やお菓子などをご紹介。 また今まで食べた美味しいりんごグルメもご紹介します。
りんごに関する色んな知識をご紹介。
りんごからつながるモノの話。
私の拙い文章を読んでくださり、りんご情報を楽しみにしてくださっている皆様にお知らせです。6/1からnoteに投稿する記事の内容を変えます! 今までは『栽培日記』『農ある暮らしの風景』『レシピ・グルメ』『りんごの知恵袋』『もののはなし』の5つのマガジンに分類してそれぞれ投稿して来ましたが、 6/1からは『栽培日記』を茜さす果実の公式Facebookで更新することにしました。 現在主にFacebookとnoteでりんご情報をお伝えしていて、私も試行錯誤しながらの情報発信です。
りんごの花が散ったあたりから、“新梢”と呼ばれる枝の実を摘み取っています。 “新梢”は、去年1年間で伸びた枝を指し、ここの実は基本的につけないようにします。来年収穫できる実をつけるため、今年は我慢です。 そして、実が少しずつ膨らんできました。 うちの畑は、今年はマメコバチが頑張って飛んでくれたおかげか去年より実の付き方がいい感じです。 去年1年やってみたら、今年はパッと見て「これは摘み取らないといけないやつだな」と分かるのが増えたなと思っています。 こうやって分かること・
今日は晴天・気温も高めで最高気温25度を超える日でした。 今年は晴天→雨のサイクルがちょうど良く、適度に畑が潤っている感じがします。 りんごだけでなく、畑の地面に生えている雑草たちものびのびしていたので午前中に草刈りをしました。 これはりんご農家(もしくは果樹農家)あるあるだと思うんですが、草刈りした後の畑には鳥がめっちゃ飛来してきます! 刈ると草の根元にいる小さい虫が見えるようになるみたいで、それを狙って色んな種類の鳥が来てついばんでいます。カラス、スズメなど…あまり鳥の
先日、東京から来ている友人がうちの畑に遊びにきてくれた。 畑の外からりんごを見たことはあったけどじっくり見学するのは初めてとのこと。 どういう作業をしてるかとか成長の過程とか畑の様子を説明しながらうろうろ歩く。 友人は「へー!」「おもしろいね」「大変だねぇ」とたくさん反応してくれて、りんごの畑を見てそんな色々思ってくれるんだとなんだか嬉しかった。 案内している時に、畑の端にあるりんご以外の果物(すももや葡萄)もあることを教えていて、ブルーベリーの樹のところに行ったときに友人
生で食べるには美味しくなくなってしまったりんごの救済に、りんごをたっぷり使った万能タレをご紹介します。 材料と作り方 ・りんご 中1個 ・玉ねぎ 小1玉 ・生姜 1片 ・ニンニク 2片 ・酒 大さじ2 ・みりん 大さじ2 ・醤油 大さじ4 1.りんごはよく洗って皮ごとすりおろす。 玉ねぎ、生姜、ニンニクもすりおろす。 2.鍋に材料を全て入れ、中火にかける。 3.沸騰したら弱火にし、好みのとろみ具合になるまで煮る。 4.熱いうちにビンに詰める。 と
今回はりんごの貯蔵方法についてご紹介します。 りんごは収穫した後も呼吸をしているので、常温に置いておくと老化してやがて腐ってしまいます。できるだけ呼吸を抑えて長期間美味しく食べられるように、貯蔵方法を工夫しているのです。 代表的な3つの貯蔵方法を簡単にお伝えします。 ①普通冷蔵 呼吸量を抑えるのには、温度を下げることが一番効きます。 りんごは糖分があるため-1.8〜-2℃が凍結温度なので、専用の冷蔵庫でそのギリギリ0℃以下で保存しています。 ②CA貯蔵 冷蔵に加えて庫内の
就農2年目の今年も、初めてのことに色々とチャレンジしています。 そのひとつが人工授粉です。 りんごは同じ品種の花粉で受粉できないので、ちゃんと受精できるように手助けしてあげます。以前紹介したマメコバチもですが、一番確実な方法が人工授粉です。 私の場合まだ栽培面積が少ないので、今回は手で一つずつ花粉をつけていく方法でやってみました。 開花してどのタイミングで授粉するのか、付ける量は?風が強い時はどうする?など疑問だらけのまま作業しました。 人工授粉しなくてもりんごは成るの
今年はりんごの樹を2本伐採しました。樹齢80年ほどで実の成る枝が少なくなっていたので、思い切って新しい樹を植えることに。 ご近所の車屋さんにバックホーで掘り起こしてもらい、父にチェンソーでカットしてもらいました。 樹は病気になったりしてもう復活できなそうになったら切り倒すことが多いです。 今回は新しい品種を植えたかったのもあり、世代交代という形になりました。 こうやって何十年と続いていくんだなとしみじみ。りんご作りは今だけでなく、未来へ繋げる意識を常にもつことが大事だと
