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2/23。君を愛することが、僕の平和になるのなら。

5:30起床。

天気は曇り。





……。
……。
……。


「出ておいで」


誰?
誰が、呼んでいるの?
誰を、呼んでいるの?


……。
……。
……。


「リトルクライ」


ああ。
それは、
たしかに、
僕のことだ。


逃げも隠れも、しないよ。





・或る阿呆の一生
・或る旧友へ送る手記


どちらも、作・芥川龍之介である。後者にいたっては、遺書である。……「ただでさえ精神的に不安定なのに、何を読んでいるんだお前は」とお思いになるかもしれないが……本当に、何を読んでいるんだ僕は。


精神的な安定を図るために、先人の知恵を拝借しようと考えたんだけど……拝借するものを間違えたのかな、はは……。全くもって、笑えないんだけどさ。


最近の僕は、考えが暗い方へ暗い方へ導かれている。ので、自分で自分を殺害しないためには、それに抗わなければならない。何て、厄介な人間なんだろう。けれど、そういう風に生まれてしまったのだから、しょうがない。


パートナーがいなかったら、僕はとっくに、この世からいなくなっていたのかもしれない。(パートナーがいるのに、何で死にたがっているんだ、とお思いだろうか。僕だって、死にたいわけじゃない。でも、僕にまつわる諸々が、いうことを聞いてくれないんだ。)


パートナーは、なくてはならない存在。パートナーと一緒にいると、のしかかっていた不安が、ふわっと軽くなる。パートナーがきっと、僕が抱えている不安を、ひょいと持ち上げてくれるからだろう。僕は、パートナーのそばにいることで、ようやく安心を実感できる。だから、パートナーは大切な人。僕が受けとった安心を、パートナーにも返したいと思うから。


自分のことだけを考えると、死にたくなる。自分なんか、いてもいなくても、変わらないだろう。何も、何も……。でも、パートナーのことも考えると、生きていたくなる。自分なんかでも、いなくなったら、パートナーが変わってしまうかもしれないから。パートナーが、そういってくれたから。だから、死にたがりの僕でも、生きていけるんだと思う。


君を愛することが、君が愛してくれることが、僕の平和になるのなら。「何があっても、大丈夫」なんて、陳腐なことばも、いえる気がするよ。何があっても、大丈夫。君と生きていたいから、何があっても、きっと。





「僕だけが、鳴いている」

これは、僕とドッペルさんの話。もしくは、何か(を生む/が死ぬ)話。

連載中。


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