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8/28

5:11起床。

天気は曇り。
雨の予感がする。誰かの期待に応えるように。誰かの期待を裏切るように。

あなたは、それを見下ろしたいの? 見下したいの? 答えだけは、同じだなあ。

秋も深まり、朝夕は肌寒さを覚える昨今、いかがお過ごしでしょうか……。久しく、便りを出していない人がいる。もう、1年以上になるのか。あの人は、元気にしているだろうか。元気に、しているだろうな。僕がいてもいなくても、世界は回っているんだから。でも、また出してみようかな。これを打ち終えた頃に、覚えていれば。

しなければいけないことが、たくさんある。市役所に行って、日用品の買い出しに行って、それにユニクロにも……。ああ、目が回りそうだ。しなくてもいいこと――したいことは、たくさんある。「ムーン・パレス」は読みかけだし、エッセイはまだ出来上がっていないし、それにあの人に便りを……。

「しなければいけない」と「しなくてもいい」の境界。生きるために必要か、必要じゃないか。他人から見て必要か、必要じゃないか。僕には、「しなければいけない」ことも「しなくてもいい」ことも、どちらも必要だ。「しなくてもいい」ことは、しなくてもいいんだから、それをしなくても、きっと生きていける。けれど、もしも「しなければいけない」ことしか無かったら、僕は死んでしまうんじゃないかな。何も好きになれなくて。何も嫌いになれなくて。だから、「しなくてもいい」ことがしたい。「しなければいけない」ことよりも、ずっと。

僕は、何にもしていないわけじゃない。「しなくてもいい」ことを、しているんだから。でも、中にはそれを咎める人もいる。それは、何にもしていないのと同じなんだと。「しなければいけない」ことだけ、していればいいと。もっと人様の役に立て、社会の役に立て……。

ねえ。あなたの「しなければいけない」ことって、何? 僕は、生きるために必要なことは最低限しているよ? それ以外に、何を望むというの? 

便りを出そう。あの人に。あの人が、僕のことを忘れていても。僕は、あの人のことを覚えているから。元気ですよって。元気ですかって。元気で、いるといいなあ。ところで、今日のあなたは元気ですか?

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