りんごの樹は毎年冬に剪定をします。 切り落とされた枝、もしくは改植や病気になったりして倒された幹をどうするか。 特に使い道がなければ畑で燃やしてしまいます。 私の実家は昔から薪ストーブで暖をとっているので、りんごの枝や丸太(幹の部分)はもれなく薪として利用しています。そして燃え切った灰は、畑に撒いて融雪剤の代わりにしたり肥料のようにしています。 せっかく燃やすならそのエネルギーを使えば暖房費の節約になるし、今まで頑張ってくれた樹を最後まで使ってあげたいとも思う。人間の都合
対照的な言葉が並んだタイトルですが…。 今日はまず、新植した畑の苗木に水やりをしました。1~2年生の苗木はまだ根が細く短いので、地中の水分を十分に吸収できません。定期的な水やりをすることで成長の手助けをします。 水やり自体はすんなり進んだのですが、それ以上に畑のゴミ拾いに時間がかかりました。土を耕起してみたらナイロンひもの残骸が出てくる出てくる!拾うのが2回目なのにまだ拾いきれずタイムアウトに…。 「そのうち分解されるから!」と畑にゴミを放置する方もいますが、私はいずれ
今回は、春のりんご園で活躍するマメコバチについて掘り下げてみます。 マメコバチとは? マメコバチはミツバチよりやや小さいハチです。 特徴は、①野外での活動時期が1年に1回・1ヶ月弱しかない、②刺さない。 管理がしやすく人間と共生しやすいハチだといえます。 通常は内径6~8mmの穴、特にわら屋根のヨシを巣にして、そこに花粉を運んで花粉団子を作り卵を産みつけます。 穴の中で孵化→サナギ→成虫と成長し、そのまま越冬して春にまた活動を始める、といったサイクルで生きています。
今日は丸1日仕事をしなかった日。私の場合、こういう日は月に1度あるかないかなのが現状で、毎日畑に行くかバイトに行くかしています。 農家の休みの作り方は人によって様々ですが、天気の悪い時は様子見ながら畑は休んで、あらかじめ予定がある時はそこを空けて余った時間は作業することが多いです。 私は元々”何もない休日”を作るのがすごく苦手で、仕事してないと落ち着かないし休んだことへの罪悪感でモヤモヤしてしまう。休みが身体にも心にも必要なのは分かっているので、「なんで快く休めないんだろ
今年は3月後半〜4月の気温がずっと高めで、その影響もあり2023年は4月13日時点で弘前周辺の桜は満開になりました。こんなに早いのは初めて!! りんご畑に植えられている杏とスモモの花もだいぶ咲いてきました。 肝心のりんごの開花は4/25頃の予想で、こちらも史上最速になりそう。 いつもより1週間も早いので、春作業も農薬散布も前倒しになり焦る焦る(^^;
4/6に苗木を51本植えて、今年度の新植作業は一旦完了しました。 昨年から準備してきたとはいえ、先週からの作業はあっという間でした。 今回植えたのは「丸葉樹」という大きく太い幹になるタイプで、この先何十年とりんごを成らせ続けてくれます。 一度更地になってしまった畑を再びりんご園にすることの意味はきっと何十年後にわかるんだろうなと思います。 私と、その先にりんごを作っていく人へ、時を超えて繋げていく宝物になるといいなぁ。 茜さす果実のHPとFacebook も更新しま
今日は今年度のりんご薬剤散布に使うSS(スピードスプレーヤ)の点検・試運転を行いました。 私は共同防除組合という4件の農家が集まるチームに所属しており、SSのエンジンがちゃんとかかるか・オイルやフィルターに不備はないか・ちゃんと水が噴射されるのかなどを整備しています。 初回運転の前にやっておかないと、いざというときに故障が起きて薬剤散布ができない!という緊急事態になります(点検しててもたまに途中で故障しますが…笑)。 うちの組合はベテラン勢と車屋さんがいるので私は今回はた
昨日と今日で新植園地の耕起をやりました。2回に分けて、トラクターで土を起こして堆肥や肥料をかき混ぜます。合計8時間ほどかかりました。 私はまだトラクターに乗れないので、これも父に助力してもらいました。なんでも協力してもらって、本当にありがたい。 次回はいよいよ苗木を植える場所を決めて、植え穴を掘っていきます! まだまだ頑張るぞー!🌱