安藤 茜

フリーランスでライターをしています。 洛外から洛中へ引っ越した京都人です。 民藝と植物…

安藤 茜

フリーランスでライターをしています。 洛外から洛中へ引っ越した京都人です。 民藝と植物が好きです🪴 ここでは、ゆるゆる好きなことゆうてます。

記事一覧

水無月からの…

6月は湿度が高くてつらいけれど、 水無月と言えばちょっと気持ちが明るくなる。 それは緑の大きな輪っかが、 至るところの神社で見られるから。 神事なのにちょっとわく…

安藤 茜
10か月前
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とんど焼き

小正月の1/15は京都中イベントだらけ。 全国的に行われているとんど焼きもその一つ。 京都市内では新熊野神社で行っているとのことで、 思い立って翌日行ってみることに。…

安藤 茜
1年前
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山伏からの山伏

1/14 ギャルリーためながへ向かう途中、 前方に怪しい集団… 思わずダッシュ。 正面橋を渡ったところで追いつく。 甘春堂本店の前で立ち止まる怪しい集団。 唱えるお経…

安藤 茜
1年前
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新緑の町家

只今開催中のKYOTO GRAPHIE、 無料で観られるものも多々あります。 中でも旧今尾景年邸と旧川崎家住宅は、展示だけではなく町家自体が大変素晴らしく、その造りに惚れ惚れ…

安藤 茜
2年前
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今さらの、にゃん。

今年は2022年の2月22日、スーパーにゃんの日でした。 意気込んで書こうとしていたのに早速出遅れました…。 そこで今、話題のお守りの話を。 京都の下京区にある因幡堂 平…

安藤 茜
2年前
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洛中洛外日記 〜だゆう?たゆう?〜

今年からと言って早速、去年のことから。 年末の買いもので新京極商店街を歩いていたら、 遠くの方に真っ赤な蛇の目傘が。 ちんどん屋なんて久しぶりに見るなぁ〜 と思っ…

安藤 茜
2年前
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令和版 洛中洛外日記 〜はじめに〜

この日記をはじめるにあたり、少し私の話を。 洛外に生まれる 私は京都市の左京区で小学生までを過ごした。 左京区は市内の中でも広い区で、京都大学もあれば、「え、これ…

安藤 茜
2年前
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水無月からの…

水無月からの…

6月は湿度が高くてつらいけれど、
水無月と言えばちょっと気持ちが明るくなる。

それは緑の大きな輪っかが、
至るところの神社で見られるから。

神事なのにちょっとわくわくしてしまう。

この輪っかは茅の輪。
6月30日の夏越の禊で無病息災を願う。

五時に大祓式があるらしい。
時間の少し前になると氏子の方々が真っ黒いスーツを着て集まってきた。
平日ということもあり、高齢者ばかり。

しかしあまりの

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とんど焼き

とんど焼き

小正月の1/15は京都中イベントだらけ。
全国的に行われているとんど焼きもその一つ。

京都市内では新熊野神社で行っているとのことで、
思い立って翌日行ってみることに。

到着すると既に山伏がスタンバイしていた。
11時、神主の挨拶で儀式がはじまる。

見物客を清めてまわる神主。
そして、ついに点火の時…

中が空洞なので、勢いよく燃え上がる火!

恵方に倒れるといい年になるとのことで、
半ば強引

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山伏からの山伏

山伏からの山伏

1/14
ギャルリーためながへ向かう途中、
前方に怪しい集団…

思わずダッシュ。

正面橋を渡ったところで追いつく。

甘春堂本店の前で立ち止まる怪しい集団。

唱えるお経。

調べてみたところ、聖護院の寒中托鉢だった。
北の方までは来ないから、知らなかった。

山伏の格好だな〜と色々調べていたら、
明日はとんど焼きの日ということに気がつく。

市内でとんど焼きを行っているのは3ヶ所。
新熊野神

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新緑の町家

新緑の町家

只今開催中のKYOTO GRAPHIE、
無料で観られるものも多々あります。

中でも旧今尾景年邸と旧川崎家住宅は、展示だけではなく町家自体が大変素晴らしく、その造りに惚れ惚れしてしまいます。

旧今尾景年邸へ

旧今尾景年邸は日本画家、今尾景年の居宅として大正3年に建築されたもので、現在は国の登録有形文化財です。

日本画家ならではなの嗜好なのか、入口すぐの大きく四角い窓は、まるで絵画を見ている

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今さらの、にゃん。

今さらの、にゃん。

今年は2022年の2月22日、スーパーにゃんの日でした。
意気込んで書こうとしていたのに早速出遅れました…。

そこで今、話題のお守りの話を。
京都の下京区にある因幡堂 平等寺で2月22日に発売されたのが、こちらの無病(六猫)お守り!

というのも、こちらのお寺では定期的に保護猫譲渡会をしており、境内にはお寺で保護したにゃんたちもいるのです。

私もこのお守りを手に入れるべく、祝日だった翌日23日

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洛中洛外日記 〜だゆう?たゆう?〜

洛中洛外日記 〜だゆう?たゆう?〜

今年からと言って早速、去年のことから。

年末の買いもので新京極商店街を歩いていたら、
遠くの方に真っ赤な蛇の目傘が。
ちんどん屋なんて久しぶりに見るなぁ〜
と思っていたら、どうも様子が違うようで。

近くに来てみると声高らかに巻物を読み上げる声が。
その声によると、どうやら、喜劇俳優の芦屋小雁さんの米寿を祝うお練りらしい。

芦屋小雁…世代的に存じ上げず、大変失礼ながら四文字熟語か何かだと思って

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令和版 洛中洛外日記 〜はじめに〜

令和版 洛中洛外日記 〜はじめに〜

この日記をはじめるにあたり、少し私の話を。

洛外に生まれる
私は京都市の左京区で小学生までを過ごした。
左京区は市内の中でも広い区で、京都大学もあれば、「え、これ京都?」というような、みんながイメージする京都とはかけ離れた場所もある。
私が過ごしたのは後者だ。
山の合間の住宅地、京都らしいものは見渡す限りない。

そして、小学校入学を前に北区に引っ越すことになる。
少し出世したじゃないか!という

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